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作家さんの新作発表
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前巻から、2か月後の設定です。
まず、ちゃんとお仕事もしているという当然のことになぜだか驚いてしまった巻です。
彬は法王庁所属の封殺師で、封殺の対象になるかもしれない「第三の存在」が瀬名と告げられる。
正体を探る為に、瀬名の様子を探りにいくことに。
本当は、瀬名に会いたかったのに素直に言えなくて、無理矢理に理由を作ったみたいな彬の挙動不審さが可愛かったです。
瀬名のパジャマの上下を、上が彬で下を瀬名とで分けて着ていたことが判明し、意外な二人のラブラブ事情も判明したりです。あと、彬の下着の好みも(笑)
今回はそんな裏事情を隠しながら、瀬名の依頼で学園に潜入し、妖魔から護衛する任務につくことになります。
事情があって法王庁に背く訳にはいかないし、自分の手で瀬名を殺すことも出来ない。
こんなに瀬名を好きそうなのに、まだ彬本人は好きとは認めてません。
この意地っ張り具合が、とにかく可愛くてたまりません。
瀬名の俺様度本領発揮といったシーンもあり、怪我をしているのに余裕ありまくりな瀬名に驚嘆させられました。
切ない展開とカップルとしての進展度が凄くよかったです。もちろん、エロも相変わらず濃厚です。
エロ:★4 試験管、十字架と道具使用、受けが他の男との行為、69等、今回も盛り沢山。
総合:★4 封殺師としての仕事、瀬名の存在の謎、二人の関係の進展もありで、読み応えあります。
『薔薇の名前』の続編ですが、前作は未読。
ストーリーを理解するのに問題はありませんでしたが、主役カップルの馴れ初めについて知りたい、前作を読んでみたい、と思わされました。
ちゃんとした背景と骨格のあるファンタジー作品です。
萌えシチュエーションや萌えエピソードを繋げただけのただのエロエロBLじゃないこと…もう、それだけで嬉しいw
主役カップルが両者とも意地っぱりな性格なんですが、なかなかいい意地の張り方をしますねー。
好きです、こういう甘ったれてない意地。
個人的に面白かったポイントは、
・主人公が、自らの任務のため、久弥とホントにエッチまでしちゃうこと。
・久弥が助かるための、ぬるくてご都合主義的な抜け道を用意しなかったこと。
の、二つ。
シリーズまとめて読みたいです。