渇愛【BLCD】

katsuai

渇愛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×23
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
8
得点
94
評価数
23
平均
4.1 / 5
神率
52.2%
著者
イラスト
媒体
CD
オリジナル媒体
小説
CD発売会社
インターコミュニケーションズ
シリーズ
渇愛
収録時間
209 分
枚数
3 枚
ふろく
なし
フリートーク
あり
発売日
価格
¥5,619(税抜)  ¥6,069(税込)

あらすじ

怜悧な美貌にカリスマ性を潜ませ、世間の常識もモラルも、平然と踏み潰していくシビアなエゴイスト、高見玲二。彼の義兄である高見和也は、両親が事故死した後、歪んだ独占欲をぶつけてくる義弟にうんざりしていた。二人の仲はこじれ、玲二は和也をレイプしてしまう。身勝手窮まりない玲二の言動に、和也は翻弄されるのだが……。

【 キャスト 】
子安武人(高見玲二)/松本保典(高見和也)
成田剣(黒崎亨)/小野健一(立花)/本多知恵子(津村麻美)
松井菜桜子(野上愛子)/吉田孝(小池秀次)/百武彰子(高志の母)
藤原満(真田)/高橋邦子(和也の母)/藤田圭宣(バーテン)
内埜則之(男)/往頼保子(女)/堀内賢雄(久住高志)
田中秀幸(森島明人)

表題作 渇愛

高見玲二 → 子安武人

高見和也 → 松本保典

その他キャラ
久住高志[堀内賢雄]/ 森島明人[田中秀幸]/ 黒崎享[成田剣]

レビュー投稿数8

吉原節炸裂!

怒濤の3枚組ですがだれる事無く一気に聴けます。
制作時期に加えて吉原さんの原作自体の感性がやや古めなので(そこがいいんですが!←褒めてます)現代より一昔前の舞台設定って空気感で聴くといいかも。
とりあえず平成ってよりは昭和です、昭和末期のかおりがします。

義弟玲二[攻]を子安さんが演じてるのですが、女は雌扱い、だが男女かまわずもてまくるカリスマ性の固まりな非道な男っぷりが実によく出てます。
そして義兄和也[受]の松本さんは女々しさの欠片もない普通に男らしい男で、この2人のセックスは玲二が和也を強姦する形で行われるんですがエロってよりは喰われてるって感じで、気持ち良い喘ぎじゃなくて苦しそうなんですがそこがもっそい良いんです、萌えます!!
2人の関係には愛とかラブとか全く似合いません、渇えている弟が兄にがっつくんですよ!でも愛情ではなく本能って感じでともかくいい!!
外見は平凡なのですが、内に秘めた和也の男っぷりがたまらんのです。
この役に松本さんはぴったりで、どのシーンも自然に男らしい!

あとこれは好き嫌い別れるだろうなーと思うんですが、和也の元恋人で玲二に寝取られてからは玲二に惚れまくってしまい子供まで身籠もった女性、麻美が出てくるんですが彼女がですね、正直鬱陶しいです。自己陶酔が激しくてイラッと来ます。
ぶっちゃけ女性から嫌われるタイプだと思うなー麻美は。
そのフォローをするのが和也の昔からの知り合いでもあり、麻美の友人の野上(女性)。
彼女が正論を言ってくれるので聴いててまだ我慢出来るっちゃ我慢出来るかなー。
まあそういう鬱陶しい女のドロドロ感も吉原作品の魅力ではあるんですが。

語尾がやたらに「だぜ」「~だぜ」付くのも作品カラーとして受け止めちゃいますよ。
でもやっぱだぜだぜ言い過ぎだけど。
そんなツッコミを入れつつも一度この世界観にハマってしまうとどっぷりがっつり楽しめます。
単なる男同士の恋愛じゃなくて、脳味噌ふっとんじゃってる弟とそれを受け止める兄との愛憎ドラマ、これはハマる人はハマると思いますよー。
これだけのBLCDは今後なかなか出る事はないでしょうから、迷い無く神評価で。

7

これはBL?Vシネマ?なんか、すごいの聴いたぞ!なドラマ。

やっと入手しました。
怒涛の3枚組!綺麗なイラストゼロ!硬派だぜ。出演者の多さと渋さに、ビビりつつ再生。

皆さん、たくさんレビューされていますので、新たに書くことも無いかな…と思いつつ、書かずにはいられない!

昭和臭がすごい。Vシネのような、火サスのような。時折、横溝正史が香ってきます。
一定以上の年代にはたまらない香ばしさです。

一枚目を聴き終えて、すでにすごい事になってるのに…あと2枚あるの?となります。

エロ絡みはあまり無いです。行為自体はありますが、喘ぎは添え物かな。でも光景がしっかり浮かぶのは、やはり子安さん、松本さん、そして脚本が良いのでしょう。とって付けたようなエロではなく、物語の中核を成しつつ、背景に溶け込むようなエロ。素晴らしいです。

200分超えをノンストップで2連続で聴きました。

正直、レイジがあんな人間になる理由は生育歴だけでは納得できず、サイコパスと言うよりはソシオパス的な要素を持って産まれてきたのでしょうね。

原作未読につき、要確認です。だぜ、の応酬を食らった後なので、私も読むぜ!となります。
大好きな成田剣様の「〜ぜぇ?」←いやらしく語尾が上がる。も、堪能出来ます。

一聴の価値有りです。
熱語りしたくなりますよ^ ^

3

キャストに演技が素晴らしい

さすが、吉原作品!義兄弟…ストーリーも濃厚でこじれまくり、そして、吉原語録というか、先生が汲み出すセリフの一つ一つが深い!昭和な感じが更にいい感じで、なにより、子安さん、松本さん、堀内さん、成剣さん、田中さん、素晴らしいキャストに演技に脱帽!

子安さん演じるカリスマ玲二が鬼畜で超エゴイストなんですが、正直というか、本能のまま生きていて、基本、男性はこんなものだという変に共感する部分があって、中々聴き応えがありました。「男はケダモノ」子安さんの悪役もいいですね!和也演じる松本さんも男らしい演技が素敵でした。

玲二の子を妊娠した麻美という女性、女の醜い部分があからさまに出ていて、女のサガというか、麻美さんにはまったく同情できなかったですが、玲二も極悪非道すぎる。

執拗に和也に執着する玲二、離れられない2人〜「天国と地獄は紙一重」玲二にとって和也は「歯止め」「爆弾」因縁、絆、恨み、怒り、嫉妬、執着、人間の醜さを緻密に写し出す吉原先生らしい作品でした。

追伸として…吉原先生の作品の多くは、心より身体の繋がり、快楽が最優先で、のちに互いの心の通い合い、繋がりが強く現れるストーリーが多いので、人間の業というか、動物の本能というか、一心同体〜真の愛の形とは…?永遠のテーマですね。そして、男同士って、どうしても勝ち負けにこだわるんですね。組み敷く、敷かない、抱かれる、抱いてやるとか、こういったシチュエーションは興味深いし、面白いです。

最後に率直に感じたのが、和也こそが、真の「魔性の男」なのかもしれないということです。

3

縛られて

近親相姦もの.。゚+.(・∀・)゚+.゚
男前なキャスト勢揃いでそれだけで飛びついてみたんですが、ストーリーを理解するのに2回聴いた(苦笑
原作未読。

超が付くほどの男前・玲二
黙っていてもフェロモンを振りまく男。そしてホスト。
何事にも興味がない。金にも無頓着。
そんな玲二が唯一、固執しているのは、兄である和也。
行き過ぎた弟の想いと、自分に固執する弟を無碍に出来ない。
むしろ異常に世話をやいてしまう兄。それから・・・・というお話。

どちらかといえば、一方的な想い。
行動~な展開なのですが、やっぱり話的にはわかりにくい。
全部通してみれば解りやすいのかも。
声は間違いなくバツグンです。 う~~~ん・・・

7

2000年収録のCDだけあってボーイズラブというよりもJUNE 男達だけの視点だけでなく 女達の視点をはさむので大映ドラマでも聴いているような感覚

義兄弟モノ。
弟が兄をれいーぷモノです。
昭和の香りのするJUNE作品。
原作未読組は相関図をメモらないと混乱するかもw

母の連れ子→ 和也(保典) 義兄
父の連れ子→ 玲二(子安) 義弟

と、いう義兄弟。

父と母は再婚ということですが
かつて愛し合った恋人同士の再婚。
和也(保典)の父親は不明で
もしかしたら半分血のつながった兄弟かも!?設定。

『渇愛』とはよくつけたタイトルであって
玲二(子安)は、自分の母親を追い出し再婚した
和也(保典)母子に嫉妬しつつ
自分の父親が愛し合った末にできた子供かもしれない
和也(保典)にも嫉妬しつつ
この執着が裏返り!?和也(保典)を求めるようになっていた?と、いった感じだろうか???

未成年ながら夜の顔 玲二(子安)とタメを張れる男が和也(保典)
JUNEの主人公としてはうってつけの男前和也(保典)!
プライドが高く腕っぷしもあり常識もある男和也(保典)
和也(保典)の女さえも寝盗りすべてを奪っていく
究極のサディストのような玲二(子安)

玲二(子安)の求めるものは和也(保典)のみ
この執着は、与えられるものを与えられずにいた子供の成れの果て
『渇愛』の果ての行動なのでないだろうか?

和也(保典)の母は、かつて
高見との交際中に森島にレイプされているため
和也(保典)の父親は不明で
半分の血のつながりは高見家にあるのか森島家にあるのか?

兄・森島明人(田中)がいて、弟・高見玲二(子安)と
最終的に兄にも弟にも和也(保典)のは抱かれるわけです。

もうぐっちゃぐちゃ。
それでも精神も身体も壊れない和也(保典)
ヤバイ男ばかり惹きつけてやまない男和也(保典)!すげぇ。
エッジ(成田)にも抱かせてやりたいw

2000年収録のCDだけあってボーイズラブというよりもJUNE
男達だけの視点だけでなく
女達の視点をはさむので大映ドラマでも聴いているような感覚。
ちょっとポエムった女のモノローグは、時代を感じたw

続編があるらしいので、3枚組を聴き終わったあとでも
すっきり感はないかな。
豪華な役者陣で昭和なドラマ。
Σ(゚口゚;||)ショックーっていうときの効果音とか
バリンッバリンッ!何かがすげぇ割れるwww
いろいろ大げさな設定、大げさなタッチで描かれてあって
シリアスなんだけどちょっとニヤニヤしちゃうときもあった。

フリトは、和やかに全員で談笑。

7

吉原理恵子ワールドでした

見事な吉原理恵子ワールドでした。
やっぱり吉原理恵子さんの魂の入った渾身の作品は、ドラマCDと相性がいいなと思いました。
独特の脚本に独特の演出、彼女の作品でしか出せない個性が光ってます。
正直、いろいろと古臭さを感じるんですが、「でも、それがイイんだよ~!!」と叫びたくなる感じ。
合わない人は合わないだろうなと思いますが、ドラマCDファンなら絶対に試してみるべし。

ストーリーがものすごいさね~。
中二な設定、DQNな攻め。攻めは野獣です。兄かもしれない相手を犯し、兄の恋人を寝取り。その兄の恋人が妊娠したといえば、せせら笑って突き放す。死ねよ!!と言いたくなるキャラ設定ですが、その鬼畜っぷりに中途半端さがなく突き抜けてるから好きです。
この中二な鬼畜攻め、作中ではひたすら「圧倒的な野生のカリスマ、しかもダークな肉食獣」として扱われてます。子安さんのドS演技にヘナヘナにさせられました。子安さま!おれだ!蹴ってくれ!みたいな気分w
この野獣のカリスマに執着されてるのが義理の兄(実の兄かも?)の受けです。
BLでは「圧倒的な人気者の攻め。でも攻めは誰のことも虫けらだと思っている。そんな俺様攻めが唯一執着する相手、それが受け」みたいな設定は珍しくないんですよね。で、吉原作品って実はたいがいコレです。ただ、吉原作品のいいところは「受けにも魅力があるところ」なんですよ。ただのお姫様受けを主役に据えてこないところ、じつに私好みです。

全体的に好きなんですが、萌え以上の評価にできないのは、とことん女性キャラがウザいからです。
なんかもう、登場するたびにいちいち萎えました。そこまでウザキャラ演出しなくても…と、引いてしまいました。これさえなければなァ…。

6

三枚組!!!

久々に聴きましたが、三枚組ってやっぱり長いですね。
時間がある時に一気に聴くのが良いと感じました。

初めて小説で読んだ時、とても衝撃的でこの独特な雰囲気に惹きこまれたのですが、ドラマCDは、その衝撃的な感覚が少なかったです。

セリフがひと昔前だからかな?うーん。どの役も一言が長くて若干不自然でした。

しかし、子安さんの声がヤバかった。傲慢な玲二そのものでした。和也役の松本さんも適任!男前な受けが好きですが、とても良かったです。

欲を言えば、エロシーンの効果音とかをもっと緊迫感や背徳感のあるものにして欲しかったなぁと思いました。

小説を再読して聴いたら、また違う感覚になるかな?

6

正直萌えはない

個人的には神付けるような作品ではない上に萌えも無いのですが、話が面白いので評価としては萌えです。

神付けるような作品ではないと言いましたが、決して否定的ではないです。ただ様々な要因により万人受けはしない(現に私も微妙なとこあった)だろう、という部分で神にしづらいです。

でもこの二人の糖度の低い関係は気に入っています。大好きな男前受けだし、松本さんの声がすごくあってました。ただ中学生の頃の声もやってらしたんですが、お世辞にも中学生には聴こえなかったです(笑)。
子安さんは安定の子安さんでした。子安さんって玲二みたいな自己中タイプが嫌いだと何かで目にしたんですが、結構こういうタイプのキャラやること多いですよね。

気になったところといえば吉原作品独特の古い言い回しですね。個人的に「パンピー」はまだ許せますが、二枚目の麻美の詞のようなモノローグでの「ミッドナイトコール」に思わず吹き出しました。
でも一枚目の和也の台詞原作では「トーシロー」だったのにCDでは「素人」になってたのは良かったです。これはさすがに引きます。

全体的に一昔前のトレンディドラマみたいな雰囲気です。
女性蔑視も甚だしい描写、女性がとことん鬱陶しく書かれているので、そういうところが駄目な人は駄目かもしれません。

4

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