ふゆき
運命の鍵シリーズの同人誌。「運命の鍵開けます」「秘密の鍵開けます」とセットで購入。いつもならどうしてもと思う作品のみ同人誌まで手を出すのですが、今回はたまたまセットで購入していたので通して読むことが出来ました。
そして、初っ端からどきどきしてしまいました。と言うのも、「真昼の月」の神崎が登場。
これはもう個人的にどきどきするしかないw「真昼の月」はワタシの中で断トツ神作品なので、名前が出てくるだけでも萌なのに、神崎と九条しゃべってるよー。ってもう壊れました(笑)
「真昼の月」の短編集でも九条が出ていたようなのですが、運命の鍵シリーズをまだ読んでいなくて九条を知らなかったので出ていたことをまったく覚えていませんでした。
とにかく、「Knock!」は個人的に最高にハッピーでサプライズ作品でした。
神崎が東京に出てきて人探しを九条に頼むお話が「微笑みのカギ」
日向が出来心で浮気しちゃって九条にばれるお話が「懺悔のかわりに口づけを」
なんで日向浮気するかなー。浮気どころか別れると言われると思った九条がかわいそうだよ。もう!
まぁらぶらぶモードになるからいいけど。
おまけのように読んだ同人誌で本編よりもどきっとしてしまったのが自分でも笑えます。一度に読むことが出来て良かったです。幸せ。
この本に収録の1本目は、購入特典小冊子からの再録なのです。
と言ってもこれは旧版の購入特典の話で、アイノベルズつながりで「真昼の月」の神崎秀一がゲスト出演しているのです。
どうやら別刊同人誌「真昼の月 短編集」に収録の「運命」とその解説によれば、カギシリーズの九条と真昼の月シリーズの秀一はしばしば互いの作品を行き来しているようで(と言っても2~3作だと思うのですが)、両方を読んでから改めて読み返すと「ああ、このシーンで会ってた相手がアイツか…」という、そのニヤリが萌えです。
この「わかる人にはわかるし、わからなくても読む上で支障がない」程度のささやかな演出が個人的に大好きです。
2本目の話は、外で女と浮気して来た新が九条とちょっと揉めた後、エッチして仲直り、という最低の話です。(笑)
私はこういうお話、人間臭くて非常に好きなんですけど、攻めが浮気するのが許せない人は読まない方が良いかも…。(って言ってもこの攻め、浮気してばっかりだった気がw)
「微笑みのカギ」
14ページ。アイノベルス「運命の鍵開けます」購入当店小冊子からの再録。九条が、元先輩刑事の新崎に頼みごとをされ、その高揚する気分のまま、日向に会いに行く話。
「懺悔の代わりに口づけを」
27ページ。リーフ・ファンクラブ会報誌「Leafy ACT.30」からの再録。
浮気した日向が帰宅すると、九条が家で待っていて…という話です。
「懺悔の」は日向の浮気後からスタートするという、本編の二人のファンには許しまじき話です。とはいえ、本編でも容疑者とセックスしていたし、日向のキャラでは仕方がないですよね…。
浮気じゃなく自分が捨てられるんじゃないか、浮気しても戻ってきてくれるならいい、と言う九条が健気で可愛かったです。日向が自分の気を楽にするために、九条に暴露してしまうわけじゃないのや、説得力がないと思いつつも本気を込めて何度も詫びる姿に好感が持てました。
結果的には、初めて一緒にお風呂に入ってラブラブではあるのですが…惚れた弱みですかね。九条は主導権を握ることも、日向を尻に敷くこともできないので、同じようなことが繰り返されないか、ちょっと心配でした。