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アドリブだらけのラブ・スキャンダルvv オール描き下ろし!!
これは五百香さんの日常もの(芸能界ですから『日常』でもないんですが、ファンタジー以外という意味で)で、たぶん唯一『イイ』と思った作品ですね。
ホントに夏目(受)が可愛いんですよね。アイドル?なるほどアイドルか!
あんまり『業界もの』には興味ないんですが(最初から避けて通るほどではないですが)、これはよかったです。
あとはなんと言っても、葛生(攻)がちゃんと痛い目に合うところがよかったんですよ。こういうのは意外とないんですよね。
ロクデナシな攻が、偉そうに受を酷い目にあわせてたくせに、好きになってしまったら甘くなったりして、それまでの非道をとがめられることもなく(場合によっては攻の反省すらなく)、なし崩しに許されるような作品が多くてうんざりしていたので。
それに、葛生が言うほどイヤではなかったからでしょうか。いや、コイツはまさしくクズですよ!作中の渾名『クズ』がもうハマり過ぎなくらいです。
でも、『俺様』『傲慢』『ロクデナシ』『ダメ男』の攻はホントにキライなんですが、葛生があまりにも情けなかったから、怒りのボルテージが上がりきらなかったのかもしれません。これが人気絶頂、何でも許されるぜ!みたいな状況ではなかったのでよかったです。仕事の面では、『呆れた勘違いヤロウ』ってあたりが。
あえて言うなら、ちょっと展開が急過ぎという気がしたのが惜しかったですね。 でもホント、面白かったです。
今回は俺様な性格なのにボケ志望のお笑い芸人と
天然なのに演技は天才的なアイドルのお話です。
二人の出会いから紆余曲折を経て恋人になるまで。
ボケ志望のお笑い芸人である攻様は
上背があってスタイルが抜群に良い上、
根拠のない自信満々なオーラを放っている為、
いつもツッコミ担当の相方逃げられています。
融通が利かず、臨機応変名対応が苦手で
我を通す事をいつでも優先するどこでも王様な攻様。
今も人気モデル宅に同棲状態という
自堕落な生活を送っています。
そんな攻様が受様と出会うのは
深夜の特別枠のバラエティ収録現場。
受様は大手の芸能プロに所属する十七歳。
5人組アイドルグループ内で
俳優としての成長は著しいのですが、
巣の彼のダメッぷりはどん底級。
そんな二人なので番組内でも全くテンポがかみ合いません。
しかしそのかみ合わ無さが笑いをお越し、
二人のヤリトリは予想以上の反響を呼びます。
その結果、攻様は受様を相方にと思うようになります。
しかし受様にとっての攻様はからかって苛める嫌な芸人。
客観的に見てもアイドルをしている受様が
売れないお笑い芸人の相方を引き受けるはずはないのですが、
俺様な攻様は受様がやると言いさえすればと考えて
個人的に親しくなる計画を立てます。
受様が行った事がないといっていた某遊園地に誘い、
計画通り、紳士的で優しくエスコートした別れ際、
受様に自分の思いを打ち明けます。
お前を放っておいたら、よその奴に持っていかかねない。
俺の相方になって欲しい、と。
そのプロポーズのような言葉に受様はキスで応えます。
この時点で攻様は無意識ですが既に受様にメロメロなので、
受様が勘違いした相方の意味を訂正せずに
エロエロで甘い一夜を過ごします。
しかし曖昧なままの攻様の態度はやがて大きな溝を作る事に!!
はたして二人は恋人同士になれるのか?!
五百香さんのお話には
身持ちの悪い俺様な攻様が
天然でボケな受様に強引に迫った結果、
自分の方が落ちてしまってメロメロになった時点で
攻様の身持ちの悪さが発覚、
受様に絶縁されるもなんとかモト鞘に収まり、
その後は受様が凶暴になるという逆転パターンがまま有ります。
本作も見事にこのパターンです♪
私的にはハラハラで面白かったのですが
この過程がイライラすると読み辛いお話かと思います。
Hシーンはかなり濃厚というか
お互いに煽るような会話が多いのでエロエロです。
今回は同じく五百香さんの話でHシーンのあおりがすごい、
『王子様は魔法使い』をお薦めしますね。
好き勝手やっていた傲慢な攻めが反省を迫られる話で、前半に受けがひどい目にあっているだけに、報いがあって気分がすっきりした話です。
それだけに、前半は受けに状況が厳しめです。
攻めが女のヒモで同棲をしているので、そういうのが苦手な方はご注意。
売れないお笑い芸人・葛生冬慈 毒舌傲慢俺様攻め×アイドル・夏目龍 天然一途受け
売れないお笑い芸人の葛生(クズ)は、見た目は俳優並にいけている。しかし、お笑い芸人としての才能は皆無。
毒舌家で先輩後輩関係なく、つまらないものはつまらないと言い切り、ウケる要素を客観的に見られる裏方としての才能はあり、放送作家としては引く手数多。
なぜか自分に関しては客観的に見られない上に、お笑いにかけるプライドと容姿が邪魔をして、全くウケない。
女を惹きつける能力はあって、モデルのレヴェッカのヒモをしている。
いつものように容赦のない性格の所為で、何度目からの相方に逃げられる。
そんなクズが、アイドルのBBBOYSの夏目龍と番組で出会って初めての手ごたえを感じて。
クズに見込まれてしまったのが、龍の不運です。
人気グループのアイドルで演技力の高さから演技でも評価されていて、絶頂の時期。
クズの容赦のないツッコミでも、龍の天然故の受け答えがあるから、笑いになって生きてしまう。
龍としては必死に答えているだけなのに、人に笑われる。
アイドルにお笑いは必要ないので、お笑い芸人の『笑われて美味しい』という感覚がわからない。
なんで、笑われるの?としか思えない上に、クズの容赦のなさが怖い。
国仲からの根回しで、龍をかばうとホモ疑惑の噂を立てるとかばってくれる仲間に言っているので、メンバーにも頼れない。
番組ではクズと龍の絡みが人気なのでいつも番組に呼んで、2人のコーナーまで作ってしまう。
ラジオでは、クズと龍の仲ってどうなんですか?と、腐女子な質問が多く来るようになって。
一般人の感覚しかない受けにとっては、一生懸命にやっているのに笑われるのは嫌でしかなくて、四面楚歌過ぎて可哀想になる程でした。
龍となら自分もいける!と勘違いした攻めに相方にしようと計画されて、更なる可哀想な目に。
アイドルなのに擦れてない龍の勘違いを利用しようとしたクズは、本当にクズでした。
前半の怒涛の苦難があったからこそ、後半の攻めの必死さと反省がすごく生きていたと思います。
あんな目にあったというのに、まだクズのことを好きな龍の一途さが本当に健気でした。
エロ:★4 受け攻めとも喋りが多いタイプのH
総合:★4 受けが好きなので、もっと攻めが苦しんでもよかった気がします。
ほわほわした絵柄からは予想できないきっちり書かれたお話。
内容のよさと完成度は高いと思います。
そこまで萌えきれなかったのは単純に受けも攻めも好みから外れてたからなんですが。
主人公の葛生は不遜で傲慢でナルシストで女性に貢がれることも平然と受け入れる売れない芸人です。あだ名は「クズ」ですが、本人も自分にピッタリのあだ名だと自覚している。このキャラが周りから見ると不愉快に見えるように書かれていて、ホント何なんだこの主人公…という印象から始まります。
そのクズが龍という可愛い系アイドルを気に入って、相方になって欲しいと口説き落とすのですが、龍は「相方」を恋愛のパートナーだと勘違いしてしまう。クズはクズでそこから龍を可愛いと思い始めるものの、その時点ではクズには彼女がいるため後にドロドロの展開になっていきます。
こういう精神的に重たいお話が結構苦手だったりします。表紙から可愛い系エロエロ本だと思ってただけに余計…。どちらかというとエロさなんてなくても会話やモノローグだけで十分成り立っている完成度の高いお話だと思う。
クズが最初は最低の男だって思ったりしたんですが、土下座するあたりから何とも言えない気分になり、けれどこういうのは因果応報と言うのではないでしょうか。
ラストの空港のシーンが思いっきりスカっとしたけどもっとやってもいいんじゃない、って思ったり。ここまで攻めが暴力を受けるシーンを、男同士の話を今まで沢山読んでも見たことがなくてちょっと意外でした。
喧嘩しても殴る、って展開があんまりないもんだなぁ。
龍の変わりようも面白かったです。最初は「やわい」ぬいぐるみみたいなキャラなのに、クズにあって変わった(変えられた?)のかと思うとそれも良いんじゃないかと思います。
「一生殴ってもいいから」と言ったからには、これからクズは龍の機嫌と取りつつ、一生上手くやっていけばよいと思う。
ちょっと気になったのは脇キャラの恭一と朔耶。むしろこちらの2組のバックグラウンドの方が複雑で、ここまで個性のあるキャラを脇キャラに出されると異様に気になる!この2人をもっと別枠で読んでみたいなぁと思いました。
これも表紙を見て即買いwww
攻は傲岸不遜、妙に自信満々で、読み始めは
「なんだこいつwww」
って感じ*
受はとにかく可愛い!ドジでトロくて先輩アイドルに頼ってる、も-子犬のようなかわいこちゃん*
個人的に攻の根拠もなく自信過剰な感じとか、苦手だと思ったけど。
二人がデートした時から、もう胸がキュンキュンしっぱなしでした♪
いつもは上から目線で偉そうな攻がすごく優しく受をエスコートしていて、もうめちゃくちゃ甘甘なのです///
そのままホテルに直行なのですっ!!爆
会話とか喘ぎとかがエロくて*
表現も萌え!ってとこがいっぱいありました!
その後攻が必死で受に謝ってるところも、もう切なくて(T_T)
でもその後のHは最高に幸せな気分になりました-!!
ごちそーさまですたぁ*
つくづく私はろくでなし攻めが好きだなァと実感しました。
いや、違うな、ろくでなし攻めそのものは好かんのですが、そんな攻めが恋をして、それまでの行状やら受けに対して行なった卑劣な行為やらを後悔して、悩み苦しむ様子が大好物なんです。最初から最後までピカピカの王子様攻めの百倍好きですね。
そして、それまでは可愛くて健気な弱者だった受けが、いつの間にか強者になり、攻めは受けに頭が上がらなくなるという構図が大々好き。
この作品は、そういうお話でした。
舞台は芸能界で、攻めは売れない漫才師、受けは売れっ子で演技派のアイドル。さらに貧乏な攻めはモデルのヒモをやってるクズ男というオマケつきです。
最初は受けは攻めの乱暴な態度にビクビクしてたんですが、攻めに優しくされて、ある勘違いをして好きになっちゃいます。バカバカ!アンタはオボコ娘か!と言いたくなりました。そこも可愛いんだけどさ。
爽快だったのは、攻めが土下座するシーンですね。直前までカッコつけて下手な言い訳して、それでなんとか切り抜けたいとセコイことを考えてたろくでなし攻めなんですが、切羽詰まってガバッとやっちゃったよ!イエス土下座!イエス!ヒャッホー!(私喜びすぎ)
…とまあ、私みたいな趣味の方にはオススメです。