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無理強いは、絶対にしないから。―多分ね
ai shika osowaranakatta
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
大学生の親友2人×高校生の啓太。
啓太があんまり可愛いのでころんでしまい、「矜持を書き換え」「フォーマットし直し」て啓太にアプローチ。つまり全員元々ゲイじゃない。
3人ともがどうしたらいいのか戸惑いを残しつつ、啓太が結論を出すまで同時に付合うことに。
ご飯に行ったり家庭教師をしてもらったりというほぼ清い関係でじわりじわりと進んでいく。H度は低いけど甘々です。
日常生活の中でゆっくりと進んでいく3人の関係。
そのうち真剣味が増してきて、答え出さなきゃとなるのですが…。
難を言うなら、啓太があまり男っぽく感じがしなくて、女の子でもいいよなと思いました。
3Pの王道といえば「エロエロ溺愛」と思っていたんですが、
このお話はどっちかといえば「2人に大切に愛される受」って感じでした。
麻生先生が日常を丁寧に書いてくださる作家さんなので、
タイプの違う二人に愛される受を幸せな気分で見守ることができました。
エロエロを期待の方には薦められませんが、
「甘やかされて愛されるおはなしが読みたい!」と思った時に読むのには最適かと思います。癒されます。
受の子も結構しっかりしているのでちゃんと考えを持ってますし、甘やかされてだれたりもしませんので登場人物皆に好感のもてるお話でした。
大詰めの、受の子が最後に追い詰められて答えを出すシーンがとても好きです^^
御曹司の佐和田と頭脳明晰な安藤×高校生の啓太
無理矢理やレイプがないので、そういうのが苦手な方でも大丈夫です。
個人的には、もうちょっと3人という関係ならではのエロさが欲しかったです。
攻め2人は昔からの兄の友達で、受けの啓太とは小学生の頃からのつきあいです。
3人だけのお酒の席で啓太が悪戯されて、その途端に二人の意識ががらりと変わる。
それから二人のいい所をプレゼンするように交互に見せられ、読者側にも二人の魅力や違いが伝わるのですが。
その分だけ、啓太にはどちらも選べないという気持ちが増していきます。
啓太がやんちゃで明るくて素直なのが可愛かったです。
長いつきあいなので気持を尊重するのはよかったのですが、ほのぼのでちょっと物足りない感がありました。
でも、しっかりと3人での行為があったのと、片方を優遇するだけではなく複数攻めとして対等に描写があったのは嬉しかったです。
好きすぎてどちらも選べないから、今後も仲良くやっていこうねという仲良しENDでした。