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Rolex ni kuchizuke wo
タクミくんシリーズ、これまで発行順に4冊読んで来て、こちらが5冊目なのですが、外伝のような作品でタクミ君とギイは登場していないので、この作品単独で読んでも大丈夫だと思います。
ちなみにこの作品の舞台になっている祠堂学園というのは祠堂学院の兄弟校で、この後のタクミくんシリーズを読んでいけば判明しますが、竹内君はギイより1つ年上です。
作品中の言葉遣いや文体にかなり時代を感じました。
この頃のBLってこんな感じだったのかな~とBLの歴史を知るには興味深いとは思いました。
タクミ君シリーズの作品らしい作品とは思うのですが、今回の主人公は2人ともヘタレすぎて、特に竹内君に悲恋のヒロインであることに自分で酔っているような印象を持ってしまって、余り共感出来なかったので中立評価にしています。
メインカップルの他にももう1組カップルが登場していますが、恋人らしい描写は余りなかったのも少し物足りないと感じました。
もう、本当に初期のBLですね。初期も初期! 大初期です。
下手したら「JUNE」と呼ばれていた頃のものかもしれません。
まあ、何でそんなものを私が読んでいるのか、理由はさておいて。
物語は、県立城東高校生徒会副会長・新島重起と私立祠堂学園生徒会長・竹内均の間の出来事。
重起は、朝起きたら、みんなの憧れである竹内と同じベッドの中で寝ていた……という状況に戸惑って、そこから逃げ出してしまう。
実は重起は、随分と前から竹内のことを知っていて、憧れていたのだった。
けれど、突然の出来事にパニックを起こした重起はその場から走り去ってしまう。
一方の竹内も、実は重起のことを想っていたが、これで自分の想いを断ち切れる! と思い、いつも通りの生活を送ろうとし始めた。
けれど、城東生徒会の副会長でもある重起は、ことあるごとに竹内の前に現れ、竹内の望む……けれど、竹内が望まない行動を取っていく。
一方の重起はそうやって竹内の心を振り回していることを知らず、ようやく自分の気持ちを自覚したのだが……
という話でした。
まあなんというか、ぐぐっと懐かしさに浸れる話でしたね。
まず、始まりが「学生寮」っていうのがいい! すっごくいい!
もうこれはBLの中では王道中の王道ですけど、いやあやっぱり古い校舎の「学生寮」ってまた随分と耽美な響を持って聴こえてきますよね。
いやあ……なんというか、文化遺産に近いような気持ちにさせられます。
話はこの本が「長編始めて」と作者さんが言っていたのですが、そんな読みにくさは感じず、普通に面白かったです。
「あー……この時代って携帯ないんだ」
ってのもなんだか、時代を感じて面白かったのですが、古きよきBLを読むには是非読んでみてもいいのではないのでしょうか?
まあ、今のBLを読みなれている人には、大分刺激が少ない作品だと思いますが、JUNEと言われていた時代から、この道を切り開いてこられた作者様に敬意を示して、この評価です。
たまには初心に戻るのもいいかもしれないです。
のちにタクミくんシリーズにも登場する祠堂学園(タクミくんが通っているのは祠堂学院)生徒会長、竹内均くん(高2)と県立城東高校生徒会副会長、新島重起くん(高3)の恋。
一途に新島くんに恋いこがれる竹内くんなんだけど自校では、こっそりとアイドル視されているのでちょっと面倒なことになります。
かなり前の話なので古さも感じます。
アキレス腱を切ってもスポーツはできますよん(笑)
ま、アスリートになるのは無理かもですが・・・。
いつもの悪い癖で脇役が気になりました。斉木く~ん♪
賛同者がこんなに!なんだか嬉しいです。
新島いいですよね。これだけキラッキラな高収入・高学歴・高ルックス揃いのBL攻めの中で、なぜか自分的カッコいいランキング5位には入ってます。
BLにはエロなんか要らないんだよ!というのを再確認させてくれる作品です。
CDは私はイマイチでした、新島の声はもっと爽やかかなと。
タクミくんシリーズで有名なごとうしのぶさんですが、学園物の隠れた名作だと思います!
正統派学園物BLという感じで、爽やかです。他カプがいてもあまり出張らず、メインカプ集中型なのも好きでした。
タクミくんシリーズと直接的な関係はないので、単品で読めます。
県立城東高校生徒会副会長でバレー部・新島重起(高3)ヘタレ硬派攻め×祠堂学園生徒会長・竹内均(高2)クールビューティー健気受け
長いつきあいの隣同士で、城東は県東部随一の進学校で、祠堂はお金持ちの坊ちゃん学校で、生徒会の親睦を図る為の会があった。
会が盛り上がった翌朝に起きると、クールで知的で孤高の存在の竹内と一緒のベッドで寝ていて驚いて、逃げ帰ってしまう。
酔っていたからまったくその時の記憶がなくて、おまけに父親の買ってくれらロレックスの時計を無くしたことに気付く。
会わない内に竹内への思いを膨らませながら、共同で行うバラのアーチを巡って問題が起こって。
硬派攻め×クールビューティー受けの字面だけでも萌えるものがありますが、中身には期待以上の萌えが詰まっています。
最初のヘタレエピソード連発の落としがあったからか、余計に新島の硬派エピソードが光ってカッコ良かったです。
竹内のことを思って、好きなのにあえて離れることを選び、そして竹内も気持ちを知りながらも、新島にはその方がいいと思って離れようとする。
こんなにも好きあって思い合っているのに、どうして上手くいかないんだろうというジレジレ感がたまりませんでした!
いい男で、いい人であるからこそのすれ違いなのです。
最後に次々と明かされる竹内の健気エピソードの連鎖に、してやられました。
攻めと受けに、二度、三度も惚れなおしました。
エロ:★1 情感のある初キスシーンがよかったです。後は、ぼかすのみ
総合:★5 好感の持てる攻めと受けで、ストーリーのバランスが抜群でした。
タクミくんシリーズの外伝的な作品ですが、舞台が一緒というだけで、ストーリーにまったく関連性はないです。これだけ単独で読めます。
意外なぐらい、面白かった。
学園祭に向けて準備する雰囲気が懐かしくて、ああ、なんか青春だなァと思いました。
昔の少女漫画でよくあるトキメキシーンを男同士でやってる感じです。ぶつかりそうになったらグイッと胸で庇われてキュンとか、「キター」と思いつつ、ニヤケて仕方なかったです。
あらすじ
県立城東高校生徒会副会長・新島重起は、合同行事の夜、私立祠堂学園生徒会長・竹内均と何故かベットを共にしてしまった…。クールで知的で超美形の竹内は、誰にも心を許さぬ孤高の存在。重起の苦しい想いをよそに、毎年城東から祠堂に贈られるバラのアーチをめぐって、不可解な事件が…。
お互い好きなのに、男同士っていう問題のせいで、なかなかくっ付かないんですよね。
まさに、ジレンマ。
攻の将来の為に、自分の気持ちを抑える受と、受の気持ちをが自分にある事に気づきながら、認めてくれない事で受の事を考えて、身を引こうとする攻。
こういうお話最近では、あまり見かけないですよね。
私の中でベスト10には入ると思います。
ピンク色シーンはほぼ皆無ですが、おすすめです!!