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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表題作と続編の中編2本と、短めの後日談が収録されています。
「この愛で縛りたい」
阿木の目線で進みます。
アメリカへの転勤を前に八年もの片思いを断ち切るべく、阿木(受け)は永瀬(攻め)を監禁し、五日間自分の自由になって欲しいと頼みます。最後の夜、阿木は永瀬に媚薬を使い…。
「この愛で守りたい」
永瀬の目線で進みます。
恋人同士になった二人。だが、そろって出席した同窓会で、永瀬の元彼女・佳苗が永瀬とやり直したいと言ってきて…。
「この愛で誓いたい」
永瀬が強引に阿木を連れて大阪の実家に帰省をする話です。
まだ好きでいてくれていると分かると車の前に飛び出して抱き付く阿木が素直で可愛いと思いました。不安な阿木を安心させるために、母親に見合いを断るのと合わせて男と付き合っていると告白する永瀬が男前でした。
長さは短めですがコンパクトにまとめられており、二人の心情や言動にぐっとくるものがあり、私は好きな作品です。題名と内容がしっかりリンクしているのも良いです。
監禁が良い方に転がり、友人から恋人になります。甘い切なさと甘い幸せが読みたい方にお勧めです。
表紙&裏表紙を見た時点では巻き付いた鎖は比喩的表現かと思ってたんですが…ホントに鎖で手と足とをグルグル巻きにしてました。
手枷とか手錠無しで直に鎖でグルグルかよーとか思いつつ(あ、口絵カラーは比喩的な鎖です)
阿木[受]が8年来の親友である永瀬[攻]にずっと恋心を抱いており、自身のアメリカ転勤が決まった事が切っ掛けでどうせこのまま親友の位置でしかいられないのなら最後の思い出とばかりに、計画的に別荘に監禁して身体だけのセックスでいいから欲しいと永瀬の上に乗って襲い受しちゃいます。
無理矢理勃起させて、拘束した永瀬と騎乗位をするも男性の経験は数年過去に2度だけという阿木にとっては激しい痛みを伴うものなのですが身体の痛みより、愛しい永瀬とのセックスの為ならと健気に頑張ります。
セックス経験も禄に無い健気誘い受けですよーーこれはちょっと新鮮!
期間はこの別荘に居る間の5日間、これを過ぎたら阿木はアメリカへと旅立ち二度と永瀬の前には姿を現さない覚悟が出来てます。
しかし最後の夜、媚薬入り酒を飲ませた効果も相まって初めて永瀬から阿木の身体を求めます。
そこで2人は別れ、ついにアメリカへに旅立つ空港に突然永瀬が現れます。
悩みに悩んだ永瀬は結論を出してそこへとやってきました、それはじぶんも阿木が好きだ、という結論を出して。
そして阿木はアメリカ行きを断り、2人は恋人同士となります。
「この愛で守りたい」は恋人同士になった彼等の前に、永瀬の元彼女が現れます。
彼女に悪意はないのですがこの事が阿木に大きな不安をいただかせる事となるんですねー。
同時に永瀬は大阪の実家母親から見合い話を持ちかけられていたのですが、それについても心配していた阿木の前で電話を掛け突然カミングアウトします。
お、男らしいぞ!ちょっと単純な気はするけど!
「この愛で誓いたい」は番外編かな、永瀬の実家である大阪に恋人として阿木を連れて行くエピソード。
思い詰めた阿木の行動から生まれた恋愛でしたがなかなか甘くてラブラブしてました。
監禁というハードな単語のイメージで読むとちょっと拍子抜けしちゃうかも。
あとがきの全く性格が逆だったという阿木も面白そうではありますが、基本健気受大好きなのでこのラブラブ話はこれはこれでおもろかったです。
確かにまあ普段の英田さんの作品の感じで読むと、物足りないかもしれないですね。
ま、こういう作風の英田さんもある意味目新しいですし、自分的にはなかなか楽しんで読みましたー。
英田さんの作品にこんな評価つけたことあったかな?だって・・・だって・・・なんですもん。
恋心を抱きながらも長年親友として付き合ってきたけれど、海外勤務を言い渡されたことをきっかけに、気持ちにけじめをつけようと起こした行動が、拉致監禁緊縛!
そのシチュエーションはいいんです。どっちかというと好きですから。
でも、その行動を起こした阿木(受)があまりに後ろ向きで弱々しいところと、永瀬(攻)があっさりほだされちゃったところが納得いかなかったので、評価が低くなりました。
実は、表題作オンリーなら“しゅみじゃない”評価でも仕方が無いところなのです。
書き下ろしでフォローされているので、なんとか中立に浮上しましたが。
表題作は拉致監禁緊縛襲い受けとシチュエーションはエロエロなのですが、後ろ向きなのとお互いがそれほど快感を感じていないのでこちらとしても萌えづらく、エロさはあまり感じないのです。
書き下ろし「この愛で守りたい」に関しては、既に永瀬が阿木にメロメロなので、これはこれ独立したお話として、包容力のある男前の永瀬とおとなしいわりにエロエロな阿木を楽しめばいいんじゃないかと思います。
さらに「この愛で誓いたい」に至っては、“嫁に来ないか”“うれしい…”的なあまあま話なので、それはそれでOKです。
で、何が言いたいかといえば、あとがきに裏事情が書かれていたのです。
阿木の性格がまるっきり違っていたって!!!ビッチ受けだったんだって!!!
編集さんよ、何故書き直させた!!!
元の通りのシチュエーションならそれなりに面白かったような気がするんですが!!!
元のお話が読んでみたいですぅ。
私、怒ってますよ!!!
私もです。
実際に読んでみて、ほかの方のレビューにめちゃくちゃ共感しました。
で、レビューを書いてたら、怒りがメラメラわいてきちゃいましたw
リブレはこういうのが多い気がします。
BLテンプレ(金持ち攻めとか、健気乙女受けとか)な枠のなかに、作家さんの個性を殺して押し込んじゃう、みたいな。
担当さんの意向など無視して、趣味で突っ走ったら――出版してもらえないのカシラ…。
評判が悪くて期待値が底辺だったこともあり、「想像してたより悪くなかった」という感想になりました。
ただ、あとがきを読みながら、「このリブレの担当さん、完全に英田サキさんの個性を殺してるわ…最悪だ…」と思ってしまった。
申し訳ないですが、担当替えを希望します。
この小説の受け、もともとはビッチ受けだったようですよ、奥さん。
そっちのほうが絶対に良かったはずだ。
正直最初から「ストーリーと受けのキャラがチグハグだなァ」と違和感を感じてたんですが、あとがき読みながら「なるほろ」と納得した。
英田サキさんの描くビッチ受け、英田サキさんの描く女王様系誘い受け、英田サキさんの描くオトコマエ受け、いつも魅力に溢れまくってるのにな。
攻めのほうに好きなキャラが多い私ですが、英田サキさんに限っては受けのキャラが大好きなのに。
でもそのビッチ受け、「読者の共感が得られない」と、全面改稿になったらしいです。
どひゃー…。
な、なんてことを…。
なんてヒドイことを…。
英田サキさんレベルの作家さんでも、自由に描くことはできないのかな。
BL小説は、担当さんとの共同作業な面が大きくて、それがうまく機能してる場合も多いんだろうけど…なんだかなァ…。
悲しいよ。英田サキさんの大ファンなだけに悲しいよ。
作家さんごとに個性があるのに。
んで、改稿により、BLテンプレに載せてもおかしくないような、フツーの健気乙女受けになってました。
はっきり言って、魅力がないです。
こういう、どこを切っても同じ顔のカマボコみたいな受けなら、他の作家さんでも読める。
読者を舐めんでくれ。(←英田さんにじゃなく、リブレの担当さんに言いたい)
健気乙女→女性読者は共感する、なんて無い。
私は担当記者さんにとても感謝しています。 修正されたアキの方があまりにも愛らしくて読んでいる間ずっと胸がいっぱいでした。 このような文はあまり書かないし、昔の本だから読まれるわけもないと思いますが、あえてコメントを残す理由は、作成してくださったレビュー文が他の批評文とは違って読む立場から相当いらだたせる部分があるからです。 それで私は本当に良かったし担当さんにありがとうという文を残したかったです。
>>久江羽さん
なんかスイマセン、私のへんなレビューのせいで、久江羽さんにまで気を使わせることになっちゃって…。
雑誌に掲載されたもの、私めちゃくちゃ読みたいです。
これはもう手に入らないのかなァ。
勝手に『さよならを言う気はない』の誘い受けをさらに濃くした襲い受けだったに違いないと思って、妄想膨らませてますw
私のレビューの方へコメントいただきありがとうございました。
お返事はこちらのほうがいいかと思い、横から失礼いたします。
他の方のコメントも読ませていただきました。
出版社のカラー、読者のアンケート結果など、
本を一冊出すにはいろいろな条件が求められるのだと思いますが、
雑誌掲載分の作品を読まれた方がいらっしゃったら、
そのあたりを含めてレビューしていただけないかなと思っています。
両方を読んでいないと実際のところは評価できませんよね。
もし、それで本当にいただけない作品だったのなら、編集さんに文句を言うのはやめます。
しかし、【一部の人】の好みによって本来の作品を曲げてしまっているのなら、許されないことだと思います。
それこそ、雑誌掲載分を読んでいてその楽しさにもう一度浸りたくてノベルス読んだ場合、
あまりの変化にカルチャーショック受けちゃいますよね。
>>伊吹亜弓さん
スルーできない体質でスイマセンw魚住くんシリーズ激動の第三巻のレビューがうまく書けなくて、思わず。
私が上手く説明できなかったことを書いて下さって、ありがとうございます。
そう、そういうことが言いたかったの!と。
私もちょくちょく好きじゃない作品を酷評してて、それが作家さんを傷つけてしまうかもとかは思ってます。
作家さんも人間、担当さんも人間。で、作家さんがプロであるように、担当編集者さんもプロじゃないかなと。で、出版社は企業。
私は一消費者かつ一読者で、好きなようにレビューを書いてるだけ、というお気楽な立場です。無責任なレビューを書きちらかしてるよなァという自覚もあります。
えーと、、
なにが言いたいのかわからなくなってきましたw
私のレビューへの批判じたいは、どしどししてくださいね。それで不快になることはないです。
ただトゲトゲした言い合いになっちゃうのもキライなので、「そうですか、私はそうは思いません」ぐらいしか返事できないかもですが、いろんな意見があることを知るのは単純に興味深くて面白いです。
今回は、英田サキさんが誤解されそうな部分の誤解だけは解かねば!と思ったもんで…。
で、英田さんの名作、未読のかたは是非ぜひお読みください。
オススメは『夜が蘇る』です。イチオシは『すべてはこの夜に』ですが、重いので万人にはすすめられない。『君のために泣こう』とか『今宵、天使と杯を』とかもめちゃくちゃ面白くて…(結局宣伝マン)
おこがましいのは承知で、割り込ませていただきます。
匿名様がむつこ様のレビューをどうとらえるかは、匿名様の自由です。
でもむつこ様がこの作品をどう評価するのかも、自由です。
ここはレビューサイトなので
BL作品へのレビュー、すなわち批評や評論はそれぞれの感性で述べて良いところです。
そこには良い感想だけでなく悪い感想もあります。
それは人ぞれぞれの意見なのだから、当然ですよね。
そして「批評」は、その作品だけではなく作者、挿絵作家、担当編集者…
言ってしまえばその本に関わったすべての方への感想を述べるものです。
さすがに「死ね」だとか書いてあれば問題ですが(笑)、
むつこ様のレビューは、英田先生の魅力をとても理解されているからこそのものです。
なにも担当さんを退社させたいだとか…そういう強いバッシングの思いからではなく。
少なくとも私にはそれが伝わってきます。
酷評をしたからといって大げさにとらえられてしまうと、誰もレビューできなくなってしまいます。
むつこ様>>むつこ様の記事で差し出がましいことをしてしまい、申しわけありません。
スルーしてください……。
や、ちっとも不快にはなってませんよ。
そう思われたなら、こちらこそすみません。
「敬愛する英田サキさんが誤解されるような書き方をしたかも…」という意味でのシマッタはありましたが、意見そのものは変わらないし、自分がこういうことを書いた以上、匿名さんのような考えを持つ方から私のレビューを批判されるのも覚悟の上――というと大袈裟ですがw
むしろ、いろんな考えかたを読めて良かったです。
ありがとうございます。
あと、ひとつだけ。
私、担当編集者さんの人格を批判したわけじゃないです。
英田さんのこの本については、ちるちる内だけでなく、Amazonや個人ブログなどで、私と同じ意見を書かれてるレビューや感想をたくさん目にしましたが、レビューのなかでこういうことを書くのが反則とは、私は思いません。
編集部のほうに直接メールしたい方はそうすればいいし、レビューに書きたい人はそうすればいいんじゃないかなと思ってます。
もちろんここは個人ブログじゃないから、ちるちる編集部さんから「出版社や担当編集者への不満はレビュー内で書かないでほしい」みたいな忠告があれば、喜んで書きなおそうと思います。
あ、読まれてない方のために追加。
英田サキさんは編集側に責任のなすりつけはしてません。私のレビューからそう読み取られると、英田サキさんに申し訳ないので…。そういうトーンのあとがきではなく、むしろその逆ですね。雑誌掲載時での設定をおもしろおかしく説明したあとに、担当さんに迷惑をかけた謝罪やお礼を書いておられました。もちろん深読みすればどういう深読みでもできますが、「最初の設定はこうでした~」という説明じたいは、どの作家さんにもよくあるあとがきだし。
私が書いたのはあくまでも、一ファンの個人的な気持ちです。
>>匿名さんへ
んー…、
私はそうは思いません。
で、匿名さんがそう思われるのは、自由だと思いますよ。
「監禁・陵辱から始まる愛」物なんですが、展開がとっても普通。
「あの」英田サキと勢い込んで読むとちょっと肩透かし。
英田せんせは時々これがあるからなぁ…(って、前にも何度かこんな事があったってことだ)
もちろん、普通のBL小説としてはすごくよくできている。
お約束ははずさないし、登場人物もみんないい人。
いい人すぎて…なだけだ。
これが、別の作家さんで、雑誌掲載作だったりしたら、「いい話やったなぁ」ですむのんだけど、、、
いっそのこと、後書きにあったみたいな設定の方が「英田作品」として納得して楽しめたかも。
監禁…それは、その歪んだ愛情から相手を自分という檻の中へ閉じ込める行為…。
私は酷すぎる陵辱だとかは嫌なのですが、ちょっとばかり酷いのは大好きです!
今回はどうだ!!と意気込んで読んだのですが…あれれ?すぐ終わり?
阿木は8年前から、同じ大学出身で今も仲の良い永瀬に恋をしています。
自身はゲイで、一方の永瀬はノンケだと知っていているからずっとその思いは隠したまま…。
彼の恋愛相談に乗ったり、自分の恋愛について聞かれたりとちょっと苦いこともままあって…。
ずっと友達でいることも幸せだった阿木ですが、自分に海外への転勤の辞令が出た事で、
「思いは通わずともせめて一時だけでも独占していたい」
そんな願いが生まれ、それは阿木に歪んだ形の行動をさせてしまう…。
貸別荘に5日間だけ永瀬を監禁し、強引に体を繋げる。
最初は眠った彼を縛って、次とその次には絶対に抵抗させずに、最後には媚薬を使って…。
でもそんな風に強制しても、当然空しくなるだけなんですよね…。
ずっと友人だと思っていた永瀬は戸惑うばかりで、
それでも痛々しい様子に体をこじ開ける阿木のことは、やはり見ていられない思いが有ります。
永瀬にとって阿木は、確かに友人だったけれど友人以上の何かがあったようです。
社交的な永瀬と違って静かな阿木の事をよく気にかけていて、周りに冗談で疑われたほど。
それほど大切にしていた友人の阿木が自分に恋愛感情を持っている事について、
別荘から帰った彼はちゃんと真剣に考えてくれるのです。
過度な友情が、愛情に変わるのと嫌悪に変わるのと…どちらが簡単か、自然かと言えば、
やはり愛情に変わっていく方でしょうか。
その後「この愛で守りたい」「この愛で誓いたい」が有って、
永瀬の元カノやら見合いやらで話は進んでいくのですが、
何だろう…最初の監禁以外はあまりに王道過ぎやしないかと思いました。
ちょっとナイーブな受、ちょっと強引で潔い攻、
友達から恋人になるにあたっての、攻の友情から愛情への転換。
いっそその監禁性活で永瀬が阿木を嫌いになってくれれば、まだ変化球かと思いますが…。
あとがきの英田先生のお話によると、元の方は阿木の正確がまるで正反対なのだそうです。
この本では、結構自信が無いようなうじうじというか…そんな感じですが、
ガツガツ腰を振ったり、受けなのに鬼畜めいた?ことを言ったり、ビッチな感じだったそうで…
私はそっちの方が読みたかったかもです。。
だってそっちのキャラの方が監禁とかしそうじゃないですか。 ←
私が英田先生に、DEADシリーズなどのイメージを埋め込んでしまっているのかもですが
ちょっと今回は物足りなさがありました…エロはかなり良かったですが!笑