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『朧月夜に、あいたい』のスピンオフですね。私はこちらの方が好きです。
侑里(受)が可愛かったですね。なんというか外国の田舎でいわば隔絶されて育ったため、ありえないくらい天然で世間知らずなんですよ。背景を知らなきゃただの不思議ちゃん?
天然ゆえの怖いものなしで、叔父である眞澄(攻)を悩ませるんですが、眞澄の『侑里は甥で・・・』という葛藤は当然のものだと思うので、そこはあっさりスルーされることがなくてよかったです。
とにかく、なんだかんだ言っても真面目で常識人の眞澄が、侑里に迫られて(グラグラ揺れながらも)ギリギリまで悩むんですよね。いっそHなしでもよかったんじゃ?と思うくらいですが、まあBL的にはそうもいかないんでしょう。
もうこれは、こういうほんわかした世界だと割り切って読めば、結構楽しめました。私は好きです。
逆に、リアリティを求めてしまったらもうまったく受け付けないかもしれませんね。
「朧月夜に会いたい」の超常識人・友坂先生
突然尋ねてきた、姉の忘れ形見、侑里君17歳と一緒に暮らす事に。
友坂にとっては、侑里は守るべき小さい子供のままで
侑里には、昔も今も、ただ一人の憧れで、愛する人で
ピュアなお子は、日本ではもう絶滅しちゃったのか、
海外の、それも、リヒテンシュタインの田舎町で、隔離培養されないと、育たなかった模様。
そんな、絶滅種のような子に迫られても、なかなか割れなかった、友坂の常識人の鎧も、ついに割れる時が来ます。
いくら、BLのお約束とはいえ、かわいい甥っ子に手を出す事になってしまう友坂が、ある意味可哀想と、言えなくもない。
そして、「朧月~」の二人は、順調にお付き合いが続いているようです。
次回は、相原の変態プレイの数々で、エロエロに楽しませて貰いたいな
前作「朧月夜に、あいたい。」で脇にいた友坂眞澄をメインにすえた作品。
シリーズとしてこちらもやはり雰囲気はおなじく
おとぎ話みたいな甘くメルヘンチックなBL。
16歳という年齢差。
姉の息子に迫られる叔父さん。
と、書くと背徳的で淫靡な響きですが
刷り込みされた雛が慕うような幼さでいやらしさは微塵も感じませんでしたし
受けが求めているのは性的なつながりよりも、心のつながりのような印象が
最後まで拭えなくてこのふたりに本当にエッチが必要だったのかどうか・・・
BL読者的には必要ではありますがw
挿絵の影響か攻めのオヤジ臭が薄いので萌え半減。
「朧月夜に、あいたい。」と同じくまた受けが女装をするのは
展開としてしつこいというか・・・お好きな方にはピンポイントなのかもしれない。
『朧月夜に、あいたい。』で
相原と啓杜に振り回されて割食ってた相原の幼馴染・友坂のお話です。
生活能力ゼロの相原を放っておけなくてあれこれ世話を焼いているうちに
自分の事は後回しになってしまった医師の友坂のもとに突然やってきた
姉の子供・侑里(ゆうり)。
姉が亡くなって独りぼっちになった侑里を友坂が放って置けるはずもなく
いっしょに暮らし始めるのですが。。。
自分を無条件に受け入れてくれる友坂のことを侑里が好きになっちゃうのは
まあ当然といえば当然なんですが
なんと言っても、そこは超常識人×超天然の組み合わせw
その事に当の本人たちはなかなか気付けないのがもどかしい!
それは、今回オブザーバーに回ってる前作の主役二人も同じで
彼らといっしょにヤキモキしながら見守る事になるわけですが
それを萌えと受け取れるかどうかで
作品の評価は変わるだろうな、と思いました。
私は、このほわんとした雰囲気がなかなか心地よかったので
充分楽しめましたけど。。。
それに、後半になって
侑里が友坂のもとに転がり込んで来た本当の理由もわかるんですが
その出来事がキッカケになって
友坂も自分の気持ちを認める事になるので
途中に感じたもどかしさはちゃんとすっきり解決しますし。
それでも物足りない人のために
『有明月を、まちたい。』では、友坂の箍が外れる様子も見ることが出来ますよw
全体通して、ふわふわした雰囲気が漂っているので
肩の力を抜いて楽しむにはいい作品ではないでしょうか。
主人公がノンビリまったりしているためか、最後までほわ~っとした作品に仕上がりましたね。
初っ端の書き出しは好き。
可愛くていい。
ただ、調子に抑揚がなく最初から最後までのぺ~っとした感じが続くので途中ものすごく中だるみが残念。
悪くはないですが、これといって残るものもなかったかな(*u_u)
ただ、友人カップルは面白そうですね。
変態プレイヤーな噂の攻
ヤンヤ言いながらも攻に従順になってしまう受。
前作「朧月夜に、あいたい。」で登場していた友坂がメインの話です。
海外に飛び出して行ったまま音信不通だった姉の息子・侑里が
友坂の家を訪ねてくるところから始まります。
朧月夜では出なかった友坂の医者っぷりが少し垣間見えます。
最初裏面のあらすじを読んだときは「襲い受け?」と思ったのですが、若干想像していたのと違い、侑里は純真無垢な少年でしたw敬語キャラだしww
ちょっと成長(?)した啓杜と相原ももちろん出てきます。
この2人が侑里に入れ知恵して友坂とくっつけようとしたり。
それがばれて相原が怒られたり。
なんだかんだで周りに振り回される友坂が可愛く見えましたw
前作の『朧月夜に、あいたい。』に出てくる相原広重の友達・友坂編になります。
友坂は前作から好きだったので読んでみましたが、何かがたりないw
うーん、前作のお話の評価も中立にさせていただきましたが、今回もあともうちょっとって感じですね。
まあ、友坂が侑里を助けるシーンは王道でありましたが、よかったです。
でもあの友坂がふぉもになるとは…!スピンオフが出ると知ったときは衝撃的でしたw
ストーリーはよくある内容でいい話だとは思います。
…でも萌えが少ないかなー(´Д`;)あははは。
友坂の侑里に対する過保護っぷり、友坂が啓杜に対する態度が自分と違って悶々する…などなど萌えるところは確かにありましたが、もう一度読み返したい!と思うようなことはありません;
悪くない作品だと思いますが、うーんって感じですねw(苦笑
「朧月夜に、あいたい。」のスピンオフ。友坂は父の後を継いで医者になり、
どっかの誰かさんを世話しているせいで結婚や恋人にも恵まれずに居ます。
そんな彼の元へある日突然やってきたのは、駆け落ち同然に出て行った姉の息子…侑里です。
母が亡くなったことで独りになり、日本に帰ってきたというのです。
外国に長いこと居て日本に慣れないからか、侑里は17歳なのにどこか浮世離れしています。
喋る言葉はですますの丁寧語だし、暑さに弱くて、ろくに料理も作れない…。
年齢設定が書かれていなければ、小学生くらいかと思っちゃうかもです。
しかしそんな所が面倒見のいい…というか構いたがりの友坂には丁度良い様子。
可愛い甥っ子として、共同生活を始めるのです。
このお話には「朧月夜」の広重と啓杜もたくさん登場します。
友坂の啓杜に対する砕けた態度と、自分に対する優しい態度の違いに侑里はモヤモヤ…。
でも啓杜達からしてみれば、友坂の甥っ子へのナチュラルな過保護っぷりが気になる…。
確かにちょっと…だっこや「いい子だな」連発、添い寝は17歳に対してどうなんだろう…?
友坂の中では侑里は小さい頃のイメージしかないし、今の侑里も体が小さいからでしょうか。
にしてもこれは…真崎先生、“狙いすぎ”かも。
友坂の態度のギャップや、啓杜と話してみる事で侑里は友坂への恋を自覚します。
またこれが無垢な妖精の初恋かと見紛うピュアさ…。
それを、既に妖精のかけらも無い行為を繰り返している広重と啓杜が成就させようと
協力(という名の悪魔の囁きに思える…)してくれます。
2人の指南通りに寝込みを襲ったり…正確には甘えんぼの甥っ子と解釈されて終わりますが…
侑里の頑張りがちょっと空振り気味に終わっていくのが可愛いです…。
もうこの際ショタの香りがむんむんでも良いです…だって萌えた…!
でも一方の友坂は、ただの勘違いだとか思っちゃっていて…否、思いたくて受け流しています…。
まぁ理性ある大人ならそうしますよね。
でも足りない。ちゃんと本当に拒否したいなら、もっと突き放すべきなのに
やはり友坂も侑里が“家族”以外のどこかで特別で…それが理性に迫って一杯いっぱいなんです。
ようやく動くのは、母の恋人だった男が侑里を迎えに来て、侑里が危険になってから。
駆けつけたヒーローちっくな所は良かったですが、
その展開やなにやらがどうも「朧月夜」に被っていて既視感がすごく有る…。
侑里が啓杜と違って大人しく、耳年増では無いにしたってデジャヴですよ。
なので、「朧月夜」を読んだ人には物足りなくなってしまうかもですね…。