朝から朝まで

asa kara asa made

朝から朝まで
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×28
  • 萌25
  • 中立7
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
19
得点
149
評価数
58
平均
2.9 / 5
神率
12.1%
著者
一穂ミチ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
山本小鉄子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784344816404

あらすじ

早朝のテレビ番組でバイト中の結は年上で堅物の報道記者・京平のことが気になって仕方ない。どんなときも弱音を吐かない京平に結は?
出版社より

表題作朝から朝まで

堅物報道記者
大学生

その他の収録作品

  • 朝から朝まで
  • 夜から朝まで
  • between the night
  • あとがき

レビュー投稿数19

朝から朝まで

読んでいる最中、なぜか不安な感じがあり、何があるのかと思いながら読みました。
決して暗い話ではないのに、気持ちが揺れてしまい、少しの怖さを感じたまま読み進めて。
くすりと笑うところもあり、にやけるところもあるけれど、考えさせる作品だと私には感じました。
その引っかかった部分がたまらなく好きで。
引っかかったところが全て解決するわけではなくても、面白く読めました。逆に少しもやりとするところが良い。
この一冊で、いろんな感情を思い、楽しかった。
京平さんと結は最初は合うのかと思ったけど、思いの外、結の懐が深くて安心しました。
二度三度、読みたい作品です

1

BL感が…。

なんだろか、一穂ミチ先生の作品ではいつもBLの部分に違和感を覚えてしまいます。それ以外が読み物として完璧だからか、落差が大きく感じてしまうのかもしれません。にしても申し訳ないけれど、先生の作風や個性やなんかを超越した次元で、こんなに色気を感じられないBL小説に初めて遭遇してしまったような…。

舞台はテレビ局。大学生でバイトの結と、局の報道記者である京平のラブストーリー。二人の出会い方がさりげなくも乙女ゴコロをくすぐり、京平と親友の悦巳の存在、結のバイト仲間で同じ大学の女子学生や京平の元カノの配置など、BL的にアレンジ次第でモエる素材が揃いまくっているのに、わたしの萌えセンサーは待機損で終わりました。どうしてもノンケ同士があんなになちゅらるにチッスできるもんなのか腑に落ちなくて…。

ノンケが同性に恋みたいな感情を抱いてしまう、ありそでなさそな特殊な場面こそ、個人的にBLを読んでいて最も期待値が高まる部分なので、そこをBLだからといって当たり前のように乗り越えられてしまうとガッカリしてしまうんですよね。

極めつけは結と京平が結ばれるシーンですかね…。「あの文章力はどこへいったのっ?」ってくらい、テンプレも真っ青のぎこちなさに読んでいて気持ちが萎えました。ごめんなさい。それ以外は本当に表現の仕方が素晴らしいんです。結の涙が込み上げてくる様子とか、朝焼けの描写とか。京平が制作したドキュメンタリー番組の内容にもウルっときましたし…。BLの部分でもぜひ興奮させていただきたかったなぁと感じた作品でした。

2

いつの間に?

最初のキスシーンに心から驚きました。京平は、不意打ちキスをしてしまうほど結のことが好きだったの?いつの間に?私の読み方が下手だったのかな…。

結局、京平の心情が最後まで掴めませんでした。結も、良い子なのでしょうが、お互いにゲイじゃない(はず)のに京平と惹かれ合うほどの魅力があるのかというと、うーん…。やはり私の読み方が下手だったのか。

一穂ミチさんの作品はいくつか拝読して、すべて相性が良かったので、期待しすぎたかな。この作品はCD化もされているので尚更ですが。

3

山本小鉄子先生のイラストが好きなんで購入

まだ、3冊目だけど……この作家さんテレビ関係好きなのかな。

クローンの牛の件。
普通に考えても、クローンのぎゅうなんて言わないと思う。
誰が喋るかわからないけど、相当馬鹿なんだろうか。

ビルの中で迷子になる結は可愛いかも。
山本小鉄子先生のイラストだから、想像すれば更に可愛い。
まあ、迷子になってる描写はなく先輩が新人の頃、そんなことあったよな位な会話なんですが。

登場人物、どれがどのセリフを喋ってるかわからなくなる。
説明くさいし……BL要素は少ないと感じる。というかBLっぽくないです。
BLとして……萌えれる箇所がありません。

山本小鉄子先生のイラストは好きです。

3

恋人から学ぶこと

テレビ局の真面目局員とバイトの大学生。

BL作品ではありますが、テレビ局の普段表には出ない
いろいろな部分を垣間見れた作品でした。
また、社会人として働く恋人から知らず知らずの間に大学生の結が
仕事だけではない多くのことを学んで成長していく様子や
そんな大学生から教えられることがあると気づく京平の気持ちが
わかりやすく表現されている作品でした。
また、山本小鉄子先生の挿絵が素敵で主人公を想像しやすかったです。

報道局員の京平と学生時代からの友達の悦巳。
同じテレビ局員の京平の父と、その父と昔関わりのあった羽村結。
読み始めた時結が恋するのは悦巳なのかな・・て思いました。
悦巳とのほうが接触が多かったし、可愛がってもらっていたので
途中からなんとなく、ん?あれ?こっち?
という感じになりました。
二人がどうして惹かれあって、恋人となったかがはっきりわかるのは
かなり後半になってからなので、途中までくっつきそうでくっかない二人に
ちょっとイライラすることもありましたが
そこは、生真面目な京平さんとまだまだ若い結の一歩進んで二歩下がる的な恋が
なかなか前に進めないという理由があったと読み終わってわかりました。

結くんも、意外にいろいろズバズバと物言う大学生で
気になることは何でも聞いて、後で落ち込むタイプ。
感情のままに泣いたり怒ったりして、結構前向き。
気になることは、そのままにしておけないタイプのようで
京平さんの元カノのこととか、今更聞いてヤキモチ焼いたり
海外出張のこと話してもらえなかったことを、怒ってみたり・・・
可愛いけど、結構やりたい放題な感じ。

報道の仕事をしている京平さんは、分かりきってやっている仕事でも
やっぱり凹んでしまう時もあって、そんな時に結が落としていった手帳を眺めて
お守り代わりにしていたなんて、まさしくライナスの毛布のようでした。
京平さんが作ったあのドキュメンタリーには真剣に泣けてしまいました。
あとから、あの時のプレゼント・・・と結もわかりますが
私自身、実際にあの番組を見ている気持ちに完全になってしまいました。
訃報を聞いたときの京平さんの気持ちがその時は仕事を離れて
一人の人間として、悲しみに耐えていたということが
あの番組の場面を読んで、よくわかりました。

笑えるのは、初めての夜真面目な京平がちゃんと結をリードしていて
結は最中でも、相変らずいろいろやかましく、ああ言えばこう言うで・・・
終いには「おとなしくして」と言われちゃう。
そしてHなことなんて何にも知りませんみたいな京平さんが
同性のSEXを熟知してるのが、意外でした。

私としては結と悦巳がくっついて欲しかったという願望がまだちょっとあり
どこかでどんでん返しがないかと思いながら読んでいたので
続きがあったら、スピンオフ悦巳さんで読みたいです。

2

大人の垣根はもっと高い?

一穂さんの作品なので購入したのですが、うーん、はまれませんでした。
真面目さん同士だから、勢いや花がないのでしょうか?


受けの結は、早朝番組『サニーデイ・モーニング』でアルバイトをしている大学生。
ディレクターの悦巳に可愛がられている。

テレビ局の報道記者が、攻めの京平。
堅物で真面目、自分の信念を持ってドキュメンタリーを作り上げようとしています。
悦巳の友人。

このね、京平→結の気持ちの流れがよくわからないのです。
ガチガチの常識人的で元カノはアノ方ですよ!京平は。
それが彼の日常の垣根を一つも二つも三つも越えていくほど、結に魅力があったのかと。
結の落し物に元気もらったりとかって…ただの「へー、頑張ってんな。関心」で普通終了ですよね。
「君に会いたかった」ってなっちゃうのは何故なのか。
京平本人にもわからないようなことは、読み手側にもわからないからなあ。

や、わたしは今回は結と京平ならば結の方が好きですよ。
なので、結に魅力がないとかそういう話ではありません。
結は不幸な過去の出来事があったがゆえにこの世界へ飛び込んできて、そんな心意気は本当頭が下がります。
家族の理解もいつかキチンとできるとよいのにね。
だからこそ、記者で大人で涙を見せない京平に憧れた結の気持ちはわかりやすいんですけどね。

ふたりを繋ぐ真ん中にいたのが悦巳でしたね。
悦巳はひじょーに魅力的人物で、ぜひこちらの話が読みたいです!
というか、わたし攻めは誰かはわかってはいましたが(だって表紙がね)、でも結には悦巳とくっついて欲しかったー!
読み終えた今でも思っております(苦笑
ふたりのその後よりも、悦巳があの後どうなったかとか色々気になってしまいふたりの恋に集中できませんでした。
ぜひ、その辺りの続編を…

1

初々しさにきゅん

報道記者×テレビ局のバイト。
初々しすぎる二人の関係にはきゅんきゅんした。
何だろうこの初々しさは。
一緒にいるだけでドキドキするとか、言葉を交わせたらうれしいとか、そんな気持ちがストレートに描かれているのがなんとも甘酸っぱくてよいです。

恋だけじゃなくて、それぞれが自分の仕事をがんばってるのがいいよね。
メイン二人に限ったことじゃないんだけど。
一本筋の通ったオンエアDの悦巳さんや女子アナのエピソードが心に残ってます。
うん。おもしろかったです。

1

原作が神………では?

CDのシナリオの構成がちぐはぐに感じました。
どこがと上手くいえないのだけれど、原作の言わんとするところとか本来の持ち味と違うんじゃないだろうかと。
CDの話をほぼ原作の話どおりと捉えるには、絶対な無理を感じたのでCDに出てこない場面を知りたくて原作を詠みました。
ドラマCDの構成が恋愛寄りに対して、このお話は恋愛も交えつつもキャラクターとその家族のドラマを描いていました。
CDを良く聴いていないだけかもしれませんが、主人公の結くんがテレビ局のバイトをしている理由に恩人探しが絡んでいたり、母親がテレビに対してあんなに嫌悪感剥き出しだったなんて知りませんでした。
人間一人生きるのに、他人がどれだけ絡んでいるのかをしっかりと教えてくれるお話だと感じます。
京平さんのモトカノの瞳さんも強か(良い意味)でカッコ良かった。
結くんと絡むことによって変わっていく京平さんだって良かったです。
ドラマCDがCDだっただけに、結構ガックリきてどこかで何らかの救いを求めるように読んだのですが、救われました。良いお話でしたv

1

再々読以上を推奨

音声化されたものがことのほか気に入ったので
3回目の読了です
あれ?この作品って、こんなだったっけ???
読むたびに印象が変わります
実はこの作者さま、他の感想などで絶賛されるほどには
あまり好きではなかったのですが
読むたびに印象が変わると言う点ではとても貴重な作風かと
他の苦手だった作品も、再読してみようと思いました
作者さまと、レーベルさまと、読者
相性って、すごくあると思うんです
自分で読書の幅を狭めていくことはしたくないのですが
相性のいいレーベル、相性のいい作者さま、相性のいい絵師さまなど
どんどん開拓していけると、読むときに楽だなと思います

この作者さまに関しては、一回読んで終わりにしないのが良いかも
ぜひ、再読、再々読、いや、それ以上に何度も読んでみてはいかがでしょう

0

スーツ&メガネにキュン

個人的には、少し「ん?」って感じです。
どうにもこうにも主人公があまり好きになれませんでした。
真面目で仕事熱心で健気な結。恋愛が不器用で嫉妬したり言いたいことが上手く伝えられなかったりというのは可愛いのですが、ちょっと子供っぽすぎる気がしました。
実は脇役の悦巳の方が好きだったり…←

けれど一穂さん独特の「家族愛」や「他人との関わり」の温かさは今回も充分ありました。仕事に対する熱意がひしひしと伝わってきて、この本を読んでTVに対する視点が変わりました!業界の細かい説明が多かったのですが、だからこそリアルでした。
あと、登場してくる女性がいつも素敵ですよね。BLで疎まれがちな女性キャラも、一穂さんが書くと嫌みな感じも無くなります。さすがです!

そしてなんと言っても濡れ場。今回は一穂さんにしてはじっくり…でしたよね?普段ヘタレな京平がこの時だけ結が喘いでいるのを楽しむ、という設定がなんともときめいてしまいました。
ずるいよ京平!←

初々しい二人に萌えさせていただきました。今回もごちそうさまでした。

2

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