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色悪イマドキ高校生×いい加減教師が贈るカラダ先行型ラブ!
koibito hensachi
最近あまり見ない生徒×教師もの。
ずっと好きだった元恋人の結婚式、泥酔して自分の高校の生徒とエッチしてしまった教師の受けが主人公です。
失恋して傷ついていたのに高校生に口説かれて翻弄されてしまう大人の男。
心理描写が綿密ですごく切なくて、読み始めたら止まりませんでした。
2人ともすごくモテて遊び慣れているように見えるのですが、めちゃくちゃ一途でキュンとしました。
中盤以降は両思いなのに教師と生徒という関係から悩んで離れようとする様子が切なくてグッときました。
電子書籍で読了。挿絵、あとがきなし。
面白い!
ここの所、成宮さんのお話をいくつか読んで、ルビー文庫を敬遠していた過去の自分を激しく罵りたい気分になりました。もっと早くに読んでいれば良かった(ちょっと悔しい)。「やはり偏見は人生の喜びを半減させるものだと肝に銘じなければならぬな」と思った次第。
『過去の名作』ですので、感想のみを。
いい加減に見える教師はいい加減な教師じゃないし、恋愛の手練れに見えるイケメンは必ずしも経験豊富じゃない。
そんなこと解っているはずなんですけれど、でも、結構レッテル付けをしたりされたりして暮らしているのが実情じゃないかと思うのです。自分自身も『他者から見える自分』からはみ出さないようにしている所もあったりします。
だからこそ、普段表には出さない柔らかい部分が垣間見えちゃったりすると、かなり心を掴まれますよね。
このお話が面白いのは、そこです。
そこがね、チラチラチラチラ振りまかれるものだから、大仰なことが書いていなくても、どんどん折口に感情移入して行ってしまいました。
『小説巧者』ってこういう作者のことを言うんだろうな、と思い知らされました。
いや~、よかったです。
成宮さんのは2作目ですが、レベル高いですね。ストーリーがきちんと練られていて読ませるし、伏線の回収もきっちり、ご都合主義いっさいなし。主人公だけでなく、脇役のキャラがしっかり描かれているところもよい。最後まで飽きさせず一気に読みました。ちなみにちりばめられたギャグもよく効いてます。
作品紹介をみるとあるあるパターンかなと思いがちですが、きちんと本物の恋をたぐりよせるまでの過程が、無理なく、しかし起伏ありで書かれているのが素晴らしいです。
いい加減キャラだけど生徒からの信頼を得ている先生が受け。はずみで一夜を友にしてしまったイケメン高校生、桃瀬が攻め。どちらも好感もてるキャラでした。
暗いところの一切ないあまあま作品で、しっかりとした娯楽作品だと思いました。個人的にはシリアス、ドロドロ系が好みなので星1個減らしましたが、星4.5くらいの評価です。
作家買いで、古本で購入しました。
登場する人たち、みんな良い人ばかりです。
主人公である受けは、適当で、言動もいい加減だけど、根は真面目で、
自分のことだけしか考えていないようで、実は周囲の人たちのことを
常に考えていて、経験が豊富そうに見えて、実は一途で、
とても好感が持てました。
また、どんなに攻めに惹かれていると分かっていても、
教師として一線を越えてはいけないと、
常に倫理観を保とうとしている姿勢に好感を持ちました。
受けの雰囲気がとても伝わってきました。
攻めも、何でも出来たり経験が豊富そうに見えて、
実はそうではなかったりします。
受けである先生への誕生日プレゼントを、
誰からのプレゼントか分からないよう、
こっそりと忍ばせていて、そのプレゼントが、
片目と片翼しかない比翼の鳥っていうのが、
とても萌えました。
受けに想いを寄せている冨樫先生や、
攻めに想いを寄せている名取さんは、
今回は残念だったけど、良い人たちなので、
次は幸せになってほしいなと思いました。
全体を通して、受けと生徒たちのやり取り、
受けと他の先生たちとのやり取りが面白かったです。
その中でも、受けへの誕生日プレゼントの話が面白かったです。
そのプレゼントが蛍光に光る○○で、思わず笑ってしまいました。
そういえば、面白おかしくて笑った小説は初めてなんじゃないかと
思いました。
しかし、それにしても、よくこんな面白いことが思いついたな、と、
とても感心しました。
この蛍光に光る○○は現実の世界でも実際に商品化とかされているのかな?
だとしたら、発明した人も完成させた人も商品化させた人も凄いなと
思いました。
いつも主人公の仕事内容が細かく描写されていて、
いつも勉強になる成宮先生の作品ですが、
今回は新たな発見をするような勉強になる専門的知識は
書かれていませんが、その代わりに、受けと関わる人たちとの
やり取りで、面白さを常に振り撒いていたので、
とても楽しく読むことが出来ました。
夜の学校のゴミ置き場で、受けが不安な気持ちを攻めに
ぶつけているセリフや、受けの最後の締めくくりの台詞が
とても印象に残りました。
二人の想いが永遠に続くとは限らないと思ってしまう
受けの考え方に共感しました。
それでも二人には、いつまでも幸せに過ごしてほしいと思いました。
今回の評価は、「神」と「萌×2」で非常に迷いました。
物語や人物設定、舞台設定などだけであれば、
迷うことなく「神」評価です。
しかし、やはり水名瀬先生の絵が私には どうしても合わなくて、
それだけではなく、絵の好みや相性に関係なく、
萌えられる構図がありませんでした。
絵に関しては無視して評価しようと思いましたが、絵を無視することが
どうしても出来ず、非常に心苦しいですが、最終的に「萌×2」にしました。
小説の挿絵も、評価を左右するほどのものだと、
非常に重要なのだと改めて痛感しました。
最後に、あとがきで成宮先生は
「石油王×石油王で舞台は日本とかありえないですよね」
と書いていましたが、この内容を見ただけでとても面白そうだと
直ぐに思ったので、ぜひ成宮先生に書いてほしいと思いました。
「すみません」と書いている先生の言葉に、
間髪入れずに「そんなことないです!有り得ます!」
って心の中で勢いよく言いました。 f(^^;
ネタバレなしで書きたいと思います。
先生生徒もの。
ただし、生徒×先生です。
受けは高校教師の折口。
やる気がないように見せつつも中身は熱く、生徒相談の担当に据えられ渋々ながらもつとめたり、同僚にも気遣いを見せるようなキチンと男している受けさんです。
バスケ部三年の百瀬が、攻め。
背も高く容姿も女性受けするためモテモテ男子で一見軽そうですが、バスケを真剣に取り組んでいます。
女性に不自由ないが、折口が気になっていて…
スタートは折口がまだ未練タラタラの元彼の結婚式に出席し、したたかに酔い、その勢いのまま見知らぬ男と一夜を共にするところから。
式になんてなんで呼ぶかなー、行っちゃうかなーという感じですが…
このゆきずりの相手が自分の勤める高校の生徒だったよー!というお話です。
折口的には忘れたい、夢だろと思うわけですが、百瀬はなぜかつきまとうように折口の前へ度々現れ忘れさせてはくれません。
彼がそうする理由は読まれなくともけっこうある設定なのでわかるわけですが、生徒×先生ものがお好きならば萌えられるかもしれません。
ただわたしは反対の先生×生徒が好きなため、イマイチ乗りきれませんでした。
折口が意外に男前な内面があったりするので、百瀬とは別の感じの生徒相手ならば攻めでも良かったかも。
高校教師の折口は、昔の恋人の結婚式に出席し、まるでヤケのように騒いで飲んだ。
その帰り道、前後不覚になってしまい道の真ん中に座り込んでしまった。
目覚めた時にはホテルにいて、折りしも自分を連れ込んだのは見知らぬ自分好みの男。
一夜限りのことだから――と折口は乱れに乱れ、好き勝手なことをささやき続けた。
翌日、最悪な気分で目覚めると男はおらず、一人でホテルを後にすることになった。
ところが出勤した折口を待っていたのはもっと最悪な現実。
廊下ですれ違ったバスケ部エースの三年生・桃瀬に「昨日のホテル代」と言って、お金を手渡されてしまったのだ。
まさか、自分が手を出した男が、自分より年下のしかも教え子だったとは知らなかった折口は、青くなる。
何とかして白を切ろうとするけれど、桃瀬は逆に「もう一度抱きたい」と言い、折口に迫ってきて――
という話でした。
桃瀬の顔が好みで、ついうっかり誘いをかけてしまったが最後、とんでもない事態に陥ってしまう。
折口は、適当に仕事をしているけれどもそのさばけた様子がある程度生徒に人気で、でも教師であろうとかっこつけたりしすぎてなくてものすごく人間くさい感じ。
そして実は、「自分のため」だと言いながら、喫煙騒動でバスケ部が大会に出られないピンチを救ったことがあって、そのことから以前から桃瀬には気にかけられていた。
桃瀬は当然、折口だと知ってホテルに連れて行ったのだけれど、最初から下心があった訳ではなく、実は戻した折口を介抱するためだった――と。
見た目から、イマドキ色悪高校生だったりする桃瀬だけれど、実は歳相応で。
ものすごく堂に入った口説き方をするのだけれど、折口としたのが最初だったりして。
一度、折口に本気で拒まれてからはものすごく健気な身の引き方をしたりして。
そういうのはかわいいよなー……と思わせてのハッピーエンド。
押せ押せな生徒×最後の一線は越えたくないけどついフラフラしちゃうダメな先生の話でした。
押せ押せな年下攻め好きだったらオススメです!
ずっと好きだった相手が結婚してしまい酔っ払ってヤケになった折口〔受〕は、行きずりの男と一夜を共にしちゃいます。
しかしその相手が実は、己が教師として務めている高校の生徒・百瀬〔攻〕だったのですね。
百瀬は相談という名目にかこつけて、折口に迫ってきます。
最初は遊びなれて強引そうな百瀬が、話が進んで行く内に彼の結構純情な面や年相応な面が見えてきたりするのが上手いです。
特に互いの想いが通じてからのセックスで、実は百瀬は最初の夜の日のセックスが初めて童貞だったというのが判明するシーンは年下攻ならではの可愛さ爆発でした。
恋愛面だけでなく、学校での教師としての折口の描写もしっかりしていてバランスの取れている良作。
ああ、なんかもう、ひさびさに「日本語がちゃんとしてる小説を読んだ!」と、それだけで感激してましたw
ぶっちゃけ、日本語崩壊してる作品も多いんだよね、この業界…モニョモニョ。
成宮ゆりさん、さすがの一作です。
それだけじゃなく、ストーリーにもキャラ造型にも、厚みを感じました。人物像がペラくない。
たとえば主人公は、「遊び人風でちゃらんぽらんに見えるけど、根は真面目」ってタイプなんだけど、そのキャラの作り方がテンプレ通りじゃないのだ。小説ならではの表現テクニックを随所で駆使し、エピソードをミルフィーユみたいに重ね重ねて人物像やら心情の変化やらを読者に分からせていくという手法。基本的なんだけど意外と難しいこの手法を、サラッと使っている。「これだよこれ!」と、なぜかやたら胸がスカッとしてましたw
先生受けで生徒攻めの年の差10歳のカップルです。
長く片思いしてた相手が結婚した夜、やけっぱちになった先生は、たまたま出会った男と一夜の関係を結ぶ。
その男は、自分が勤める学校の生徒だった。
で、生徒は先生に「またエッチしたい」と近づく。軽く遊べる相手が欲しいんだとでもいうように。
萌えるじゃないか!
この展開、最高です。
お互いに、相手を経験豊富だと思ってて。
お互いに、ポーカーフェイスが上手すぎて。
それゆえに生じるすれ違いがめちゃくちゃ切なかったです。
ポロポロと剥がれて明らかになってゆく、年下攻めくんの、内面。オトナっぽい仮面とは裏腹の内面にもキュンキュンしまくりでした。これ、年下攻めくんの視点から読んでも面白かっただろうな。
えっちなシーンも、ゾクゾクするシチュエーションが多くて、良かった。
冨樫先生(女)も、可愛かったなァ。BLではホントに珍しいタイプだ。
やっぱ成宮さんはイイ。
今後も作家買いしたいです。
主人公は、高校教師。
元カレの結婚式の二次会帰り
傷ついて酔った勢いで寝た相手は、生徒だった。
と、いうお話。
年下攻めの名前が斎っていうのが
崎谷はるひさんの「ねじれたEDGE」と同じで
なんかちょっと似てるなって思った。
それはさておき、ゴム描写がちゃんと書かれていて
【ゴム萌エスト】のわたしとしては大興奮でした。
けっこうゴムの登場回数あったよ?
装着と着脱の記述をはぶく作家さんがほとんどだけど
この記述があるのとないのでは【私の萌え度】が違いますからっ。
みんなもうちょっとゴムについて真剣に取り組んでほしいw
物語の小道具としてでてくる光るコン●ーム。
どうせなら光るコン●ームを使ったプレイを
書きおろしでお願いしたかったーっv
じゃないと、あの光るコン●ームの意味がわかんねーよw
なぜ出した?なぜ書いた???
成宮ゆり/コイビト偏差値 (角川ルビー文庫)
純愛:☆☆☆
H度:☆☆☆
オススメ:☆☆☆☆
色悪イマドキ高校生×いい加減教師が贈るカラダ先行型ラブ
結構好きな作品です。
元コイビトの結婚式で泥酔し、学園の生徒とHしてしまう折口の教師と男としての鬩ぎあいがおもしろかったです。
折口って教師としてはいい男ですよね。
なしくずし的に学園生活の中でもHしてしまいますが・・。萌系に走るわけではなく、男気あふれた態度がイイですね。