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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
攻・滝川総司(20)
受・瀬田翠(21)
大学生。
出会いは高1と中3。
トラブルを引き寄せる体質の瀬田は、本人の意思とは無関係に「伝説」が出来てしまっていた。
その「伝説」に挑戦してきたのが、中学3年生の滝川でした。
瀬田よりもチビだった滝川を追い返したのですが、翌年、追いかけて同じ高校に入った滝川は…瀬田よりもデカく成長してました。
ウエイトが違うため試合はできないが、練習試合でいいからと食い下がる滝川。
「一日だって先輩を忘れたことなかった」と(試合相手、という意味です、この時点では)。
しかしその練習試合は結局実現しませんでした。
滝川のケンカに巻き込まれ左脚をサバイバルナイフで刺され、脚を引きずるようになってしまった瀬田。
それを自分のせいだと責めて、滝川は瀬田の足となってずっと付き従っていました。
瀬田は自分の脚の後遺症のことなど、あまり負担には思っていないんです。
でも、滝川の責任感に付け込んで自由を奪い縛り付けている事を、申し訳ないと思いつつも開放してやれないでいる。
滝川は瀬田の脚のケガは自分のせいだと言い張り、瀬田の側でずっと「アシ」として働けたらと思っています。
純粋に「瀬田先輩」の役に立つのが嬉しくてしょうがない。
そこに絡んでくるのが、瀬田の家庭教師先の家族の行方不明事件と、滝川の同級生の準ミス。
準ミスの策略で参加した飲み会で、滝川が好きなものって何?と尋ねられ、
「瀬田先輩」
と答えかけて自分の気持ちに気づく滝川。
ケガを理由にして、何時までも瀬田の側に居たかった理由をやっと自覚します。
そして不埒な妄想を振り払うように準ミスの誘いにのってしまう(←バカ)。
事件を一人で追う瀬田は失踪の謎を解くのですが、犯人に拉致られてしまいます。
瀬田の姉からカミソリ入りの手紙を見せられ、慌てて瀬田を探しに山に入った滝川。
暴行を受けた身体で倒れていた瀬田を発見して、やっと宝物を手に入れました。
「脚のケガ」を理由に、無意識にお互いがお互いを縛り付けていたわけです。
本当の感情を「責任感」や「義務感」といった言葉に置き換えてたあたりがじれったいし、滝川のワンコっぷりがたまらないです。
『そして、青年たちは・・・』では、準ミスにカミングアウト。
恋敵である彼女に「滝川を手放すつもりはないから」とハッキリ言った瀬田。
平手で思いっきり殴られます。
殴られたのは滝川を手に入れた特権だから、と準ミスを許してますが…瀬田さん、滝川を一発殴っときませんか?
そもそもは中途半端に準ミスに手を出した滝川が悪いんですから。