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hikarisasu michi no tochuude
焦れた焦れた焦れまくって
胸がきゅんきゅんv
だって本の厚みでいうと4/5くらい読むまでキスもないんだーっ!!
ゆえにキスシーンだけで悶えたv
よもやキスシーンだけで悶える自分に再会するとは思いませんでした。
なつかしい自分、おひさしぶりw
何これ?あだち充先生の「タッチ」みたいな?あれ?違う???
男三人友達で三角関係。
友達としての独占欲から、もっと深い独占欲に変化してるのに
みんながみんな気付かないように気付かせないように
本当の気持ちに蓋をしてるんだけど、匂い駄々漏れ~w
自分だけになつく真野がかわいいと思う栗田
栗田にだけなついてた真野が自分にもなついてくれてうれしい高東
きっかけは些細なことかもしれないけど、じわじわじわじわと
恋心が膨らんでいくふたり・・・
高東と栗田の自分への好意に気付きながら
好意の意味を深く考えないで
その場にとどまろうとする“ぼく”語りの真野
真野のキャラ設定が、かわいこちゃんでもショタでもブリでもなくて
ほんとに野良猫みたいに気難しくてピュアなのが良かった。
しっかし、ほんとに焦れシナリオだよw
自分、乙女ゲーム出身なのでこのキスまでが異様に長いシナリオには
どこか慣れっこというか懐かしい気分で読めましたw
あ~良かったです。
切なくてキュンキュンしました。
キュンキュンって言葉じゃ、なんか下世話な気がするぐらい純粋で、
かわいくて、もどかしくて、この3人がとても愛しかったです。
3人が3人ともお互いのことがとても大事で、3人でいることを大切に
したいが為に一歩踏み出せず、気持ちを秘めたまま時だけが過ぎて行く。
一体何度、「そこで一言ホントのこと言って!」
「なんでそんなこと言うの?」と思ったことか...
何度も2人の思いが通じるチャンスがあるにも関わらず、
3人で過ごしている幸せな関係が崩れることを恐れ、何年もただの友達
として過ごすことを選んだ3人が切なくて切なくて...
高東がこらえきれず真野にキスした時に感極まって涙出そうになりました。
胸がしめつけられるような高東の告白に、
やっと思いが伝えられたんだね...と。
こんなにキスだけで興奮したの初めてです。
数年間のもどかしい2人を見守ってきただけに、直接的な体の関係より
触れ合うだけのキスがとてもうれしくて、その場面にふさわしく思いました。
でも、その後すんなり2人の仲は進みません。
予想通りの栗田の死によって2人の関係が振り出しに戻ってしまう。
これ以上、まだ2人に障害がいるの??って杉原先生恨みかけましたよ。
結果的には、この栗田の死と、出せなかった真野へのメールによって
2人はやっと誰に遠慮することなく思いをぶつけることが出来たんですね。
最後で2人が思いを告白し合う場面では涙が溢れてきました。
まさか真野からストレートにこんなセリフが出てくると思ってなかったし。
随分遠回りしてきた2人だけど、
これからは毎年2人揃って桜を見ることでしょうね。
とっても微妙な三角関係のお話。
おとなしくて不器用な真野、明るくて友達の多い栗田、栗田の連れてきたちょっと読めない高東。
男の子の友達三人組の中で生まれた恋愛感情は、友情と絡まってすっごい切ないです。
当初栗田が死んでいることにすごく「ん??」と思ったのですが、読み終わって納得した。
これはこの形だからより切ないんだ。
愛情と友情と、お互いを想い合うせいで前に進めない不器用な彼らにじれじれしてとても良かった。
特に主人公の不器用さとぐるぐる悩みっぷりはさすが作者!です。
杉原さんのこの繊細な空気感と、三池さんのきらきらしたイラストがすごくあっていると思いました。
友情なのか恋なのか、微妙な関係に苦悩する少年たちのお話。
シャイで付き合い下手な真野の親友・栗田(明るく活動的)が、ある日友人だと言って高東(外見が良く、近寄りがたいオーラをまとって大人びている。栗田とは親密)を連れてきたことにより、それぞれがそれぞれとの関係に揺れ動くさまが描かれています。三角関係のお話といってもいいかもしれません。
真野目線でお話は進みますが、彼ははっきり言って大変屈折した性格で、自分からバリアを張っているくせに疎外感を感じ、度々「蚊帳の外」という言葉を使いたがります。
三人の関係の中で、自分が蚊帳の外に置かれるのもいやだけど、誰かが蚊帳の外で嫌な気分になるくらいなら、自分が身を引いても仕方がないとか・・・。
また、何でも分かっている風で自己完結型はやとちりマイナー人間なので、いちいちひがみます。
しかし、そんな彼を好きな男が二人もいるものだから、彼のあずかり知らぬところで静かなバトルが繰り広げられているらしいのです。
栗田と高東同志も親しい関係なので、お互いが真野のことを思っていても“抜け駆け”をするわけにもいかず、言葉や態度の端々で牽制球を投げるのですが、大学進学を期に栗田が戦線離脱するのです。
真野が栗田を友人として非常に大切に思っているのを知っている高東は、身近にいるのが自分だけになりいい雰囲気になっている時でさえ、最後の一歩が踏み出せません。
で、真野といえば彼らの気持ちに薄々気付いていながら、さらに自分は高東の方に強く引かれていることも感じながら、微妙なバランスを保っている三人の友情を壊したくないことが優先なのです。
私には、この三人それぞれがギリギリまで水を張った容器をこぼさないように持っているように思えました。その水面にさざなみすら立てたくないくらいの緊迫した関係に思えたのです。
そして物語りも終盤、やっとそれぞれの気持ちを打ち明けるチャンスがやってくるのかなという矢先、栗田が事故死してしまいます。
彼がいなくなったことで、真野と高東の関係が急接近するかと思えばさにあらず、緊張の糸が切れたように高東のほうが崩れてしまいます。
真野を挟んでの三角関係ではなく、それぞれが支えあっているような関係だったからこそ、そう簡単には上手くいかないのだなあと思いました。
最終的にはじんわり泣けるハッピーエンドですが、それまでがもどかしいもどかしい。でもそれが読みどころでもあると思います。
高校時代、大学時代のエピソードに加え、桜並木が一つのキーワードです。丁度これからの季節に読むと、雰囲気もよりいっそう味わえるかと思います。
受けの自覚が遅いかな。まあ恋って知らず知らずのうちだからいいのかもw
真野は親友の栗田に紹介された高東が苦手で、奇妙なまま3人で過ごしていくんですが、真野は独占欲が強いのでしょう。栗田をとられたと思ってしまい、高東とはあまり話さないんです。真野の独占欲にはちょっとびっくりでしたが、それが原因でもあり3人の関係がまたもや微妙に...
3人がともに大学生になったときも関係がまた変わっていきます。真野の自覚は確かにかなり遅いんですが、ところどころに高東に対する描写が書かれていたのでよかったと思います。
最初嫌い.苦手なやつが恋に変わる瞬間というのは王道でもありますが、やはり王道だからおもしろいものがあります。
甘々なのを好む方はやめたほうがいいかもしれませんね。
真野・栗田・高東の微妙なトライアングル。
高校時代の恋に近い友情というか、相手への執着心。
自分が一番の友達だと思っていた相手に、
仲の良い友人が出現し、やきもちを焼いたり。
「友達をとられた」と思う、子供っぽい独占欲。
己の学生時代を思い返し、ああ、こういう気持ち、あったなぁ。
判るなぁと、甘酸っぱい気分になりました。
真野が恋を自覚するまでが長いです。
やはり相手が男で仲の良い友達となると、恋の自覚は遅くなるものでしょう。
仲が良ければ良いほど、まさか相手が自分を恋の対象と見ているとは
思わないものです。近すぎて、見えないというか。
その辺りのもどかしさを丁寧に描かれていて、読み応えがありました。
今は何でもスピードアップされ、恋に落ちるのも高速化になりつつある昨今。
こういうじっくりゆっくり、亀の歩みの如く進む恋の過程を楽しむのも悪くありませんね。
杉原さんには今後も「じれったい芸」を極めて頂きたいです(笑)
ほぼ全くエチ系シーンはないのに、とっても胸がドキドキする
シンプルライン や スローリズム もそうだったけど、この作家さん、登場キャラたちが、「自分の心の中の恋の存在を認める」って事を、実に丁寧に描いていく。
この作品も、全編を通じて、真野の繊細な心の揺れを、モノローグで丹念、丁寧に、ひたすら紡ぎ続けていく
で、
この、じれったいモノローグが、たまらなく、ツボ
じりじりと身悶えしながら読んだ。
私的には、超大ヒット
表紙買いしたスローライフで、当たり引いたなって思った通りだ
作者さんのほかの作品も、絵描きさんのチョイスが私の趣味とモロ被り
ってことは、ツボにヒットするのも当然っていうか、必然?
しばらくは杉原祭り になりそう
杉原さんの作品っていつもそうなんですが
激しい熱のようなものはなくて
わりとモノトーンのように淡々と物語が進んでいくのに
何故か常にじわじわと微熱に犯されていくような感じがします。
この作品も
冒頭のプロローグ部分でいきなり核心に触れるくだりがあって
それ以降は、その事実に向かってただ進んでいくだけ。
でも、ちょっとずつ登場人物たちの世界に引き込まれて行っているんですよ。
高校生の男の子3人の危うい関係。
誰かが何か行動を起こすだけでその関係は脆く崩れ去る。。。
それを3人ともわかっているので
不自然だと思いつつも、いつもどおりに振舞うのがじれったくて切なくて
3人の誰の味方にもなれないもどかしさがありました。
悲しい出来事があったり
さまざまなすれ違いや葛藤があったり
けっして明るい物語ではないんですが
なぜかほっこりした読後感が残った不思議な作品でした。
友達から親友へ、さらにもう少し近づいた距離感。
高校生から大学生へと時も移り気持ちも距離も変わっていく。
その過程が全ての人にあるのだけれどとてもせつなく伝わってきます。
真野、高東、栗田、3人の思いあふれる終盤は涙がでました。
あの時、こうしていれば、こうしていたら、生きている限りそれの繰り返し・・・。
ひとり欠けてしまったけれどその思いも抱きしめて生き続けてほしいと思いました。
見上げる桜並木、ラストシーンがとても印象に残りました。
またかいっ!と突っ込んでしまいたくなった杉原理生さんの小説でした。
なにが『また』かというと、設定が、杉原理生さんの他の小説にめちゃくちゃ似ている。
ぐるんぐるん悩む、人付き合いがあまり得意ではない主役の受けの性格も、他の小説に似てます。
『よっぽどこういう設定のお話が好きなんだろーなァ』と、クスリ笑いつつ読みました。私もキライな設定ではないので、タダイマな気分です。
今回はスーパー三角関係のお話。
冒頭でいきなり、三角形の一点である栗田という男の死が語られ、それから高校時代に時間がさかのぼり、変化しつづける三人の関係が、丁寧な心理描写とともにゆっくりと書かれてゆきます。
結ばれる二人がどれかというのは簡単に予想がつきます。予想を外れるようなドラマもありません。
杉原理生的焦れったリズムに心地よく身を浸して読みました。
しかし、杉原小説の登場人物みたいな性格の人だらけだったら、人類は絶滅してしまうんじゃないかとw
繊細で遠慮がちすぎる性格の登場人物たちの、スーパーオトメときたらw