お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
ニケx希和カップルの2作目です。
あとがきには1作目を読んでいなくても「楽しんでもらえたらと、初作の気持ちで作業を進めました」と作者さんのコメントがあります。
この作品では既に主人公の2人はカップルになっていますが、2人のなれそめを知りたい方は是非1作目の『虹の入江』も読まれたらいいと思います。
前作より半年程時間がたち、希和は再び「なの・すたじお」でバイトを始めています。
そこへニケと仲のよさそうなアイドルユニットの片割れ十夜が現れ、ニケと希和だけでなくすたじおの責任を問われる事件が起こって…。
今回初登場のアイドル、つかさと十夜が周りを巻き込んでひと騒動起こすわけですが、雰囲気はそれ程緊張感もなかったです。
ニケと希和が恋人同士になって益々甘々ですが、H描写はほぼありません。
レトロも前作よりは希和に気を許していて、レトロの地が出ています。頼りになるお兄ちゃんという感じです。
ストーリーとしては少し物足りない気もするのですが、ほのぼのとしたお話で読みやすいです。
ほのぼのカップルにちょっとした邪魔者が……というような感じでしょうか??
あらすじ読んで、「希和が探偵!?」って思ったりもしたんですが。
ニケさんは、全部わかってて、その上で掌で踊らされていた感じでした。
収録テープが盗まれる事件が起こって、希和の意外な一面がわかって、ニケさんと希和の関係が更に深まったのかな……?
どっちかというと、ニケさんと希和の関係……というよりも、他のことが話のメインだった様な気がします。
ニケさんの出番が少なくて、ちょっと残念でした。
これがあって、もう1冊あれば、いい感じに話が終わるのかな?
どっちかっていうと、起承転結で言うところの、転の部分の話だったように思いました。