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sono ai yuuzai
『その恋、異議あり!』の続編になります。
まさに続編、扱っている事件も前作から引き続きです。
検事である水島(受)の相手方となる被告の弁護人は、前作では名前も出なかった水島の(結果的に不倫になってしまった)最初の恋人です。
う~ん、ひとことで言えば仕事(事件・法廷関係)描写が多過ぎて、ちょっとうるさかったですね。
もともと『お仕事(事件)もの』がものすごく苦手なんですよ。
その上大人同士(こちらは30代半ばの弁護士と検事)がもう好みではありません。これはちょっと違うんでしょうが『リーマンもの』が基本好きじゃない。
というわけで、前作と変わらずラブにはまったく興味も持てませんでした。
そもそも、特に前半は『メイン2人がいつ揃うんだ!?』ってくらいにラブないがしろに感じたんだけど。←揃ったら濃いけどね。
それでも、前作と同じように『事件もの』としては結構面白かったんですよ。相変わらずラブストーリーとしては無理だったんですが。キャラクターからもう苦手なんです。←特に水島が、個人的に受キャラクターとしてかなりダメなタイプ。
とにかく、こちらのシリーズ自体『極・嫁』のメインである佐原(とついでに朱鷺)が出ているということで、遡って読んだだけなんですよね(どう考えても設定やあらすじからして好みじゃないので、積み本の中でも後回しになりそうだった)。
前作もそのつもりで読んだのに、佐原の存在感が薄過ぎて拍子抜けだったんですが、こちらでは少しずつ本性覗かせて朱鷺との『極・嫁』に繋がる流れも。
そういう意味では面白かったんです。
途中から明らかに、メインCPより佐原に興味が移ってましたね。謂わば『佐原パート』だけでも読んだ意味はあったと思っています。
おもしろかったです!昔の男・月島と水島の法廷対決もしかり、男の意地をかけた樋埼の会社存続をかけた買収合戦。恋愛だけでなくサイドや男の仕事もこだわって書いてる日向先生らしさが出てます。
また前作「その恋、異議あり!」でからんだ事件の真相究明が法廷でなされるのですが、犯人やそれにかかわる人物の心理などとてもよく描かれ、作者の人間を描く巧さを感じました。法定でのSM談議で頭を抱える水島がかわいいw
ときにはシリアス、ギャグも盛り込んで読み終わった後はお腹いっぱい、満足です!!
しかしこの方の物語の特徴としてやはり一度は読者の度肝を抜かないと気が済まないのかこんなところに「え!ええっ!?」ていう驚愕の展開が・・・
またいろんな細かいところに他の著作物とリンクされていたりもするので合わせてより楽しいです。