大いなる伏線の巻
白帝城で瀕死の床についた劉備。
主君の死を目前に、孔明が過去を思うところから始まった3巻。
新たな政敵・法正の出現。
魏延に強要され始まった肉の関係。
暗殺集団「赤眉」から狙われる孔明。
主に蜀内のゴタゴタがメインなので。
1・2巻に比べるとやや、派手さにはかけると思います。
濡れ場も少ないですが、法正と孔明の対立や外交の駆け引き。
政治闘争の面白さが楽しめます。
孔明の口先三寸の見事さは、読んでいて気持ちいい……(笑)
そしてこの3巻で広げた風呂敷が、4巻でどう畳まれるかが見物。
次に続く伏線の巻といったところでしょう。