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goshujinsama no propose
つまりなにが言いたいかって言うと…。
尚人とリナなのか蒼矢と昴なのか?
昴はメイド喫茶で臨時バイト中にストーカーの吉田を投げ飛ばし、蒼矢の高級外車のボンネットを凹ませてしまう。
メイド姿のまま昴は蒼矢と修理工場へ向かい…。
要するにメイドものです!
実は蒼矢はオタクな尚人がメイド喫茶のメイドのリナに片想いをし、妄想の中でメイドのリナのご主人さまとして仲睦まじく暮らしているという小説を書こうとしており…。
修理代の返済を兼ねて昴に小説のヒントになるよう、メイド姿で家に居てくれないか?とバイトを持ちかけ。
急にスイッチが入り尚人になりきる蒼矢。昴をリナと呼び膝抱っこに膝枕にキスまで。しかしこれは小説の中の尚人の妄想で…とややこしく。
昴もこれは蒼矢なのか尚人なのか?昴へなのかリナとしてなのか?
あっさり言うとまあお互い好きになっちゃうわけですよ。
色々ありつつ切なくて混乱して恋焦がれて。
タイトルにあるようにプロポーズ。
それも回りくどくて、つまりなにが言いたいかって言うと…と。
こんなに連続で真船さんのメイドものと花嫁ものを読んでると、本当にお好きなんだなあと思うのと、やはり男の子がメイドや花嫁に身代わりやなりきるのは切なくて騙してて苦しくて…。セットなんですね。
今作はお互い承知の上なのですが、妄想と現実の狭間で、今はどっち?な感じと、本当の自分を求められたい!なところと。
つまりなにが言いたいかって言うと、まだまだシリーズの積本がありますが、ちょっと時間を置いてから戻って来たほうが楽しめるかな?
コバルト文庫の『メイド』シリーズ1作目になるんですね。
そしてこちらが真船さんの初『メイド』ものだそうです。←私はこちらより先に、みろくことこさんイラストのシリーズ2・3作目を読みました。
つい最近真船さんを読み始めた私にとっては、真船さんと言えば『花嫁』『メイド』にもちろん『女装』の作家さんって感じだったんですが、コレほんの4年前なんですね。
しかも、コバルト文庫のこちらの前作が『花嫁』シリーズ1作目なんです。
まあ相変わらずライトで薄いし、ストーリーもあるようなないようなというくらいです。
でも、決して悪くはないんですよ。キャラクターが結構よかったんです。
メイド喫茶で男友達の代打でバイトしてる男の子って設定がもうありえねえ!といえばそうなんですが、ちょっと意外だったのはメイド喫茶で女装してメイドさんなんだけどあくまでも『男の子として(女装男子メイド)』なんですね。『女の子と偽って』じゃないんです。
そして、バイト中に蒼矢(攻)の高級外車に傷をつけてしまい、修理代を弁償するためのバイトが『蒼矢の家でメイドの格好をする』ことだったんです。
『メイドもの』で『ご主人さま』というイメージで、蒼矢がもっと傲慢な俺様かと思ってメイドシリーズの中でも後回しにしてたんですが(そういう攻キャラクターが大キライなので)、まったく違いましたね。
有名な作家で金持ちでイケメンで~というスペックの高さからは予想外に最後まで誠実なキャラクターでした。
でも、次作の構想のために家で男の子にメイドの格好させて、しかもその主人公になりきって妄想を・・・というあたりはもうなんとも残念なへんたいだと・・・。←でもいいの!こういう『(鬼畜傾向じゃない)ヘンタイ』はむしろ好みだから!
昴(受)も、ツン過ぎでもなく、卑屈過ぎるイイ子ちゃんでもなくバランスがいい。こういう子は結構好きだなあ。
ホントに言ってしまえばどうってことないストーリーなんですが、安定していて軽く読めます。
こちらに限ったことではないんですが、深く考えなければ『こういうもの』として楽しめました。
親友の身代わりでバイトすることになった昴。
ストーカーに迷惑していた時、高級車をあやまって傷つけてしまう。
高級車の持ち主は、大女優と大男優の間にできた、正にサラブレッド的な人間の蒼也だった。
車の修理費が30万。
大学生の昴には、多額な金額だった。
蒼也のアイデアで、蒼也の家でバイトすることになった。しかも、メイド服で!
蒼也の作品で、リナというメイドになりきることが、バイトだった。
都合よく、昴の住まいが水浸しになり、蒼也のマンションで暮らすことになる。
蒼也の友達のトラブルにより、二人が本心を認めて幸せになっていく。