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renai kioku shoumei
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
2009年刊。
ふと"催眠術"というキーワードのものが読みたくてちるちる内の作品検索で探してみたところ、ヒットしたのがこの一冊。
主人公・有紀彦が催眠術をかけてもらう目的は、本気の愛情を信じてもらえない"彼"に対して、また同じ"彼"を好きになると証明する為だった。
25歳から20歳の記憶に、本気の愛を知らなかった頃に戻してもらう事に意味がある。
…と、そこまで本人が用意周到に計画を練ったうえに、過去に有紀彦を口説いていた同性の協力者を交えての1ケ月間の負けられない賭けに挑んだ結果は如何に!?
この話、『攻めが一体誰なのか探っていきながら読んでいく』といった内容が正に自分の好みにぴったりだった。
元々、『正体不明とか謎の男的な掴めない攻め』ってのが大好きなのだ。
リンクスロマンスの電子書籍版で挿絵が付くようになったのは約2年前からなので、この話には挿絵が付いていない。
攻め候補が3人も居るとなると余計に挿絵の力も借りて誰が本命なのかと読み進めたかったところだ。
…(゚д゚)!!
…つーか、これって分かる人なら速攻でピンとくるじゃーないか(-_-;)…
ま、それでも充分面白かったけれどね。
有紀彦が1ケ月後に無事同じ"彼"の元に辿り着けたかどうかは読んだ人のみぞ知るという事で。
賭けに乗った他の男性陣も紳士的で、隙あらば出し抜こうといったガツガツしたものがなかった。
有紀彦自身、資産家の御曹司なので育ちの良さは天性のもので、人を惹きつける魅力も持ち併せている。
当然、心身共に愛情を注ぐ権利のある本命の恋人は一人だけだ。
だが、執事にしろ過去に口説いても一線を越えられなかった他の男達にしろ、有紀彦に好意以上の様々な感情を寄せている。
周りの人達に色々な意味で愛されている主人公だった。
名倉先生の最近作に嵌っているので読んでみました^^
主人公は、金持ちで若くて可愛くて、誰からも愛される「有紀彦」。
自分の恋人が「愛が信じられない」とネガティブ思考なので、自分の中の恋人の記憶を消して、また同じ人が好きになるなら「ほら、この思いは絶対でしょ?」的な証明をすることとした。
恋人を含むと言う知己の男3人の中から、記憶が戻る1ヶ月後までに恋人を当てる、という賭けは始まった。
何ですか、こんな記憶操作ができる便利な設定と実施する有紀彦坊ちゃんの環境・・・ちょっと引いてる自分がおりました。
でも、小説だし~と読み続けます。
記憶消去後のゼロからのスタートだから、それぞれの男とお茶して食事してドライブ行ってとかののデートを連チャンでします。
なので、恋人かも知れない男達との気の張った付き合いや、恋人への証明もできず恋人を失う結果への不安に、有紀彦は段々と疲労してしまう。
勧められて精神科医の元へ行くと、心が晴れる事に気付き、それから通う様に、そして足繁くになっていきます。
・・・そうか!読者はここらで気付くんですね?!
本当の恋人が誰なのかと有紀彦が自分にしかけたトラップに!
他の男とのデートやキスしたことへのジェラシーに、攻めさんのS気が沸々と!
有紀彦は証明もできて、冷め掛けていた攻めさんがもっと激しくなって、めでたしめでたし♪
最初ちょっと引いていましたが、ここまでくると、有紀彦の後悔や不安に同調しているし、この設定も許容していました^^
名倉先生らしいコミカルな面はなかったけど、、やっぱり名倉先生らしいかなと思いました。