太陽の楼閣シリーズ(3) 野獣(シャチョウ)の甘いささやき

太陽の楼閣シリーズ(3) 野獣(シャチョウ)の甘いささやき
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
ふゆの仁子 

作家さんの新作発表
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イラスト
楠木潤 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784048674102

あらすじ

日本を代表する藤井グループを支える藤井兄弟。次男の将吾は野生味溢れるうえにアメリカ留学でMBAの資格をとった男前。だが、たった一人の兄を慕うあまり幼馴染の恋に濡れる視線に気がつかず・・・!? 一方、甘え上手で美女顔負けな美貌の三男の郁。憧れの天才建築デザイナーが経営する事務所に就職し、彼に思いを募らせていた。一見優しげで温厚そうなこの男。だが実は郁のことを… 個性的な2カップル編、書き下ろしあり!
出版社より

表題作太陽の楼閣シリーズ(3) 野獣(シャチョウ)の甘いささやき

藤井グループ次男
藤井グループパートナー,風間建設社長

その他の収録作品

  • 恋人は建築家(イジワル)
  • 夢見る小悪魔の恋愛事情

レビュー投稿数2

脳みそ筋肉な男の恋愛

父が亡くなったため、7年ぶりに帰国した藤井家次男・将吾。長男の千真が大好きで、吹っ切るために渡米しMBAの資格も取ったいい男ですが、三男・郁が言うように『脳みそまで筋肉』なため、人の機微には疎いんです。
藤井グループの心強いパートナーである大手ゼネコン・風間建設の社長が、将吾の幼なじみの裕貴でした。
「将吾が僕のものになるなら、なんでもしてやる」
と、将吾の本気を確かめるふりをして、本音をこぼす裕貴。でも、自力では気が付かず、弟の郁にヒントをもらってやっと気が付く有様ですが。
裕貴の気持ちに気が付いたら、あとは裕貴が可愛くて仕方がなくなっていく将吾は、野獣(可愛らし目のですが)に豹変。ガンガン攻めまくってます。
また裕貴は裕貴で、今までツンツンしていたけれど、将吾の前ではデレ。まさにツンデレの本領発揮ですね。

自分の気持ちを隠して……という、まさにBLの王道って展開です。
鈍ちんな攻めと突っ張っちゃう受けがお好きな方、どうぞ~。

2

色んな意味で王道だなぁ…

藤井グループの三兄弟の下二人の過去話でした。過去というのは、シリーズ1巻から考えたらという意味です。兄弟全員男と出来ちゃうまでの話…なんですが。
次男は一番父に似てがっちりとガタイが良く、頭の中まで筋肉タイプ、三男は見た目が一番母に似てて、少し華奢なタイプみたいです。
容姿の事がよく出てくるんですけど、割とその辺関係あるエピソードも多いです。

今回は二人の話がそれぞれ入ってたので、全体的に薄いなと感じました。
たまたまなのか、二人とも相手に前々から気に入られてたので、話がとにかくとんとん拍子なんですよね。
そして、キャラとかそういうのが結構テンプレで、話の流れまでなんだかテンプレに感じてしまって、サクサク読めるんだけど先が読めすぎてしまうので萌えに至る前に終わってしまったー!って感じでしたね、両方とも。
なんでこう心に引っかからないんだろう?って考えてみたんですけどね、エロは標準的にあるけどキュンが足りない気がしました。
何というか、切ない、もどかしいって感じが足りないんですよね…密かに思い続けてた相手と結ばれる話(次男)なんかもあるんですが、どうにも感情移入できない。
最初からもうハッピーエンドになるんだねっていうのが見えすぎてしまうせいでしょうか?
王道でハッピーエンドで悪い話でもないのに、読後感があまり良くなかったのは残念です。

1

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