交渉人は疑わない

koushounin wa utagawanai

交渉人は疑わない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神159
  • 萌×224
  • 萌12
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

138

レビュー数
33
得点
929
評価数
200
平均
4.7 / 5
神率
79.5%
著者
榎田尤利 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
交渉人は黙らない
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813011811

あらすじ

元検事で元弁護士、そのうえ美貌と才能まで持ち合わせた男、芽吹章は、弱き立場の人を救うため、国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人として、『芽吹ネゴオフィス』を経営している。ところが、ひょんなことから高校時代の後輩で、現在は立派な(!?)ヤクザとなった兵頭寿悦となぜか深い関係になっている。嫌いではない、どちらかといえば、好き…かもしれない、だがしかし!! 焦れったいふたりの前に、ある日、兵頭の過去を知る男が現れて!?
出版社より

表題作交渉人は疑わない

兵頭寿悦 暴力団の若頭
芽吹章 元検事&元弁護士の交渉人

レビュー投稿数33

愛ゆえの思いやり

交渉人シリーズ2作目です。
いきなり芽吹がホストとして働く場面から入っており、そういう話運びが本当に上手いし面白いです。
交渉人として、相手と交渉するだけでなく現場に潜入したり裏をとるために関係者から話を聞くのとかも興味深く、時には笑い要素もあり楽しく読めました。

裏社会のお話ですから、暴力的な展開もあるにはありますが兵頭が本当は人情深く義理がたい人物なので後味も意外と温かいんです。

前巻では身体先行で絆されたという感じのあった芽吹でしたが、すっかり兵頭を頼りにしていて愛情を感じている様子でした。
最後には身体もしっかり繋がって…満足満足。
濡れ場も始まりから、次第に熱が高まって放出されるまでがしっかり描写されているところが大変良きだと思います。

周りのキャラクターにも気になる動きが。
キヨと智紀って、そういう感じになるのかな?
そちらも気になる所でした。

2

攻めの魅力が増していく

事件ものシリーズのパターンに則り、二冊目は濃い目の事件で一冊まるごと使っている。コメディ要素も強くなり、軽く読めるラノベ感。テンポが良くて面白く、いくつかの決めシーンは画面的に映えそうだと思った。

今作はタイトルにもあるように、人を信じる信じないの精神論を絡めて進む。理想に縋る芽吹は、主人公としてある意味完璧なんだろうと思った。人としてってことでなく、傷のある人間が共感を呼ぶ論理を組み立てて魅せる、創作主人公としての完璧さ。
私は綺麗事が苦手な質なので、一歩も二歩も引いて見てしまうタイプのキャラ。好感度が高いのはなんとなく分かる。

兵頭は芽吹のピンチに必ず助けに来るし、嫉妬心を隠さずメラメラしていて、こちらも攻めとして完璧。口説き文句をつらつら述べてくれるので、BLの醍醐味をしっかり味わえる。粗野で下品なとこもあり、古いような逆に新鮮なような空気を感じた。
過去の犯罪が今も深い心の傷になっていて、自嘲気味に攻撃的になる様子が辛い。同時に情の深さなんかも見えてきて良かった。

事件は新キャラを登場させつつ綺麗に終了。メイン二人は発展したことになるのかな?肉体的には進展したが、芽吹がどこまで認めているかはまだ分からない。
エロシーンはラストのしっかりめのものも良かったが、手錠で繋がれた中途半端なときの方がどきどきして好きだった。

一冊目から個人的推しのキヨ。ちょっとBLの匂いがしてきて残念。彼には誰ともくっつかず、孤高の癒やし系キャラでいて欲しかったなあ。

0

兵頭の優しさに感激

前回から何度か体を重ねている2人。まだ最後まではしていないけど、心の距離はグッと近づいた感じだった。
芽吹の正義感の強さや仕事への想い、兵頭の優しさ芽吹への思いの強さが伝わってきてとても良かった。1番最後のさゆりさん視点のお話。兵頭の優しさと芽吹の気持ちが伝わってほんとに良かった。
徐々に近づく2人の気持ち。次回はどこまで進むのか楽しみだな。

0

神作品

・ホストの芽吹がみれる
・初エッチ!!!!!!
・文句無しに面白い

0

シリーズ第二弾

やはり人気シリーズだけあって面白かった!
夫婦漫才ぶりもだけど、兵頭の舎弟もいい味出してるっ!
そして、キヨ!可愛いっ!大好きっ!

芽吹の先輩も登場して、来るだろうな~とは思ったけど、やっぱり登場して兵頭とバチバチなの面白かった~。
友情と思ってるのは芽吹だけだよね!?
そして、兵頭の過去もだんだんわかってきて、兵頭いい男だな~と。
一応高校生の時のは別にして、やっとアナル解禁!
媚薬で生って私も入れる方に影響無いのか時々気になってたので、リアルで面白かったです~。
この作品はファンタジーなBLな中にリアルっぽさが絶妙にブレンドされてるのがいいな~と。

それにしても、冒頭にでてきた満男、上京の背景も描写してるからもっと事件に絡んでくるのかと思ったらその後ぱったり。
いつ事件に関わってくるのか気になって気になって・・・
再登場しないうちに終わってた・・・何度も名前確認しちゃったw
潜入した先のホストなだけでモブでもいい位なのに名前あるって、そこはなんか拍子抜けでした。

小百合さん視点のエピローグ良かったです~

涙ひと粒ぽろりしました。

1

ついに・・・!?

ついに兵頭のバズーカを受け入れてしまう・・・という回でした。
感想はそれしかないです。
だってもう、面白すぎです!だいたいシリーズものは1巻は面白くて、2巻になると面白さは半減する(イメージです)ものなのに、こちらは違う!2巻も十分に楽しませていただきました。全巻いっきに読みましたので、感想はひとつにまとめた方がいいかと思いましたが、こちらは記念すべきバズーカの巻でしたので、こちらにも感想を書きました。兵頭おめでとう、よかったね。
ただ、少し気になったのが、挿絵がだんだん変わってきたことです。ほかの方も書いてますが、最終巻ではだいぶ絵が変わってます。私は1巻の頃の絵柄が好きなので、変わってしまい残念です。

1

ブリティッシュしめ縄登場

名作シリーズ2作目。
今回は奈良先生の表紙、中表紙にうっとり。
表紙の兵頭がかっこいいのは御覧の通りですが、中表紙がなんと
芽吹の幸せそうに枕ぎゅーしている寝姿(携帯待受画面)。
これを鼻の下のばして見ている兵頭の顔まで連想できて、最高です(笑)

そして裏表紙は、シャチ〇ン食べてるキヨの図。
2010年ごろに販売終了となったらしい名古屋名物シャチのシュークリーム?
いいなあシャチ〇ン。食べてみたかった・・・

当巻では、兵頭の過去が明らかになるとともに
その過去に因縁があった溝呂木(悪党)が登場。
そんな簡単に悪党が立ち直る訳はないと思いつつ
小説だからこそ、信じたいなあと思う気持ちを書いてくださって
読後感が爽やかです。
色っぽい話では、事情により手錠でつながっている溝呂木の横で、
兵頭にやられそうになった芽吹。
このシーン、結構キました(笑)
色っぽいというその声を聴いてみたい気がする。

そして二人の関係がまた一つ進むとともに
芽吹の友人 七五三野(しめの)が登場~
兵頭と違ってブリティッシュスタイルのイケメン弁護士。
でも、芽吹をぺたぺた触ってて、うーん気になる~
この後、どうなるのかがとても楽しみです。
次ぐらいで芽吹の過去が出てくるのかな・・・?

0

兵頭の天敵出現?!

交渉人シリーズ第2弾。

まだ、兵頭を恋人だと認めていないものの、兵頭にほだされまくりの芽吹。
そんな芽吹の態度を楽しむ余裕の兵頭。
ほんと最高のコンビです。

芽吹はストーカー被害にあっているというホストの溝呂木からの依頼を引き受けます。
しかも溝呂木には兵頭と深い関係が・・・
評判の悪い溝呂木の依頼が嘘なのかと一抹の不安を覚えながらも、溝呂木の更生したいという思いを信じる芽吹。

依頼人のために兵頭にすら立ち向かう芽吹はちょっとかっこよかったです。
でも手錠の鍵まで頭が回らない天然さも芽吹ですけどね(笑)

今後の二人の進展が楽しみでなりません。
そして兵頭の天敵、七五三野の気になります。

0

コメディで面白い!

コメディのドラマを見てるような、そんなテンポよく面白い回でした!榎田先生の作品はまだ読み始めて浅いのですが、作品によって筆致が幅広く、本当に力のある方なんだと分かります。

それにしても、相変わらず芽吹さんはヤクザにモテモテですね。自分のことをオッサンと連発していますが、大人の男も良いなーと思わせてくれます。
キヨと智紀の恋の予感も垣間見れました。
最後はついに覚悟を決めて兵頭さんと結ばれます。
ほくほくです。

1

コミカル・シュールにサスペンスが加わりました

交渉人シリーズ第2弾。
兵頭の過去がちょっとわかってきました。
前作では、もやもやっとした芽吹のトラウマの部分と
ストーリー全体のコミカルな感じにちぐはぐな印象を受けましたが、
慣れてきたのかな!?
前作ほどの違和感は感じませんでした。

ストーリー全体は面白かったのですが、
萌×2をつけるほどには萌えなかったんだよな。
何が足りないんだろ。

芽吹のトラウマは今回は全く語られず、
どうやら弁護士を辞めたのもいわくありそうです。
気になるので、次編へ続くです。

それにしても、「シャチドン」って実在するの?
思わずググっちゃたよ(;^ω^)

0

初っ端から笑かしてくれます

交渉人シリーズ第2弾★再読。

やはり面白い!
今回は芽吹が25と偽ってホストクラブに潜入するところから始まります。
…25歳wwwww
しかもアッキーってwwww
どんなホストぶりを見れるのかと思えばホストクラブ内法律相談事務所化してたり(笑)
いやもーご自分の得意分野でホストされておられます。
兵頭にばれてご指命受けたり膝だっこされたりw

中盤で兵頭迷台詞「乳首出してんじゃねえよ」には笑かされました。
脱がしたのアンタだ!w・・・もう大好きこのシリーズ(*´Д`*)

0

BL小説にハマる窓でした。

本というものはもともと好きなのですが、妄想が加速されがちな媒体なのでBLに関しては実は避けていました。
しかし・・・ちょっと開いてしまい・・・
大爆笑でした。テンポがとても相性があったようで目が離せなくなりました。コメディがお嫌いでなければ榎田先生のテンポに是非一度浸ってみてください。

0

極道コメディに。

シリーズ第2弾。これ、続編だよね!?っていうくらいコミカルテイストに振れてしまった第2作。これはコミカル単体として読めばそれはそれで面白いのだが、第1作のサスペンステイストが好みだった私からすると、ちょっと期待外れと言わざるを得ません。

しいらさんのように、テイスト振れすぎじゃ?という幅の広さを見せたいならそれもよいのですが、同じシリーズでやられると調子狂うなぁ。

今作は芽吹さんの一人称。SSっぽい最後の番外のみさゆりさん目線(一人称ではない)。
交渉術をちりばめた前作から一転、今作はほぼ人間ドラマなしで、ワンコ×ツンデレのあまあまごちそうさまな作品になっています。

前作までで、最後まで致してなかった2人がようやく結ばれる、そんな回。

1

のっけから笑う

本当に、殺す気か?って勢いでおもしろい。
冒頭は、誰の一人称ですか?って思うんですけど、彼のモノローグに現れる
新人ホスト、アッキー。
もう、このあたりから「くるぞ、くるぞ」って期待感満々に盛り上がります。
笑いでハートを掴まれた後はハラハラどきどき。
けっこうハードに巻き込まれながら、兵頭の過去と向き合い
受け止めていく芽吹章はむちゃ格好良い。惚れる、ってか、もう惚れてる。

後のスピンオフになるキヨと智紀の出会いはこの巻から(*゚∀゚*)キャー

読まなきゃ人生損するシリーズの2巻目です!

1

人は、変われる・・・

お話は芽吹が仕事でホストをしている場面から始まります。
そこへあやかを従えて乗り込む兵頭。
芽吹を「俺のイロ」と言う兵頭に「やっぱり二人はデキてんだ?」とあやか。
でも芽吹は肉体関係がある事は認めながらも、
二人の関係をまだ「成り行き」「弾みで」と思っていたい様子です(笑)

シーリーズ1作目は芽吹の過去が少し書かれてましたが、
今巻は兵頭の過去に触れています。
ある日芽吹は、ホストの溝呂木からストーカー被害の相談を受けます。
印象が良く現在勤める店の評判も良い溝呂木。
実際にストーカーされている現場も目撃していた芽吹ですが、
偶然過去の思わぬ悪評を耳にてしまいます。
その上、溝呂木は兵頭とも顔見知りでかなり険悪な仲である事も判明。
しかも溝呂木は兵頭を「人殺し」だと罵ります。

今回も芽吹は、本当に頑張ってます、信じることに真剣になってます(笑)
兵頭が、過失であれ人を殺めていた過去も、
女の子を騙して食い物にする「アンカーのハルキ」と呼ばれていた溝呂木の過去も。
「人は変わろうと心から願えば、変われる」と信じます、信じようと頑張ります。
そしてその芽吹の熱意と真剣に信じようとする姿に、
芽吹を騙して万里雄と取引するつもりだった溝呂木も、心を動かします。

そして、今巻でも笑わせてもらいました、周防組の事務所内での会話。
爆笑です。もうここはコメディだと言っていいでしょう!
この兵頭の舎弟達、私はすごく好きです。今後の活躍(?)にも期待です(笑)

そしてそして!すっごく感動したのが、万里雄の手下達との乱闘後のシーン。
窓から落ちそうになった芽吹を辛うじて助けた兵頭。
ここは本当に良かったです~、感動しました。ホロリときそうな程・・・
「おどかすな」「ウン」「おどかすんじゃねえよ、ちくしょう」
二人が、本当に素の気持ちになった瞬間だと思いました。

最後に、とうとう二人は最後の一線を越えて無事(?)結ばれます。
この時の兵頭が、本当に嬉しそうで幸せそうで、可愛いかった・・・(笑)
今巻で、芽吹を溺愛する友人の七五三野も登場し、
今後は二人のラブの行方と共に、兵頭と七五三野のバトルも期待できそう(笑)

巻末の、さゆりさん目線の話は良かったです。
さゆりさんから見た芽吹。そしてポロリと漏れる芽吹の本音。
兵頭が犯した殺人事件の真実・・・
前巻のキヨ目線の話も良かったですが、この辺はさすが榎田尤利先生!って感じです。


余談ですが・・・
芽吹きに兵頭の精神的な支えになって欲しいと言う迫田に、
何故自分は暴力団を嫌うのかを芽吹が語るシーンがあります。
ここは、芽吹きの考えに、成程~・・・と思ってしまいました。
――ひとりひとりは悪人ではない。心根は優しくて、気も小さい。
  そんな人間が、暴力団という組織に入った途端、組のために平気で法を犯す。
群れる生き物の定めなんでしょうか、恐ろしい限りですね。

3

シリーズ2作目

今回はホストの依頼をメインとしてお話が進みました。

芽吹さんは明るくっておちゃめですね~。
言うことが時々オッサンだったりしますが、
“““脳内発言””” がとっても楽しい!

もちろん脳内発言だけでなく、
メインの兵頭と芽吹サンのやりとりはもちろんのこと、
あと、七五三野(シメノ)と兵頭のやりとりも面白いです。
七五三野は兵頭が欲しいのか?と読んでいて勘違いしてしまいそうなほどでw
まぁ、親友だけど、娘を大事に思う父のような感じなんですかね。

この巻では、キヨと智紀に関係性が出てきた・・・というか
今後を楽しみにさせる部分が出て来てワクワクできました♪

1

『芽吹、ホストになる』の巻


【交渉人シリーズ】二作目でございます~!
交渉人、またの名をネゴシエーター、ネゴ屋(ネコ屋ではない)を営む主人公・芽吹とそんな彼に執着する極道者の攻め・兵頭のお話。
うううん今回も相変わらず面白い!

冒頭はあるホストくんの一人語りかと思いきや…あれ?あれれ?あれれれれ?となってしまうほど場違いな会話を自称25歳の芽吹ホストが繰り広げてるじゃないですか(笑)
最初の数ページでここまで面白い作品って滅多にありません。
そんなカオスな空間にもやっぱりやって来るのが兵頭サン。
芽吹への執着心丸出しに暴走する様に思わずにやにや!
そして相変わらずの夫婦漫才を繰り広げる二人ににまにま!

本作はホスト関連の事件を丸々一冊に渡って取り上げられているのですが、その中でも読みどころはやっぱり、前作よりも大好きなんだな~!愛しちゃってるんだな~!と感じられる兵頭の言動でしょうか。
ホストたちも良い意味でも悪い意味でも個性のあるキャラクターが揃っているのですが、いかんせん兵頭サンの愛がおおきすぎた。
大好きならしょうがない。
愛しちゃってるんならしょうがない。
言動の節々に感じられる兵頭の自分勝手な独占欲、その反面、芽吹ではないとダメなのだという切実な想いがもうたまりません!
確実に兵頭へと傾いてる芽吹の本音は、お話の後半でぽろっと溢れちゃってます。

そしてそして一番注目したいのが二人の初めての夜の営みですよね、あああああ兵頭よかったね(´;ω;`)
いついかなる時もボケを忘れない二人のせいでなんだか笑えてしまう初体験シーンですが、幸せそうな兵頭にこちらまで嬉しくなってしまいました。

欲を言うならばもう少しホスト芽吹さんを拝みたかった…!(笑)

1

脇役も個性的

いきなり出でくる、たぶん、兵頭の携帯の待ち受けに笑い、さらにホストになっている芽吹に笑ってしまいました(年齢的に無理がありすぎる~)。
兵頭に横抱きされている挿絵にも拍手♪
芽吹ネゴオフィスのさゆりさんとキヨ。
アヤカも智紀もすっかりレギュラー。
今回は、兵頭の前科にまつわるお話でしたが、その割に暗くならず1作目と同じく軽やかに話が進みます。
ただ、ちょっとだけ芽吹の無鉄砲さというか、跳ねっ返り部分が気になります。
犯罪が絡む仕事をしている割には行動が軽い(笑)命がいくらあっても足りなさそうです。

1

今回は冒頭から「芽吹きのホスト」がオイシイ。

もちろん交渉人からホストへ転職したわけではなく、あくまでも依頼の調査のためですが。
そして兵頭、ここでも芽吹きへの執着丸出し。大暴走(笑)

今回も芽吹き、体張ってます。
↑の依頼の逆恨みで、首絞められて階段突き落とされそうになったり。
依頼者の溝呂木が拉致されそうになり、自ら手錠で溝呂木と繋がったり。
そのせいで兵頭の逆鱗に触れ、あわや衆人環視プレイとなる所だったり。
手錠で溝呂木と繋がったまま派手に転倒し額を強打したり。
揚句、鵜沢の手下から溝呂木とマリサを守ろうとして、
首を絞められた上に2階から転落しそうになったり。

でも、至る場面で、兵頭が芽吹きの事を好きで好きでたまらない・・・
と言う様子が窺えて、読んでいてついニヤニヤしてしまいます(笑)

今回、兵頭の過去が明らかになります。
そして芽吹きも、溝呂木に多くの嘘をつかれ裏切られかけたも
「変わろうとしている人を信じたいだけ」と、なんだか意味深です。
きっとこの「なぜ信じてやらなかったのかと後悔するのはいやだ」という思いは
検事や弁護士を辞めた過去に関係があるのでしょう。
今後、芽吹きの過去に繋がっていくんでしょうね。

シリアスな内容もありますが、
前編通して芽吹きと兵頭の夫婦漫才(?)っぷりは相変わらずで笑いどころ満載。
兵頭の舎弟たちも相変わらず良い味出してます。

芽吹きの旧友の七五三野も登場し、兵頭との芽吹きを巡るバトルも見物。
そしてとうとう芽吹きと兵頭も晴れて初エッチ!おめでとう~

今後の展開に目が離せません。

4

お待ちかねの初合体でございます━(*゚∀゚人゚∀゚*)━ひゃふーw
え?大事なのはそこじゃない?や、そこですw
初めてが肝心なのであります。おめでとうございます。

今回も相変わらず事件に巻き込まれる先輩と
大事な先輩が~な兵頭の~なある意味ラブコメ?や、違うか。
楽しくサックリ読める作品で今作も楽しく読ませていただきました。
今回は、兵頭の過去篇~ですね。
なんだかんだで優しい男。最終的に行き着くのはソコでした。
なんだかんだでですね、怖いことも多々なのでありますが
根っこのトコロがあるからこそ、惹かれていってるんだろうな~と
なんだかちょっぴりホッコリ。
まさか女もいけるのか?!な中盤。
最後の結論に納得です。触れられないのかな~と思っていたのですが
答えはそこよね。うんうん。

手錠をかけて~な他人様いる中での淫行プレイ。
野獣な兵頭に乾杯。

エロの話。
さぁ、食え。な色気皆無な入りから、濃厚プレイ
最終的になオチまでが一式美味しかった。
やってくれますな(*´∀`*)ホクホク
なんだか顔が緩む。オイシイ一作でした。

追伸。凸凹な紀宵と~なところもなんだかんだで可愛かった。
番外で続編あるのを知っているだけになんだか可愛くて仕方ない。

2

器のでかい男

下町で小さな交渉屋『芽吹ネゴオフィス』を営む交渉人の芽吹彰。
なぜか再会した元後輩のヤクザ、兵頭となぜか深い関係になっている自分にとまどいながらも、兵頭を嫌いにはなれず……
そんな彼の元に持ち込まれる事件。
芽吹は新人ホストのアッキーとしてホストクラブに潜入するが……

仕事の都合で冒頭から新人ホストをやっているアッキーこと芽吹に思わずニヤニヤ笑いが止まらない。
そこにやってきて指名をするヤクザで恋人?の兵頭とのやりとりもたまりません。
この二人の馬鹿馬鹿しくて妙に息のあった会話が大好きすぎる。

ついに兵頭のライバル?登場。
検事で芽吹の級友の七五三野。
でも彼の場合芽吹のお父さんというかお兄さんポジションかも。

色々煮え切らなかった二人の関係も一歩前進。
兵頭の過去を知っても態度を変えずに受け入れる芽吹は優しくて、なんだかんだ器がでかいんだよなあ。


2

ワクワクが止まらない!!!笑

読み終わりました。まさに今。
なんなんだーーー!!この幸せ感!!!!!!
ニヤニヤがとまらなーーい!!!
1巻も神でしたが、やっぱり2巻も神!!!

このシリーズは。。。本当になんといっていいのか言葉で表し尽くせない、充足感が特徴なんだろうか。もはや盛りだくさんすぎて判断もおぼつかない。
全身のコリをほぐしてくれるというかw
ああソコ!?ってツボをぐいぐい押される心地よさ~~(><)
もう全身なすがままwww踊らされた感じだ。
次の日揉み返しがくる下手なマッサージされるより、芽吹の語りのほうが体に効きますよwww

ホストやっちゃう芽吹を、読者の期待どおり、指名してくる兵頭♪
兵頭の過去もしっかり掘り下げつつ、エチもばっちりエロい♪
相変わらずの芽吹の超絶交渉術といい、心のツッコミの面白さといい、どこにも流し読みするような箇所が見当たらないww
榎田てんてーーが神すぎて、、、転がされて幸せです私♪
ああー。なんか芽吹ぽい一人称になってしまうw
レビュにならないレビュwww
まぁ。それもいいか。
これも榎田マジックだーーー。

ロマンティックな口説き文句もなけりゃ、色っぽい誘い文句もない。
むしろえげつない会話や、相手を揶揄したり挑発したりw
芽吹と兵頭の関係は他になかなかない!!
ケツとかww切れたらどうしようとか、フツー出てこない表現がバンバンでてくるのに、ニヤニヤできる面白さがあります。
それもこれもかれも、芽吹がカッコイイから!
前巻レビュでも書きましたが、芽吹は男前でかっこいいんです。
検事も弁護士も弱い自分に合わないと、言いきってしまう強さ。
自分の弱みをよく分かっているから、己の生き方や、考え方を否定しない。
弱さを知っているからこその強さを彼はしっかりと持っていて、それが読者を惹きつけてやまないんですね。
心を掴まれた読者はひたすら、彼の物語を貪るしかない!!
交渉人芽吹の術にハマっているのは、まさに読者なんだなーーーと。
手の上で転がされてる感がたまらない~←ヲイw

これまた兵頭が今回はさらに存在感増してきて。。。
明らかに芽吹の心に侵略してきてました♪
兵頭の魅力は、、、感情によって敬語と、命令調に変わるのがたまらない萌えです!!!!!!
読んでいると香りさえただよってくるかのような、強烈な存在感。
そして期待どおりに現れる、(ヤクザなのにwえげつないのにwふてぶてしいのにw)王子様のような颯爽とした出張り方~♪
そう。なんか内容的には程遠いのに、
ちょっと芽吹がお姫様に見えたりするw
んで、現れた兵頭に「待ってましたぁ~~(キュン)」と思ってしまうww
これもマジックですねw


またもラストの締め方がたまらない巧さで、このシリーズは榎田てんてーにコテンパンにやられている読者として、悔しいのに幸せでモゾモゾしますw←意味不明だしw
そして最大の他作品との違いに気付いた今!←遅
とにかく!!ワクワクする!!このシリーズワクワクがとまらないんデス!!BLでこの手のワクワクってないなーと。。。
これが言いたかった!←今レビュのタイトル変えました(爆笑)

ああ。また長文w止まらないワクワクのせいだ。
暴走に付き合っていただいた貴女様、ありがとうございました
次巻に特攻してきます!

3

アロハシャツ

今回は主役である芽吹がほとんどアロハシャツ姿だったのが個人的になんかこう…マヌケで嫌でした(´・ω・`)笑

今回の依頼人である溝呂木の目の前で、兵頭に襲われちゃう芽吹。なんか妙に色っぽかったですhLhLĂn[g
おかげで兵頭も自分から始めたのに我慢できなくて焦ってたのが笑えました

しかも目の前で繰り広げられる淫行に、男同士と理解しつつついつい勃っちゃう溝呂木を見て、兵頭が「この野郎……先輩で勃ててんじゃねえ」って怒るのも笑えましたip[j
溝呂木に罪はない!笑

今回脇キャラのキヨと智紀もメアド交換して少~し前進かなڂn[gキヨって頼りになるし芽吹を裏切らないのもわかるけどイマイチ謎な男なんですよね。掴み所がないというか。
だから智紀に興味を持ったことで彼の人間らしい弱味みたいなものが見えて安心しましたECN
このCPの話も智紀目線でぜひぜひ書いて頂きたいです!!

今回初登場ですが物凄く存在感があったのが七五三野。
芽吹の友達ですが、芽吹に対してすごく過保護で、正反対のはずなのに何処と無く兵頭に似てるんですよね。(本人達は意地でも認めないと思いますが(笑))

兵頭と七五三野が鉢合わせしたら、芽吹を巡ってエライことに~
って思いつつも読者としてはそれが見たいわけで。笑
もちろん榎田先生は叶えてくれました(*^o^*)
兵頭vs七五三野は、生きる世界も考え方も全く違うから絶対相容れないんですが、そこが面白いですね炫

4

交渉人シリーズ2作目!

本当に面白いです!このシリーズ!
あまりの面白さに何回も読み直してしまいました。
とっても軽快で読みやすいです。かつ面白い!受けの芽吹さんのおやじギャグとかね!
こんなに綺麗で可愛く面白い受けはいないんじゃないかなぁ。
エッチは前作では指まででしたが、今回は最後まで!奈良千春さんのイラストに涎だらだらです。も…萌え!

今回は兵藤の過去のお話。
人としてやってはいけないことをしてしまった彼だけれど、彼の考えはまっすぐで、だからこそ芽吹さんは抱かれてもいいと言ったのだろう!
ぽろりと芽吹さんの心情が漏れたりなんかして、あ~~~萌え!!
あとはキヨと智紀が少し進展あって気になりました。
芽吹さんの級友・七五三野も出て来たりして、芽吹さんを巡っての兵藤とプチ三角関係とか。ああああああ!気になる…!
前作に引き続きとっても面白いです。
まだの人はぜひ、全巻揃えての購入をおすすめします。絶対に後悔はしません!

1

このシリーズは面白いです!

良かったです~!!!!
お話は受けの芽吹きさんの一人称で語られるのですが
彼の感じていることがその時その時で絶妙に笑わせてくれます。
攻めの兵頭のハチャメチャな行動に対する
芽吹きの心の声や反応が面白くって堪んないですよね~(笑)

今回のお話では芽吹に惚れ込んでる兵頭の過去に関わる人物がお客さんでした。
彼は兵頭のことを憎んでいて芽吹きに依頼した仕事も実は・・・なのです。
けれどもその裏を知って尚、自分の客である溝呂木を助けようとする芽吹
兵頭はちょっとイライラしてるかな?
けれど、そこは惚れた弱みで結局芽吹の思う通りに事は運ばれてしまいます。
(兵頭可哀相・・・www)

芽吹の言うことをきいてあげる代わりに最後までさせろ・・・と交渉してくる兵頭。
結局、芽吹きはその話を受けて美味しく頂かれてしまいます(笑)
やっとですよ・・・。
良かったね~兵頭!

私は榎田さんの書かれたお話の中ではこの交渉人シリーズが一番好きです。
とにかく読みやすくて面白いのです。読後感もすごく良いです。
オススメですよ~^^

3

本編と挿絵どちらも絶妙なバランスv

本編を読む前の扉絵。
ケータイ電話に写りこんでいる人物は
まさしく先輩こと芽吹v
このケータイの持ち主が誰かなんていうのは
交渉人シリーズファンならすぐわかる仕様のイラストが
本当にこころ憎い演出なんですよぉーv

榎田尤利さんのお話もさることながら
奈良千春さんの挿絵も本当に素晴らしい。
どのページも食い入るように魅入ってしまった!

交渉人シリーズ2作目。
芽吹がホスト潜入しているシーンからはじまります。
依頼人はホスト。
交渉人としての依頼は、兵頭の過去へとつながる・・・

シリアスな話で文章が停滞することもなく
最後までものすごくテンポよく読める作品でした。
本当に遅まきながらこの作品に手を出したわたくしですが
CDともども文句なしの出来、大好きな作品です。

つらつらつら~っと最後まで読み終えて
榎田尤利さんのあとがきには名古屋名物“シャチボン”のお話がw
作中ではこれを“シャチドン”にもじって登場されているというお話を読んだあとに
本を閉じてみるとちょうど裏表紙にあたるところに
ひょっこりキヨが現れるんですよ。そして手には“シャチドン”が!

ほっこりしました。

3

パワーアップ!オヤジ度アップ!

交渉人シリーズの第二弾です。
前作より更にパワーアップしてます。なにもかもパワーアップしている。
ストーリーもパワーアップしてるし、キャラクターもパワーアップしてる。脇役もみんな個性的で生き生きしてます。
冒頭から飛ばしてました。25歳だと嘘ついて、ホストクラブに潜入してる三十路って最高ですw
オヤジ度もアップしてて、オヤジ好きにはたまらない。

エロシーンはすべてユーモア混じりで、笑えるけど萌えます。

好きな兵頭(攻め)の発言
「乳首出してんじゃねえよ」
脱がしたのアンタやw

好きな芽吹(受け)の発言
「お尻のインサイドも洗ったほうがよかったか?」
この情緒のなさ最高w

好きなシーン、ありすぎて、ココって言えないんですよね。
組事務所の舎弟ブラザースも面白いし。「姐さん!」と叫んだ舎弟、GJです。緊張感のあるシーンでこういう小ネタをいちいち挟み込めるのって、榎田尤利さんの才能だよね。
笑っちゃうんだけど、絶妙のタイミングでさくっと挟み込むから、ストーリーそのものの緊張感は薄れないし、テンポを崩すこともないのだ。

このシリーズ大好き。

2

ますます面白い

ハマってしまった交渉人シリーズ。面白すぎます。
サスペンス?としても面白いし、もちろんラブも面白いしキュンとするし。
BL作品だけに関わらず、ラブ以外のところがしっかりしている作品ってのは貴重ですよね。

芽吹と兵頭は30歳を越えたオジサンのくせに、そのやりとりが何とも可愛いんですよねーたまらんっ
今回はいきなり潜入捜査でホストとして登場した芽吹。
持前の話芸であっという間に人気者に。絶対天然タラシだと思うんだ。
そして兵頭が現れて芽吹を指名(笑)
なんて可愛いんだこの二人…!!
前作ではABCでいうと(古い。笑)、Bまでいたしちゃってる二人。
フェラあり、指あり、でも本番はナシ。
ヤクザで俺様で強引で横暴な兵頭が、芽吹のことを気遣って我慢してるのがスゴイ!
そして前回は芽吹のことを好きなのかはわからないと言った兵頭でしたが、
芽吹が本当に抱かれてもいいと思わないと抱けないって言ったりとか、
ちゃんと成長してる!!ってのがわかって感動しました。
格好いいぜ、兵頭…!!
インテリヤクザってのはあまり好みではなかったんですが(BANANA FISHのブランカとか)、
兵頭って超格好いいんだ…!
で、今回は兵頭の服役の理由が明らかになるわけですが…
真相を知ってますます兵頭のことが好きになりましたvv
そして、さらに過去話が見たくなってきました。なんでヤクザになったのか、とかね。
そして兵頭の罪を知りながらも、そんな兵頭に抱かれてもいいとか言っちゃう芽吹もね、可愛いvv
セックスしてもいいという取引をしたから、という理由をつけつつ抱かれる芽吹とかね、素直じゃなくて可愛いよね。
格好いいのに格好悪い、そんな三十路・芽吹章。…好きです。
ついに合体できたことだし、芽吹の本音もラストで聞けたことだし、ますます続きが楽しみ!
キヨと智紀も気になるしねーウフフフ

ドラマCDも買っちゃうことにした!
兵頭@子安は怖いけど…大丈夫であることを祈ります

2

おもしろいw

前作の交渉人は黙らないの続編。
相変わらずおもしろかったですw
今回の舞台はホスト。
芽吹が依頼のためホストになって、兵頭が来たときはもしかしてとは思いましたが…兵頭、芽吹指名ww

シリアスな中にところどころギャグが散りばめられていてほんとにおもしろかったですw
芽吹が依頼人を心から信じていて、まさに「交渉人は疑わない」というタイトルにぴったりだなと。
兵頭の過去もわかりましたね~
兵頭と芽吹の会話が大好きですw
兵頭がずっと敬語で先輩呼びなのがまたいいですよねw
2人は会話は夫婦漫才でおもしろいですw
エチは前作では指まででしたが、今回はちゃんとできましたし(笑)よかったね兵頭!
エチする前も結構言い争ってましたねw

そしてキヨが可愛すぎますwキヨかなり気に入ってるキャラだったりしますw
前作よりも楽しんで読めました*

2

交渉人は疑わない

交渉人シリーズ(と言っていいのかな?)の続編です!
前巻はいつ発売したのかと思って見たら、2007年3月…え!?一年半ぶりの新刊!?
月日が経つのは早いですね…。
相変わらず追い追われ、な関係のヤクザ×交渉人。
つかもうヤクザの兵頭さんがたまらなく好みどどうしたらいいのか(*´Д`*)
いまだかつて眼鏡キャラに対してこんなに熱くなったことないのにーーー
抱かれたい(*´Д`*)
交渉人はまだ続くらしいので、楽しみです。
でもきっと続編出るのはまた一年半後とかなのかなあ…orz

二巻並べて見たら、ちょうど位置入れ替えて対になってるんですね♪
あー兵頭さんかっこいい。

4

前作を越えた続編

前作もなかなか変だったけど、今回はもっと笑えました。あっちでクスクスこっちでプププって感じで、まずとにかく面白い。
サスペンスとしては前作の勝ちですが、今回はサスペンス色より『交渉人』のお仕事全開で、作品としたら前作越えをしたと思います。

ストーキングされていると言うホストから依頼を受け、調査をしていくうちに、別の問題が浮かび上がってきてしまい・・・あれこれ誤解を解きながら、八方丸く治めちゃったのに、自分のおしりは兵頭に・・・というお話。

芽吹さんってきれいな男設定なはずなんだけど、中身はおじさんでおじさんで・・・。
頭の回転といい、職業柄といい、口が立つのはわかりますが、ああ言えばこう言う丁々発止のやり取りに、胸がすくやら笑えるやら。
迫力は無いのに思いっきりがいいし、普通だったらここで諦めちゃうんじゃないの?ってところも諦めず、自分のポリシーを貫けるくらい男前だし。
依頼人のためなら、己の体を盾にするのもいとわず、土下座をするのもかまわない、一筋縄ではいかないような男たちを手玉に取り、何故にそこまでするんですかと聞きたくなるほど真剣に向き合ってくれるんですよ。
「人は変われると信じたい」「俺は今のおまえと生きてるんだ!」なんていう熱い言葉も吐けちゃうし。いやぁカッコイイと言いたいところなんですが、全然カッコ良くない・・・。なぜなら、根本的な言動がおじさんだから。

でも、そういう意味ではとっても可愛いおじさんだと思います。あれこれ奔走しながらも、兵頭のことを考えてしまい、果ては美味しくいただかれてしまったら切れちゃうんだろうかとか、あそこの中も洗った方がよかったかとか、いちいちギャグな方向に考えが向かっていくという、外さないおかしさがあってかわいい訳です。

兵頭も二枚目になりきれないお笑い臭をお持ちの方なので、こっちも可愛い。とうとう本懐を遂げられたわけですが、思わぬ失敗をしてしまうとは、おぬしやっぱり少しギャグ体質。

伯田さんの超人的ボディーガードは炸裂するし、前作では殆どしゃべらなかったキヨも、随分前面に出てきたし、次回作もあるとのことなので期待したいと思います。

9

『交渉人シリーズ』第二弾

前作と同様、芽吹の軽めの語り口でテンポ良く楽しく読めました。

今回は仕事を依頼してきたホストが過去兵頭とかかわりのあった人物。
芽吹も過去はいろいろとあったようなのですがそれには一切触れず、今回は兵頭の過去にスポットが。
兵頭が傷害致死事件を起こし刑務所に入ったという事実が明るみに出ます。ラストに真実が明かされますけども。
前回「挿入なし」で終わってしまいましたが(笑)、成就の話でもあります。

前の細かいニュアンスをちゃんと覚えていないんですが、兵頭ってこんなでしたっけね?芽吹にベタ惚れ丸出しですね(笑)
「好き好き光線」が出まくってるように思えました。
それと、兵頭の時々乱暴な丁寧語と「先輩」という呼びかけ。
兵頭の話し方が私はかなり好きみたい。

芽吹の方も、結構兵頭へ気持ちが傾いているのがわかりましたね。
しかし司法生時代の友人・七五三野(しめの)の登場とか、なぜか男にモテモテの芽吹ですので、今後もまだ二人の恋愛には一波乱も二波乱もありそうです。
というわけでまだ続くらしいですよ。
これは読みやすいから楽しみだ。

それにしても他作家様の似た設定の話、とある三作(それぞれ別の話)と登場人物が頭の中でごっちゃになってしまって、久しぶりの読み始めはちと苦労しました。

5

笑えるBL

前作に負けないくらい軽快なストーリーで、こんなに笑いながら読んでいいの?ってくらい笑っちゃいました。
芽吹さんの口が達者なのはもちろんのこと、兵頭や舎弟たちの天然ボケ(?)っぷりが可笑しかったです。
本当に「コントかっ!」って言いたくなるくらいテンポ良くて、笑いが止まりませんでした。
でも笑えるだけじゃないです。
芽吹さんの一本筋の通った考えや行動には惚れ惚れしてしまうし、兵頭も芽吹さんのことになると子供っぽくて意外と可愛かったり。
メイン二人はもちろんのこと、キヨと智紀もどうなるのかほんのり気になります。
まだまだ続くようなので今後も楽しみです。

7

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