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paradise yori fushigi
読後感が良かったので「萌え」にしましたが、実際萌えはほぼ無いような気がしました。
動物と意思の疎通ができる攻めと、同棲していた男に勝手にアパートを解約された上、貯金一切を持ち逃げされた受け。
自殺するためビルから飛び降りようとしたが、男に捨てられて以降ずっと食事もとれずにいたため、寸前で飢えで意識をなくし行き倒れ。
そこへ仕事で訪れた攻めが行き倒れ受けを発見。
全231ページのうち、95%くらいはラブラブとは関係ないです。
受けが攻めに恋してモンモングラグラと悩むシーンはあっても、攻めは見事に無反応だし、話のメインはペットの探偵業について。
なので最後の最後で攻めが唐突に攻めの役割を果たした感が強かったです。
ペットの話は好きなので買って損をした感は無かったけれど、ちょっとBLとしては力不足だと思いました。
キャラで一番気に入ったのはオカメインコのキャサリン。
色んなシーンでフラグが立った!と思った瞬間、悪気のないシンプルな言葉かつ凄い破壊力でバキーン!とフラグを根元からへし折るwww
良い言い方をすれば空気が読めないオカメインコちゃんだけど、悪い言い方をすればある意味空気が読め過ぎる子。
そこで言ったらダメよ!!というベストなタイミングでフラグを悪気無く、毎度へし折る。
一番印象に残ったのが受けでも攻めでもなく、その魔性のオカメインコちゃんでしたw(でも”ちゃん”付けで呼んだらいけないのですw)
松前侑里さんの作品は丁寧に書かれていて好きです。
主人公の悠は、自殺しようとしたところ、ペット探偵をしている貴広に拾われ、探偵業を手伝うことになる…という出だし。
死に損なったんだから、新しく生まれ変わったつもりで頑張れ、と周りに言われ、自分も新しく生きるつもりで探偵業を頑張る悠。
何だか重い感じですが、内容はそんなことはなく、ほのぼの職業もの、それも動物が2人の間につねに侍っているのでファミリー感が強く微笑ましい作品でした。
中でもこれは、職業もの、動物と会話する能力、歳の差、という私の好き要素が盛りだくさん。
でも動物と喋れるのは悠でなく貴広のほうなんですよね。なので、悠が貴広を好きになって、こっそり寝顔にキスしても、貴広は動物と喋ったらわかっちゃうんじゃないか、なんてデンジャラス感が付きまとう。
もうこの動物たちがホントにタイミングよくて可愛くてよく出来てるなあと感心でした。鳥のキャサリンが人間の口真似をする所が特にお気に入りでした。
私は無愛想で大事にしてくれているのにわかり辛い、という攻めキャラがとても好きです。なのでラストの、コンビにに行っただけなのに、家出と思って探しにくる貴広の行動も、結婚式のあといい雰囲気だったのに飛び出していってしまった悠を追いかけていく所もとてもグっときました。
加えて「お前は小悪魔か…」ていう台詞。
それにしても、いつも自力で追いかけないで犬を使って捕まえるのは悠でなくともちょっと卑怯!ってなっちゃいますよね。
ただ、自殺するって本当に本当にもうこの世に絶望しかないって事なんだから、そこから新しく「人生をやり直す」ってストーリーにしては何だかもう一押し欲しかったかな?という気もします。
尾形(攻)の『動物の言葉がわかる』という設定のせいか、必然的に動物がたくさん出てくるからか、ちょっと独特の雰囲気はありますが、根底は松前さんらしい作品でした。
確かに突飛な設定なんですが、私はファンタジーには抵抗ないのでそれはまったく気になりませんでした。
動物や仕事が出張ってる分、ラブの比率は低かったかもしれませんが、心情描写は丁寧だったと思います。
だからと言ってすごく好きではないんですが。
尾形の能力などの特殊な設定の部分や、それに付随する動物話を除けば、ラブ面は別にどうってことないな~と。
あまあまである必要はないけど、正直物足りないです。さらっと流れ過ぎな感じでした。
評価はいっそ『中立』でもいいくらいですが、まあ迷ったので『萌』で。
あとはイラストですが、動物の絵はかなり個性が出るところですが(上手い下手も含めて)、麻々原さんの描かれる動物たちは、みんなすごく可愛かったです!
ちょっと、不幸体質の悠は、自殺未遂で腹ペコのために、失敗。
それを、動物探偵の貴広に、拾われる(ムフ)、
ネコのソラといっしょに、少しそっけない貴広は、今は恋愛お休み中。
仕事で、動物探しを、しているうちに、優しさに心ひかれる、
悠だけど、ライバルが多い、秘書の礼、極楽亭の、草子と実子。
ユニークなキャラクターは、動物たちも、イラストで可愛く書かれている、
モー、キャサリン、姫、ルンバなかなか、仕事は優秀だが、
元の飼い主に、見はなされた子たち、
でも、ここの方が幸せかなと、思います。
悠と貴広は、なかなか自分たちの、気持ち表すのが、
下手な人たちだった、遠慮と性格のせいかな、
少しいらいらして、見守っていました。
やっぱり、決め手は素直な悠が可愛いから、貴広も落ちちゃった、
ということかな、動物の応援もあったような、なかったような?
でも、最後はあまあまの、新婚カップルの出来上がりかな?
イラストの麻々原先生、二人も素敵でしたが、他の人たちも、
とってもかわいくて、萌萌です、ありがとうございました。
動物たちが「物事を分かっていすぎる」ことに違和感を感じました。
動物を、「無垢さ純粋さの象徴」としたり、「真理が分かってる存在」みたくしたりするお話って、私、基本的に好きじゃないんだよね。
あと攻めが、「シナモンロールを別れた妻への罪ほろぼしに食べてた」というのも、理屈としては分かるんだけど、なんか妙にモニョモニョしてしまいました。これを「実は優しい人」というエピソードにするのは、どうなんだろうなァ…と。
犬の愛子のエピソードも、感動するより先に「そんなわけないやん」と思ってしまったし…。
うじうじしてた受けがついに告白しようとしたから、「おおっ!行けー!」と思ったのに、結局告白せずにその場から逃げるという、いかにも構ってちゃん的な行動を取ったから萎えちゃったし…。
私のココロが汚れてるから、素直に感動できないだけかも知れませんがw
合わなかったです。
出だしで自殺未遂という結構シビアな場面から始まったので、ん?と思いましたが、動物ものらしくほほえましい場面も多く、読んでいても微笑んでしまいます。
主人公の悠は拾われた先で動物探偵という結構大変な仕事を手伝うことになりますが、そのエピソードも織り込まれていて途中ホロリしてしまうことも。
悠は恋人に逃げられてしまい自殺未遂をするのですが、拾ってくれた動物探偵の貴広も同じ経験をしていました。
そっけない態度も、気持ちをうまく言葉にできないだけと知り、貴広に惹かれていく悠。
温かい人々に囲まれ、揉まれながら(笑)恋心を育てていきます。
そんな日々を過ごすうちに前の恋人に逃げられたのは言いたいことを言えなかったりしたことが原因かもと気付くんですね。
でも、貴広への恋心を自覚してしまうと、なかなか思っていることを言えなくて、殻にこもってしまう悠。
しかし、一緒に暮らしている犬たちや鳥なども手伝ってやっと恋人になった二人は、やはりそれまでと打って変わってらラブラブ状態ににやけてしまいました。
オウムが出てくるのですが、そのオウムのきわどいセリフにも注目です(笑)
思わず笑ってしまうこと請け合いです。
おススメ!
恋人(男)が親友と一緒に行方を晦ましてしまい、傷ついて自殺を図った悠は、ビルから飛び降りようとした直前、栄養失調で倒れてしまう。
目を覚ますと見知らぬ家のベッドにいて、そこはペット探偵を営む尾形貴広の部屋だった。
貴広は動物の言葉がわかるという特殊能力を持っていて、悠の飼い猫から事情を聞いた貴広は、お金も家も失くした悠に、ここで働きながらお金を貯めればいいと、見習い・居候を許してくれる。
松前さんの癒し系です。
貴広は口調は無愛想でぶっきら棒で一見、人の気持ちには無頓着に見えるけれど実際はかなり優しい。
一緒に仕事をするうちにそういう貴広の本当の性格が見えてきて、最初は「怖い」と思っていた悠も惹かれていくわけですね。
意識していないうちは貴広のそばで安心してのびのびと暮らすことができるようになっていた悠も、自分の気持ちを自覚したとたん、悩んだりぎくしゃくとしてしまう。
貴広がバツイチということはつまり“ノンケ”ということでもあり、ゲイの悠の悩みは深まる。
特に大きなことが起きるわけではなく、仕事や生活を通して始まっていく恋模様が書かれています。
もともとの優しい雰囲気に加え、貴広が動物の言葉がわかるという設定のため、同居している動物たちの存在も相まって益々癒しな感じ。
動物っていいよなぁ~。
動物がもっと「恋のキューピッド」的な、伝言役みたいな役目を果たすのかと思っていたらそれほどでもなかった(笑)。
そういう意味では貴広の家にいる犬も猫も、ちゃんと節度を守った「友人」というポジションですね。オカメインコはKYですけど(笑)。
H度は相変わらず超低いのですが、最近しつこいエロシーンは飛ばしてしまうわたくしなのでかえって望むところだ(笑)
ギスギスした人たちの話の次に読んだからか、ホッと緩んだ。