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perfect na aibou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
アメリカ、刑事、CIA.FBI.特殊部隊関連ものといえば英田センセも大好きだが、洸センセのとは異質な萌えを補い合うように読んでいます。
外国小説のようなリズムと乾いた、けれど決して軽くはない重厚なインパクトに不思議な吸引力があるこの作品。
今作品は2008年ものです。あらすじを読んだ時は駄作を紹介するような文面なので、不安だったけど、読み始めてみたら極上エピ満載の深〜い秀作でした。
センセの作品の中では重厚濃度クラスでしょう。
センセの特徴で、文面から得られる想像場面を瞬時に的確に映像変換してくれるのは、長文だろうが短文だろうが直感に誠実で気持ちがいい。
…………なわけで、登場人物のキャラ立ちも格別です。
どこまでも漢なナイスガイたちの飛び交うセリフと行動が禁欲的雰囲気にもかかわらず、超セクシーです。そのリアルさといったら!!‼️
とにかくカッコイイ❣️
同僚の男の広い背中を意識し始め、大きくて無骨なはずだった手は限りない優しさを秘めていたことに気が付いた受け刑事が、攻め刑事に近づく女性に無意識に嫉妬したり等、感情の機微や変化していく様を事件のスリリングな経過と平行して繊細にしかも説得力をもってたっぷりと書かれているあたりは、だんだんむらムラしてきます。センセの本領発揮領域に投げ込まれた脳神経の末路は………( ̄∇ ̄)
しばらく自我回収不能。 ハアハア………。
……… センセの後書きに、「自分の萌えを追求した」とあるんですが、読者の萌えと自分の萌えをリンクさせるのは心憎いほど上手いなあと思う。
以前読んだ、「運び屋恋愛事情」もすごく良かった。設定は日本ですがページ数が多い分、たっぷり楽しんだ記憶は鮮明です。
イラストはカラーより挿絵のほうが断然上手い! 一番印象的なのは、銃撃戦になった場 面。 攻めの刑事が、受けの刑事をくるむように守っている時の受けの表情がとてもリアリティが深くセクシーで美しい。 官能的ですらある。 これはその辺の下手レーターには描けない。無理でしょう。 だって目が離せなかったもの。放心状態で。 仕事中でもチラついて困ったしな。適任性100パ〜セントの凄腕絵師さんです。 少なくともこの作品では。ハア〜………眼福!
久々に脳髄までシビレました。
自分、質の高い作品に触れると、発情したようになります。最近多い、「脚本か? 」 と思うような駄作おチャラけBLにうんざり気味だったところ、イソボノフラン摂取せんでも若返る秀作を見落としたままにならず、ラッキーでした‼︎
………ウン❣️
アメリカが舞台のタフな刑事シリーズ。
今回は、ボストン市警の刑事たちが主人公です。
日系人のケンの新しい相棒は、アーリントンから異動してきたマイク。
慎重派のケンに対して、直感行動型のマイクは今ひとつ息が合わない。
そんな時不動産業の女性が殺され、疑わしいギャングの溜まり場に調査に行った2人だが、ケンだけ拉致されラリった下っ端にレイプされてしまう…
思った以上に精神的ダメージを負ったケンを助けるために「上書きをする」と言って優しく感情を込めてケンを抱くマイクだったが…
…と展開していきます。
2人ともノンケなのにこのマイクの提案はさすがに飛躍してる⁉︎とは思うけれど…
レイプの悪夢に怯え、嫌悪感と恐怖感に襲われて、でも誰にも弱音を吐けないケンの描写は真に迫っていて、相棒としてどうしてもケンの心を助けたいというマイクの心情に説得力を与えています。
心を揺り動かされながら、やはり「相棒」として恋心を無視しようとするケン。
同時に女性殺人事件が意外な真相を見せ始め⁉︎、という事件サスペンスの側面もキッチリ読ませます。
狙われるケンと何故かよそよそしくなるマイク、疑惑と単独行動、そして遂に現れる真犯人…
プラス、お互いの魂に素直になり熱く抱き合うマイクとケン。
ラストに向かってスピード感も良いのが、さすが洸先生。
刑事ドラマを見ているような気分で読みました。「萌x2」で。
アメリカを舞台にした刑事ものとしては4冊目ですが、それぞれ話は全然別のもので関係性はまったくありません。
シリーズと明記もされてないけど、私は一連のシリーズとしてちょっと楽しみにしています。
本作は、一作目の「刑事はダンスを踊れない」と似た堅実路線だったかな。
パートナーとなってまだ日の浅いケンとマイクは、片や慎重派、片や直感行動派と捜査方法が相容れずなんとなくぎくしゃくしている。
そんな中、殺人事件の捜査中、ケンが容疑者に拉致され、レイプされてしまう。
その事実に気づいたのはマイクだけ。しかしケンの意向でレイプの件に関しては報告せず、ケンは何事もなかったように捜査を続けようとする。
しかし、悪夢を見たり、同僚との軽い接触にも動揺するなど、ケンはトラウマを抱えてしまう。
それを知ったマイクに「無理矢理抱かれた記憶の上書き」と抱かれてしまうわけですが・・・二人ともノンケなのにこの解決方法はいかにもBL的ですね。
うまいこと記憶は上書きされるが、「なかったことにしてくれ」とお互い納得して元のただのパートナーに戻ったはずなのに、理性とは裏腹に、ケンはマイクを意識しはじめるというのもお約束。
事件中心に進みますし、マイクの本音もラストまで表に表れてこないので、「甘さ」の面は少なめだったかもしれません。
でも、ヒロイン(ケン)の揺れる想いはちゃんと書かれてるし、マイクも同様だと想像できますから、どうやってくっつくのかを楽しみに読めば、そんなに物足りないこともなかったです。
むしろ、思わず1回ヤっちゃって、気持ちの確認もできないまま身体だけの関係を繰り返して悩むよりも、ぎくしゃくしちゃってどうしたらいいの?みたいな方が好きなんですよ。
派手さとか華はないけど、安心して読めたという感じでしたね。
変装の名人だったり、怪盗だったりするより、こういう普通の人たちが好き。
いかにもアメリカ人という感じに逞しそうなマイクに萌えました。
洸さんのメリケン刑事もの、第、4弾?5弾?今回は「相棒」です。相棒、いい響きだ・・・大好物だ(笑)
ボストン市警の刑事、ケンの新しい相棒は、タフで逞しく、野生の感が冴える辣腕刑事、マイク。冷静な分析が得意のケンとは正反対の、考える前に行動するタイプ。
互いに気が合わないと思いつつ、殺人事件の捜査にあたるうち、ケンはギャングに拉致され、レイプされてしまう!
平静を装うケンだが、暴行の記憶を忘れられず、同僚のスキンシップにも怯えるように。
ケンのトラウマに気づいたマイクは、
「俺がお前の身体から奴の感触を消してやる・・・」と・・・・
で、一回寝るわけですね。
クールで理性的、ストイックなケンだけど、もともと殉職した父親を恋しく思っていた
かなりのファザコン。
気が短くて、自分とは合わないと思っていたマイクの、思いがけない気配りと優しさにほろっと・・・
確かにマイクくん、厭味がなく男らしく、映画にでも出てきそうなナイスガイキャラです
恋人同士でもないのにセックスをする気まずさと、ケンの恐怖心を和らげるためか、子供の頃の思い出話をしながら指増やしたりするんだけど(笑)
このシーンはなかなかよかった。
このあと二人は一度ただの相棒に戻ってしまい、思いが通じ合うまでにはもう少し時間がかかるわけですが、このへんは意外とあっけなく、事件解決して、思いを打ち明けあい・・・てな、すんなりとした運び。
相棒同士の葛藤とか、すれ違う思い・・・みたいなところは正直羊はちょっと物足りなかったんですが、アメリカのミステリの翻訳読んでるみたいな乾いた文章とか、醸し出す雰囲気とかはなかなか楽しめました。
なぜ設定が刑事というだけで、なんとなく萌えるのでしょうか(笑)
「あぶ刑事」、「相棒」はもちろん、「マイアミバイス」(古い)
「スタスキー&ハッチ」(もっと古い)、「リーサルウェポン」ですら!
男同士、信頼して背中を預ける、ってとこに過剰反応するようです。
羊的には刑事貴族の水谷豊と田中実が割とたまらない(また古い)。
てことで、作品としては、ううーん、まあまあ(笑)。