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魔導士の家系、七十二柱全ての魔人を支配下に置きソロモンの指輪を手に入れる、って設定からオカルトファンタジーを期待していたのだけど、いまいちだった。
まず受けの清家(さやか)がパッとしなかった。
力関係のバランスが悪いってのもあってやけにプライドが高い割に弱っちいせいで、召喚された魔人セーレが派手な流血沙汰になっているし。
エッチシーンは玩具プレイとか出てくるし、何やら前世絡みのエピソードもちらつかせたりと、作者が力を入れたい萌え処の為に本筋がぼやけている印象がした。
亡くなった父親との確執に捕らわれているって点もはっきりしないし、そもそもセーレといつの間に愛情が芽生えたんだ?とかの疑問が残ってスッキリしない。
その点もまとめて次巻に引っ張っているらしいが…。
勝手に個人的好みを言うと、清家が高校生だったら間違いなく萌えた。
脇役の夏目・佐倉井コンビともバランスが取れるだろうし、エッチしないとエナジー補給出来ないって丸め込まれていてもまぁ無理もないか…って納得できる。
そもそも年上だけど童顔なメガネ君で、見た目は可愛いよって大人受けは好みじゃないんだよなぁ…。
水戸さんの小説はデビュー当時のものを何冊か読んだきりだが、本筋よりも後書きがハイテンションだな~って事しか覚えていない。
最新作ではどう変わっているかは解らないが、その当時の印象はこの本の後書きでも健在で、萌えが合わない時は同じように盛り上がれないせいで微妙な残念さを誘う。
一部を除けばかなり好みな作風の学園ものファンタジーでした。
受けの清家一秋が、かなり白衣、メガネ、童顔、ツンデレといった、
萌え要素が揃ったキャラです。
攻めは清家が召還した魔人でこちらもなかなかいいキャラでした。
香林セージさんの絵もとても綺麗で大方よかったですが・・・
最初に書いた「一部」のせいで結構台無しになりました
作中で「ちん●」と4回ほど表記されていて、かなり残念な気持ちになりました。(これは個人の好みの問題ですが・・・)
セリフに黒丸はないだろう黒丸は…と思い結構がっかりしましたね。
(水戸泉さんの作品を読むのはこの本が初めてなのですが、これはいつもなのでしょうか?)
これがなければ「神!」でしたね
他はサヴキャラクターも充実したりしていて、よかったと思います。
魔導師とか魔人とか出てきますが、軽いファンタジーものですので、あんまりそういうのが好きじゃない方にも読めるのではないかなー、と思います。
魔人の魔力の源になるのは、召還した人間の精気=SEX、みたいなお約束を踏まえつつ、身体から始まった二人が、どうやって両思いになるかがポイントです。
セーレ(一流/いちる)は魔人ですので、当然長く生きてます。
長く生きていれば、過去に色々あるのも当然で。
それを知ってしまった清家(さやか)は、口では「一流なんか好きじゃない」と言いつつも、セーレの過去が気になってしょうがありません。
そんな所はちょっとしたツンデレ系なのでしょうか?
他にも、清家を狙う高校生陰陽師と彼のパートナーの魔人なども出てきて、続きを出そうと思えば出せそうな内容なので、続編も期待したいところです。