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ranryouou
この表紙を「綺麗w」とシャメ送った友達に
「その見方怖いわ・・怖いぞ」と返信がありました。
あっれ~・・・(´・ω・`)もこです。
山藍さんの作品を読み進めているわけですが、これまた衝撃作でした。
確かに痛い作品多いのですが、なんだかんだでハッピーエンドな作品たち
しかし今回はこれ・・愛とか愛とか愛とか言えるのかっていうね。
ん、まぁ皆無じゃないにしろ。です。
お話は、蘭稜王という舞台を中心に繰り広げられる壮絶なる・・なお話であります。
中国の~な伝統的な~ですよね?よくしらんのだけど・・・
主人公の刑事さんは、妊娠中の妻を殺されている。そのほかにも周りで猟奇的な殺人が起こっていた。その真相を確かめるべく行動にうつすわけです。
蘭稜王の舞台の主役である土御門玲司。彼に近づき、刑事さんは寝るようになります。
そのうちに彼にどんどん魅了されていきしまいには、真実をしり・・・な展開
ワタシ結局のところここで最終局地。落ち着いてくれるんだとばかり思っていたのでその後の展開には度肝です。
幼い頃、母を亡くしたときのトラウマ。
そして現在。
刑事さんとの妻との因果
もろもろ含めてスゴイ・・というか・・・スゴイ。
陵辱されていく具合もこれまた壮絶ですね。
いまや何をしても驚きはしませんが、舞台の上でそれまた乱交みたなことまで
壊れていく様がこれまた壮絶です。
陵辱とか、ハードななんちゃら苦手なかたは・・・ですね。
最後。結末的には、なんだかさつばつとというか
壊れた二人の~なエンドなのですが、それだけに、死んでいった人々がフラッシュバックし、ウマイまとまりになっていたんじゃないかと思います。
近いうちにもう一度読み返したいな~と思える一冊。
スゴイ!
レーベルが特にBLというわけでないので、内容的にも女性向けBLというより幅広い年代向けの耽美文学と言えそうな作品です。
描写は過激ですが、ほの暗くて日本の現代サスペンス小説のような印象。キャラ萌えやカップリング萌えのようなものは個人的には一切感じませんでしたが、もともとサスペンス・ミステリー好きなのでお話そのものは楽しめました。
玲司は妖艶なバレエダンサー。そのパトロンが殺され、巻き添えで命を奪われた妻の夫で刑事である桐生は、事件の真相と犯人を暴くため玲司に近づきます。
玲司はバレエ団の資金のため、売春行為や、それに近い公演も舞台で行っており、桐生も金で玲司を買うフリをして事件を追ううちに次第に玲司の魅力に捕らわれていきます。そして玲司もまた桐生を愛し始めるのですが・・・。
途中まではサスペンス要素が多く、謎そのものも楽しめたんですが、後半がなんだかぱっとしない展開に思えました。
不幸な境遇の玲司に同情できるような場面もいっぱいあるのですが、玲司は結局関係ない人間も愛している人間も簡単に手にかけてしまうんですよね。
この辺りの玲司の人間性や闇のようなものがちょっと分かり難かった。
怯えるそぶりも出来るのに、簡単に殺人も犯せる。冷たいというよりは殺人行為を重く意識していない感じです。
なんだかこの玲司というキャラが最後までつかめませんでした。
桐生も何だか出したものの、物足りない感じでお話から離脱してしまい、その後をついで玲司と交わることになる佐野刑事もちょっと説明不足なキャラクターに思えました。
巻き添えで殺された人たちがすごく可哀想に思える・・・。
プレイは濃厚なのですが、ドキドキ興奮するえろさというよりは禍々しくて痛々しい感じです。舞台の上で何人もに陵辱される様子もえろいというより耽美。
フィストなどあるので苦手なは避けたほうがよいかも・・・。私は結構好きなのですが、これは只管血が出ていて流石に萌えられませんでした。
愛などというものは出てこない作品だと思います。バッドエンドというわけではないのですが、読後感がいいとは言えません。
こういうドロドロで痛い作品は好きだといえないのですが、お話そのものをBLとか耽美としてでなくサスペンスとして読めば嫌いではないかなぁと思いました。
ですが個人的には最初が面白かったので、最後までもうちょっとしっかりした展開を見せて欲しかったかなぁと思います。