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最初に読んだのはもうだいぶ前に事になります。
まだBLをそんなには読んだことがなかった頃、きっかけは忘れましたが手に取って読みました。
今でも好きな作品の一つで、ちょくちょく読み返しています。
最初に読んだ頃は、BLは「耽美」というジャンルで、割とアンハッピーエンドだったり、お話もどこか暗くて禁断感も強く、どこか死の気配が漂うものが多いという頃でした。
この作品は両性具有ものではあったのですが、私自身は特に嫌悪感や違和感なく、1ページ1ページどきどきしながらページをめくった覚えがあります。
冷静に考えると、マクシミリアンはかなりひどい人なのだろうと思うのですが、でも、どこかそう感じさせない内に秘めた優しさみたいのが漂う人で、結構好きな攻め様なんです。本人は鬼畜っぽく振る舞っているのですが、そもそもが大事な妹のための復讐だし、根は優しくて良い人なんですよね。
恐らくこの作品がきっかけで、あくまでも後に相思相愛になるのが前提で、かなり無理矢理強引に受け様を犯す・・・というシチュエーション萌えに目覚めたのではないかと思います。
あと、今思えば、受け様のしどけなさとか、独特の色気とか、気高さとか、あと、最初は抵抗しているもののある日感じてしまうようになりそんな自分に激しく戸惑う受け様・・・そういうものへの萌えに目覚めた作品でもあったといえます。
上巻では、良い雰囲気になりそうな2人だけれど・・・という所で終わります。
耽美は、アンハッピーがつきものなだけに、正直初めて読んだ時は下巻を読み終えるまで2人の行方がずっと心配でもありました。