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double secret
色々とネタ詰め込み過ぎて生かしきれず、もったいないなぁ~と
思わないでもないんですが、テンポよくて、受もなかなか男らしく
さらっと読めて面白かったです。
CIAと吸血鬼というネタを両方使ってしまうと、
とても1冊じゃ収まらないと思います。
両方に関して中途半端な感じがするから、どっちか一つに
絞ってくれた方が良かったかなぁ~
CIAという現実世界と、吸血鬼のファンタジーの世界では
あまりにも違い過ぎて、イマイチどちらにもハマりきれない
気がするんですね。
ストーリー的にも吸血鬼のライアンが結局全て問題を片付けてしまって
CIAの涼は全く役立たずで、ライアンに抱かれていただけという
お粗末な立場。
CIAらしく活躍させるにも吸血鬼の戦いに生身の人間では
成す術もなく、ただ助けられるだけの存在になってしまってるし...
唯一CIAのエージェントとして格好良かったのは車の運転ぐらい
でしょうか?
競争率300倍の超難関のCIAに採用されたわりには、
そこらへんの男に襲われ過ぎってのもイタいところです。
花丸Blackらしく、エロは多めです。
またかまたかのエチ連発で、繊毛つきの触手は出るわ、その繊毛から
催淫成分を含む液体は出るわ、鏡にこすりつけて一人エッチするわ
エロに関してはお腹いっぱいになるぐらいやってくれてますwww
ただ、絵が好みじゃないのが残念です...
表紙や口絵のカラーイラストはとてもキレイなんですが、
白黒の本文カットがどうしても無理で...
いつの時代!?って感じのイラストなんです。
なので、イラストのページをじっくり見ることもなかったです。
イラスト面を除外して、話のテンポとエチだけで評価して萌です。
深く読んでみると中立ぐらいの評価になると思うんですが、
涼とライアンの会話が面白くて、テンポもいいから
あっという間に読み終わります。
あと、殺し方が結構残酷なシーンがあるので、そんな表現が苦手な方には
あまりオススメできないかも...です。
あらすじから想像していたのとは大分お話の方向性が違ってびっくりです。
陰謀渦巻くサスペンス!を期待したのに、どっちかっていうとファンタジー。それもライトな印象の吸血鬼モノでした。
それはまあいいとして。ゆりのさん、初読みでしたが文章がちょっと苦手かもしれません。
リズムだったり改行だったりがなんかひっかかるんですよね。
一番気になったのは擬音語かな。地の文の中でグシュッとかブシュッとかザッ……とか。
あと呼吸とか笑いが台詞の中にあったり。
そこは描写でなんとかしようぜという気持ちと、一昔前(ちょっと前のラノベはこんな感じだった気がする)を懐かしむ気持ちが交互にやってきてリアクションに悩みます。
黒花丸だからかエロ度はちょっと高めです。
いきなりの触手にはびびった。
でも最近なんだか見慣れてきました触手ー。
これって大人になったってことかしら(自爆)
基本ののしりあってるカップルスキーの私。
涼とライアンのテンポの良い会話は結構好きでした。
吸血鬼二人の関係性(くっつける方向じゃなくて、相容れない感じに)をもっと掘り下げてくれたらもっと萌えたかもしれない。