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中華風無国籍ファンタジーです。
この作品は「神獣異聞」シリーズの第2弾本作のみでも十分に楽しめます。
お話はある国の王子・翠蘭とその学友として見染められた?奎真との長きに渡る愛憎の物語。
一時は一緒に過ごした2人だが、奎真は里に帰されて翠蘭は1人に。
それでも奎真の身を案じ行方を捜したりしていたのだけれど。
そんな中、突然の再会があり。
身寄りがないと言っていたはずの奎真から養父の命乞いをされて。
昔に交わしたかたい約束が実はずっと謀られていたことを知った翠蘭は愕然として。
以後、翠蘭は冷徹と呼ばれるまでの人になってしまう。
また時は流れて、国で反乱がおこり翠蘭は捕まってしまう。
そして、その主犯格であった奎真によって辱めを受けることに…。
愛憎とは書きましたが、最初はどちらも憎しみに彩られた部分が強いかも。
一番最初の学友時代は2人の中で穏やかな思い出として残ってるんだけども、その後の再会でその当時の面影を見出せなかったり、裏切られたと思う部分が強くて。
互いに結果として相手の父親の命を奪うということもやってのけるし。
優しい感情はあまり見てとれない。
奎真が翠蘭を囲ってからも、翠蘭を悦楽に堕とそうという感じではなくてただただ屈辱を与えるためのような抱き方しかしなくて。
凌辱シーンはあるにはあるんだけども、少しも艶っぽさがないというかただの拷問というような雰囲気で。
互いに憎まれて当然と思ってるから関係がなかなか変わりはしない。
互いの側に仕える者たちの助言がなかったら自分の気持ちにさえ気付かずにいることもあるのでは?と思うほど。
憎しみであれ長い間持ち続けるほどの執着の裏側には、それとは別の感情もあって。
憎しみに変わるのはそれだけ信頼していたものを裏切られたせいでもあって。
その憎しみが癒えるには時間がかかるとしても、それ以上の情を持っていることを翠蘭が打ち明けてくれてよかった。
「白虎の求愛」では翠蘭がとても甘かったです。
ツンデレのデレの部分全開というか…。
基本的に翠蘭は地位的にも奎真より上だし王子様として育ってるので物言いとか傲慢な感じのところがあって。
その地位もあってかなかなか奎真に対しても思っていることを素直に言えなかったり。
けれど、この休暇ではかなりやりたい放題というか…。
素直になったらこの人こんなだったんだ、とか思ってしまったり。
奎真のモノを咥えたがったり、水辺での行為が一段落したというのに「前からはしてくれぬのか」とか。
アナタどんだけ欲しがり屋さんなんだ!!
いや、そんなところがかわかったりするんだが。
普段抑えてる分、素直になると大変なのかしら(笑)