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koisuru jewelry designer
2008年にルチル文庫にて復刊された作品ですが、
元々は1996年にリーフより発刊された著者様デビュー作とのこと。
こう書くとかなり昔の作品で、最新のもBLと比べると古さを感じるのは確かですが
個人的には嫌いじゃないジュエリーデザイナーシリーズの第1巻です。
1巻はイタリア本社より異動してきたエリートのジュエリーデザイナー黒川(攻)と
無自覚フェロモン美人の晶也(受)が恋人になるまでの話が
受視点と攻視点が入れ替わりながら進んで行きます。
作者様自身がジュエリーデザイナーだった当初に書かれたというだけあって
業界の様子が伺えますし、エロの場面で宝石に喩えたりするのは
読んでいるほうは分かりにくいようにも思えたりしました。
が、本人たちは盛り上がるんでしょうね。きっと。
そして、攻の黒川の台詞は非常に気障でこそばゆいのですが
これも書かれた時代故なのか?黒川のキャラなのか?
ただ、嫌いじゃないので(あくまでも個人的に)だんだん癖になります。
残念なのが、イラストがイマイチ合っていないということでしょうか。
外人並みの容姿のはずの黒川と無自覚だけど美人の晶也なはずなのに
好意的に見ても日本人的な黒川だし、美人というより可愛い晶也なので
イラストとのギャップが残念でした。ただ、絵柄は個人的には好きです。
1996年発行デビュー作の文庫版です。
上司×部下。篠原(受け)と黒川(攻め)からの視点で交互に語られながらストーリーは進みます。
セリフや独白の部分にデビュー作という初々しさと時代を感じました。最初は口調に慣れなかったのですが、それに馴染んでみると今度は巻末にある書下ろしの「SWEET LIKE HONEY」に違和感を覚えるという何とも不思議な感覚でした。
シリーズ化はされていますが、2冊目に後を引くようなエンドでないので気軽に読むことができます。