煌めくジュエリーデザイナー

天然で何処までも控えめな天才

今回のお話は、ジュエリーデザイナーシリーズの新作なんですよね。
水上先生のデビュー作シリーズの新作で、懐かしいシリーズで再び新刊が読めるなんて
やっぱり人気シリーズだったんですね。
なんでも、15年前まではモノホンのデザイナーさんだったと言うのだから不思議。
いつもハイソな設定で、オシャレな雰囲気の作品と、安心して読める安定感が
魅力作家さんだと思っているのですが、今回もその路線で楽しませてくれる1冊でした。

受け様の才能があるのに、愛する恋人が世界的にも有名で天才なデザイナーだから
自分の才能なんかまだまだなんだといつも、卑屈ではなくて、天然で控えめな態度
攻め様が溺愛するのがわかるような受け様なんですよね。
攻め様なんか、恋人としてもデザイナーとしても受け様に骨抜き状態なのに
受け様はいつまでも何処までも控えめで優しく真面目なんです。
そんな攻め様が今回はあの、アントニオの兄で、底意地の悪いマジオの策略に
攻め様は苦しめられる事になるのですが、受け様の癒しの愛でまた素晴らしい作品を
二人で作る事になるお話です。