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濃密オール書き下ろし!
gekai wa yubisaki de chouahtsusuru
読むチャンスを頂き、初めて手にした作家さんです。
B-PRINCE文庫なのでちょっと大人向けかな?
主人公の真木がツンデレぎみです。そして時々女王様です。(笑)
後半ラブが生まれてからの流れは良かったです。
外国から呼ばれてきた吹上の手術に麻酔医師として参加していた
真木が女と間違われたところから話は始まります。
その後、好みだと言われて迫られて関係を持ちます。
一旦は外国に帰った吹上だけど、すぐに戻ってきて
真木に「おまえが欲しい」的なことを言うのです。
こうストーリーを並べてみるとあま~い感じのお話みたいですね。
実際はちょっと違います。
ふたりとも甘い感情に流されない大人なのです。
でも、それは相手の気持ちが分からない不安を抱えた
自分の心の裏返しでもあるのだと思います。
吹上が日本に戻ってきてからの中盤は
真木に対する甘い感情が見えないのです。
「おまえが欲しい」的なことを言ったくせに。
だから真木も吹上が求めているものは
陥落させるゲームなんだと勘違いします。
すったもんだのあとでふたりにラブが生まれるわけですが
そのときの真木がかわいいんですよ!
自分の気持ちがばれてるって分かってパニくってみたり
「愛してる」って言われて「もう1回言え」って言ったりしちゃって。
じょ・・・女王様キタ==========!みたいな(笑)
吹上も気持ちを確認しあってからは
ラブいセリフのオンパレード。
相手の気持ちを知って安心したんだね。
これが中盤でもにじみ出てたらもっと良かったのに。
真木の気持ちが分からなくて「いっぱいいっぱいだったんだよ」って
今さら言われてもウソ臭いよ、このやろう。
途中まではなんでこのふたりの関係はこんなに
しっくりいかなくてギスギスしているように感じるんだろう
とちょっとづつしか読み進められなくてつらかったけど
読み終わったいまは
「相手の気持ちを確認しないと踏み込めない臆病なふたりの物語」
だと思っています。
そう思って読んでなかったから読むのがつらかったんだなぁと。
そういう視点で物語を考えてみるといろいろ思うところはあるんですが
ま、ラブいところの真木の女王様には萌えたので
あんまり深く考えないでおこうと思います。
でもひとつだけ気になるのは
吹上のトワレって医者としてOKなの??
「麻酔科医は夢で乱される」をレビューしたので、過去のブログからこちらのレビューを書き写します。
厚めの本でしたが、字が大きい?行間が広い?さっさか読めちゃいました。「外科医に指先で挑発される」が正しい題名じゃないかと思います。
言葉が足りない系の話ですが、最初っから両思いなので、先が読めちゃいます。
しかし、これだけ、積極的な受けも珍しいと思うので、その面ではなかなか楽しめました。
浅見氏のドクター物は監修の方がいらっしゃるとのことなので、「そんなのないでしょ」っていうシーンがほとんどなくて、安心して好きなジャンルを楽しめるところがいいです。
もうちょっと現場のシーンが多いともっと良かったな。
アメリカからきたエリート外科医の吹上と麻酔科医師の真木。
冒頭の出会いは印象が悪いのですが、その後すぐに真木のほうが吹上にキスされ、せまられてホテルに連れていかれて抱かれる…という最初の数十ページでの急展開。
これがそういうお店での出会いならまだわかるのですが、職場でいきなりキスってちょっとどうなのかとも思います。けれど割りと典型的な俺様攻め×美人意地っ張り受けが好みで素直に楽しめました。
えろも多めで、真木は恥じらうというよりは自身も乗り気なシーンが多くそれも良い感じです。
お話は、その後改めて吹上に迫られるも本気にしない真木と、そこに真木の前のセフレがストーカーと化して迫ってくるというもの。大きな展開はなくさらりと終わってしまった印象もあるんですが、スタンダードなBLが好みな方にはオススメだと思います。
ただ、こんなに吹上が真木を助けてくれて大事にしてくれて口説いてるのに、真木のほうが頑なに、本気じゃない、ゲーム感覚で落とせるか遊んでるだけだ、と突っ張てるのはちょっと解せないかも。
それならわざわざ必死に助けに来てくれたりしないでしょうし。
真木の意地っ張りぷりやツンデレぷりがかわいかったので、発揮するところがちょっと違う~と思ったのが残念でした。
くっつくまでに一冊を費やしたので、恋人になってからの展開ももう少し見たかったです。
その後の二人がおまけで少し入っていますが、ほぼえろオンリーだったので、えろが多かった作品なだけにちょっとえろシーンを減らしてもっと会話や日常を入れたほうが逆に萌え度があがったんじゃないかなぁと思います。
外科医・吹上昂×麻酔科医・真木弓弦です。
病院ものだから(病院もの好きw)、すぐに読めると思ったら、えらい時間がかかりました・・・。
ていうか、高岡・志村・小林・笠原みたいな、自分の事しか考えてないような、医者は嫌すぎです。ていうか命預けたくない・・・。
読むのに時間がかかったのは、このろくでもない医者のせいだと思う。(仕事を真面目に取り組んでないのはいくらファンタジーでも嫌なんで・・・)
しかし、この作品の最強キャラは、森田だと思う(笑)
だってエスパー並みになんでも知っているし・・・。しかもいい人でよかったね。真木ちゃん・・・悪い人だったら、絶対に強請られてたと思います・・・。
で、なんだかんだで全ては吹上の思い通りという・・・。
そして書き下ろしの話はエロかったなぁ~。
真木がすっかり淫乱さんに・・・でも私、淫乱受けって苦手なんだよね・・・。でもツンデレ受けでもあるので、GJですww
ていうか、寝てると思って、色々してたら実は最初から起きてたとか、穴があったら入りたいくらいに恥ずかしすぎると思います・・・(汗)
外科医の吹上
麻酔科医の真木
オペ中にネエちゃんと呼ばれ吹上の第一印象は最悪だった。
真木を追いかけ、情熱的に口説く。
過去の男が、真木を追いかけひどい事をする、助けてくれたのは、吹上だった。