王室騎士団の副団長と子育て愛情レシピ

oushitsu kishidan no hukudanchou to kosodate aijou recipe

王室騎士団の副団長と子育て愛情レシピ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
50%
著者
松幸かほ 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344857278

あらすじ

親ガチャに失敗し苦労してきた佳維は、事故で命を落とし異世界へ。宿屋の老夫婦に拾われると前世で培った貧乏飯の腕で宿屋の評判をあげていく佳維。その噂を聞きつけた王室騎士団副団長のヴィサに請われ、体が弱く年の離れた弟ルーカスのため料理を作ることになる。やがて佳維は素直で可愛いルーカスだけでなく、イケメンすぎる副団長ヴィサの胃袋とハートも掴んでしまったようでーー♡

表題作王室騎士団の副団長と子育て愛情レシピ

28歳、王立騎士団副団長で侯爵家子息
23歳、異世界に転生してきた古宿の従業員

その他の収録作品

  • 雪の夜話

レビュー投稿数2

心乱される事なく穏やかに、幸せに向かう日常譚。

受けの佳維は、恵まれない環境で育ちながらも懸命に生きてきた。置かれた環境に嘆くことなく、生きる為に前を向き続けた佳維は凄く芯の強い、優しい青年。
攻めのヴィサは彫刻のような美貌の持ち主で、王室騎士団副団長。佳維にベタ惚れ、優しくてしかもエロいときた。

メインのキャラはすごく魅力的だし、脇を固めるキャラ(宿屋の老夫婦や、ルーカス、エドヴァルト)も良いキャラなのですが、ストーリー全体通して常に凪いでいて、どこが山場でどこが見せ場でどこが盛り上がりだったのか分からないまま終わってしまい、不完全燃焼感が否めません。心揺さぶられるような感動も驚きもないまま、淡々と緩やかにハッピーエンドに辿り着いてしまって、物足りなかった…というのが正直な感想です。

⭐︎上級貴族が喧嘩売ってきた!
エドヴァルトかヴィサはキレる?どう撃退する!?
→ホットワインであっさり退場。
⭐︎エドヴァルトが佳維を気に入った!
ヴィサと一悶着あるか!?
→ない。
⭐︎日本から転生してきた女の子が出てきた!
佳維と恋のライバルになるのか!?
→ならない。
⭐︎イルマがルーカスにキツく当たる!!
いよいよ何らかの形で危害を加えるのか!?
→ただのヒステリー。

なんか起こるかな!?と思ったエピソードは全部肩透かしくらったように流れていき、ただ穏やかにメインの2人があっさり恋仲になってハッピーエンド……

その後、佳維がお世話になった宿や老夫婦も出てくる事はなく、日本人の女の子も何だったのかよくわからないまま、消化不良で終わってしまった感じです。

心乱される事なく穏やかに、幸せに向かう日常譚を読みたい方には良いと思うのですが、刺激と感動を求める年季入った腐女子(私)にはもう少し盛り上がりが欲しかったな、と思います。

0

食事の問題が2割。家族の問題が8割。

まず、1つ訂正。
あらすじに「体が弱く年の離れた弟ルーカスのため料理を作る」とありますが、厳密に言うと、歳の離れた従兄弟の男の子です。弟のように思っているとの意味を含めて"弟"と佳維には説明した感じですかね。
ヴィサは貴族の出身で、王立騎士団の副団長ですが、当主夫妻であった両親を失ったため本来爵位を継がないはずの叔父が侯爵家代理を務めている…つまり、ヴィサは次期侯爵家の当主だけど騎士団に所属しているため不在にすることが多く、叔父家族が自分ちに住んでるってことです。

で、ついでに言うと。
ヴィサの従兄弟にはルーカスの上にも兄がいて、こっちは叔父と叔母(平民)の息子。ルーカスは叔父が侯爵代理になったときに叔父の正妻になった貴族の娘との間に出来た子で、従兄弟の兄弟は異母兄弟です。
で、いま実家の侯爵家に住んでる叔父夫婦というのは、平民の方の叔母。ルーカスの実母は亡くなっているため、彼女が正妻ってことになってますが、ルーカスが実子じゃないからかルーカスに冷ややかな態度をとっているっていうのが、この物語の前提です。
貴族の慣習や制度がこの作品のキモになっており、そこを理解しないと話がうまく展開していきません。で、思ったことは、貴族って面倒くせぇぇぇ〜〜〜!
ちゃんと妻がいるのに貴族の血筋じゃないから貴族の娘を正妻に……?意味分からん。そしてそれを受け入れる叔父…、大丈夫か?それで夫婦仲は良いだと…?色んな疑問が湧いて仕方ないのですけど(笑)
まぁ、何人も妻を持てる貴族というのは後継を作るためにはこんなややこしいことも受け入れざるを得ないってことです。

そしてこのややこしい家族関係の犠牲になったのが、ルーカス。継母に食事を厳しく管理されているために食事が満足にとれずに痩せっぽちというわけです。だからよく風邪をひくし、身体が弱い子という扱いをされています。
身体が弱い=後継ぎには向かない、実子の兄の方を後継に…の思惑が透けて見える叔母の思惑と衝突しながら、佳維のお料理大作戦が実行されていくのがこの作品の見どころです。

ルーカスが食べてくれる料理を考えるプラス、叔母のネチネチ攻撃をもかわしていかないといけない苦しい状況の中、工夫を凝らしながらルーカスの食事メニューに取り組んでいくことになる佳維とヴィサ。これ、食事の問題じゃなく叔母さんが最大の問題じゃない?と思ったのは私だけでしょうか。
料理を作るだけじゃなく、叔父家族との複雑な関係にも気を遣らないといけないのが大変なミッションですが、持ち前の料理のアイデアと工夫で、皆を味方につけながらルーカスの食事作りの姿勢にますます惚れ込んでいくヴィサとの進展を見届けていきましょう^ ^

叔父家族とのわだかまり、侯爵家の後継、血統主義を重んじる貴族の慣習…などなど、ヴィサと佳維の恋愛模様を楽しむには少し外野が騒々しい感じもありましたが、侯爵家の後継についてはハッキリさせないとヴィサにとばっちりがくるところもあり、今後の佳維との関係を考えればそこの問題はクリアにする必要がありました。ややこしい貴族制度だけど、ヴィサが継がないでいいベースはちゃんと整ったということで、スッキリとした読後感に繋がると思います。

にしても、一番外野のオバハンだけがキーキー言ってて、男子チームたちは冷静に対処してる構図が何だか滑稽でした( ̄∀ ̄)
実の息子の従兄弟の兄ですら母親をウザがってるのも面白かったし、男子メンバーがみんな仲良しなのもホッコリでした。

1

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