限定特典と割引が充実!
kodukuri keiyaku omega to reitetsu kousyaku no saiai

伯爵家を追い出された平民の使用人である受けを、「自分の子を産むこと」を条件に、連れ子と共に保護する公爵の攻め。
身分制度のある世界観なんですが、読み進めるにつれこの身分の必然性・整合性の薄さにだんだん座りが悪くなってきて、没入感が薄れてきます。身分制度のある作品を多く読んでいる人ほど、おそらく違和感を感じるかもしれません。
公爵が平民の受けを連れとして公式のパーティーに同伴する、そのパーティーには受けを追い出した伯爵家も参加する、伯爵夫人が公衆の面前で公爵の連れを「ゴミ」と罵倒する。百歩譲ってマンガ的演出としても、相手が公爵である以上、そのような無礼が無傷で成立してしまうのはさすがに無理があるように感じました。公爵自身が終始軽んじられている印象になってしまい、「なぜ身分制度のある世界観にしたのか」という必然性が見えなくなってしまいます。あらすじを優先した結果、設定に無理が出たという印象ですが、そもそも身分制度が必要な作品だったかという点に立ち返ると、微妙に思います。
また、公衆の場で受けを連れ去るくだりも展開が粗く、物語上の緊張感が十分に積み上がらないまま次に進んでしまうため、読書意欲が削がれてしまいました。(あれだけ何度もヒロインが誘拐されている「王家の紋章」だって、毎回ハラハラするエピソードの積み上げがありますw)
さらに、攻めが土壇場で番になることを過剰に遠慮し続ける点もストレス要因でした。葛藤として描きたい意図は理解できるものの、優柔不断さが長引いて、ロマンスとしてのカタルシスが弱まってしまったように感じます。ここはもう少し思い切って踏み込んでほしかったです。
終盤は流し読み気味になり、なんとか読了しましたが、全体としては展開が既視感のあるものに留まり、歯切れの悪さが最後まで残りました。前作『超好みな奴隷を買ったが~』の1巻(※)が比較的面白かっただけに、積読していましたが、やや期待外れだったという印象です。合わない人には合わない作品かもしれません。
※ちなみに2巻まで読むと印象変わります。2巻まで読んでから本作を買えば良かった。。。
大好きな作家様の書き下ろし作品でしたので、発売を楽しみにしておりました。
『子作り契約』??と、読み始める前からワクワク。
読み始めると、面白くて一気読みでした。
あれ?これはもしかして??と、作者様の色々な伏線を感じながら、それを一つずつ丁寧に回収してもらえて大満足。
不遇な境遇・環境に置かれながらも、愛する我が子であるニコの幸せを一番に考え、ニコの為にと一生懸命に頑張る平民Ωのエミルが健気で本当に愛おしい。
そんなエミルとニコに追い打ちを掛けるような酷い出来事が…。
そして、読了後の今思えば、運命だったのですかね、冷徹公爵と呼ばれるαのフリードとの出会い。
冷徹公爵と噂されているのですが、それにも理由が…。
フリードと契約を結んで、フリードと関わるうちに優しさに触れ、惹かれていくエミル。
でも、フリードはただの契約相手で、それも公爵様。
ただ、フリードの様子を見ているともしかして?もしかしてなのかな??と思いながらドキドキ。
とある薬をめぐっての事件もありハラハラの連続。
途中の星名あんじ先生の挿絵が最高なのですよ(´。-ω(-ω-。`)ぎゅっ♡
その中での癒しは可愛いニコくんでしたね。
事件も無事に解決されて、本当によかった。
両片想いのジレジレもキュンでしたが、両想いになられてからのお二人にはキュンキュン♡
冷徹なハズのフリードの自信のなさが可愛すぎ。
新しい肖像画も楽しみですが、近いうちにまた新たな肖像画の依頼をしないといけないのでしょうね。
とっても素敵な読後感に大満足の一冊でした。
最後に、あの人達がベータで本当によかったです。
作者様の優しさを感じつつ、この作品が12/30発売だった事が残念ちるちる……
とっても楽しませていただきました。
皆さまにオススメです!!
かなで先生、|ω`*)コソッ
ちょうどいい冷たさでしたよ(笑)
身分差を超えたラブロマンスストーリーってやっぱ楽しい!
ある程度展開が読めちゃうけど、悪役どもがお約束的にピンチ展開を作ってくれるけど、ハズレのないワクワクドキドキは格別の面白さでした。
不憫な受けが幸せを獲得していくシンデレラストーリーと、敵の悪事を暴いていく勧善懲悪ストーリーが合わさり、BL的にも事件的にも目が離せない展開が爆盛りです。
公爵のフリードとエミルの契約関係を発端に進む恋愛模様も、最初は塩気が強い対応だったものが、ページを追うごとにどんどん甘みを強くしていく味わいへと変化。冷徹公爵と言われているフリードが、実は優しくて誠実な男であるところに惹かれていくエミルの心情に注目して欲しいなと思います^ ^
フリードと出会う前は、エミルの周りにいる貴族はクズばかりで、そんな輩に狙われたり酷い扱いを受けてきた彼の人生にホロリ。平民の間ではオメガ差別が強く、オメガであることが分かってからは家族に冷たく扱われたエミルの孤独にも胸が痛みました。
エミルの唯一の心の拠り所は幼い一人息子のニコ。雇い主だった伯爵に手籠にされて授かった子どもだけど、父である伯爵には捨て置かれ母子共に冷遇されているクソな環境には怒りしか勝たん…!!( ̄^ ̄)
でもこの父親への報復は、爵位的には上のフリードに寵愛されることでザマァスッキリ。しかも国家ぐるみで伯爵の悪事がキチッと制裁されると、更なるザマァミロ展開にスカッとしました。エミルにしつこく迫っていた子爵もついでに排除されて、全ての悪人が然るべき処遇を受けて感無量の読後感でした!
ただ。少し気になるのはエミルの家族のことです。
オメガだと分かってから家を追い出されるなど、冷ややかな態度を取られたのがどこか気掛かりでしたが、そこの回収はそのまま。オメガだと分かるまでは愛情をもって育てられていたというのに、心底オメガが嫌いってだけで愛情まで失ってしまうのでしょうか。
自分たちが追い出した息子が公爵の伴侶になったと聞いたらどう思うだろうかと気になってしまいました。
まぁでも、差別をしたり冷遇を受けてきた過去よりも今が大事なことに変わりはないんですけどね^ ^
フリードは寡黙で冷たく思われてるけど、エミルの息子・ニコには懐かれてますし、フリードもまたニコを可愛がる姿が良いパパしてて良き構図でした。
契約なんていうまどろっこしいことをしてエミルへの感情を曖昧にしてきた不器用な側面と、実際にエミルへの独占欲を露わにする執着のギャップも良かったです。
全てが良いカタチに収まる読み応えでした。
オメガバースのオメガ差別の嫌なとこ、でもアルファにメタメタに愛され倒される楽しいとこ、全てがバランスよく詰め込まれたストーリーに最後まで読む手が止まなかったです。
オメガバースの王道を味わいたいならぜひ抑えておきたい作品だと思います♪