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天使のような見た目をした、ファザコンで、じゃじゃ馬な大学生・合田千尋の恋人は、43歳の凶悪な見た目をした危ない弁護士・砥上秋一郎。
泥酔した千尋が秋一郎のフェラーリにビールケースを投げつけた最悪の出会いから、すったもんだのあげく熱烈カップルとなりはて、周囲に迷惑なくらいアツアツな毎日を過ごす二人。しかしある日、秋一郎のマンションに、ナゾの美女が現れ、千尋は彼女の存在に嫉妬することに……
随分、最初の話よりも千尋がしっかりしてきたように感じられた続きの話です。最初は、ややファザコン気味の千尋が大人の包容力で秋一郎に惹かれただけのような気がしていましたが、秋一郎の恋人かもしれない美女の存在に、ちょっとだけ千尋の負けん気がむくむく……
結局彼女は、秋一郎のお姉さんでしかなかったのだけれど、それに刺激されて「対等になりたい」って気持ちが出てきた千尋にちょこっとだけ成長を感じました。
それにしても、これだけ年の差があると、対等って難しいですよね。だって、修一郎からしてみたら、千尋くらいの子供がいてもおかしくないわけだし。また、千尋がファザコンだったせいもあって、人から庇護されることになれていて、社会経験もないんだから立派に子供にしか見えないんだろうね……
でも、子供はちゃんと成長するものだから、秋一郎は千尋を子供扱いしたがるけど、千尋はちゃんと秋一郎の事を知りたいんですよね。
ちゃんと、教えてあげればいいのに……と、まだどっちかっていうと秋一郎よりも千尋に年齢の近い僕なんかは思ってしまう。
でも、秋一郎には秋一郎の「大人」としてのプライドがあって、なかなか素直に話せないんだよ……っていう話でした。
多分きっと、秋一郎は千尋や自分が思ってるよりも大人じゃないんだよ、きっと。
大人げなく千尋とケンカしてるし……
まぁでも、そんな山があろうと何であろうと結局二人は、ラブラブなので。
そうやってケンカしながら成長とともに、二人の立ち位置をちょっとずつ変えて行けばいいと思います!