俺の可愛い義息子が悪役令息なわけがない!~元白豚伯爵が未来を変えようとしたら、なぜか堅物護衛騎士に溺愛されました~

ore no kawaii tadashimusuko ga akuyakureisoku nawakeganai motoshirobutahakushaku ga mirai wo kaeyoutoshitara nazekakatabutsugoeikisi ni dekiaisaremashita

俺の可愛い義息子が悪役令息なわけがない!~元白豚伯爵が未来を変えようとしたら、なぜか堅物護衛騎士に溺愛されました~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
37
評価数
9
平均
4.2 / 5
神率
44.4%
著者
栄円ろく 

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イラスト
高山しのぶ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ピスタッシュ・ノヴェルス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403221507

あらすじ

ボディガードをしていた久我大輝は殉職し、目覚めると『白薔薇物語』という恋愛小説の悪役令息ミシェルの養父・白豚伯爵グラースに転生していた。悪役令息として断罪される未来を背負う義息子ミシェルと実際に会ってみると、純真無垢な天使のような七歳児。すぐに父性に目覚めた現グラース(大輝)はミシェルを更生ルートに導こうと決意する。だが、目の前には超正義感の強いミシェルの護衛騎士ジュストが立ちはだかる。元グラースが性格最悪&ショタコンのクズ白豚だったせいで、当然ながら現グラースも完全に敵扱いされたのだ。可愛い義息子ミシェルの未来を変えるためにも、あれやこれやと奮闘するグラース。そうこうするうちジュストとの距離が縮まり、やがて彼の真っ直ぐな性格に惹かれていくグラースだったが……? 変態貴族に転生した不憫な男と真っ直ぐすぎる騎士の、ドタバタ・ラブコメディ!

表題作俺の可愛い義息子が悪役令息なわけがない!~元白豚伯爵が未来を変えようとしたら、なぜか堅物護衛騎士に溺愛されました~

23歳、名門騎士家系の三男、グラースの義息子の護衛
25歳、ウィンドル領を治める伯爵家当主、前世はボディガード

その他の収録作品

  • ミシェルがいた孤児院に行こう

レビュー投稿数2

No Title

登場人物みんな可愛い、癒されました!
グラースの努力が報われて良かった!
あと、あとがきにめっちゃ同意しました〜イラストがとても素敵!続編読みたいな〜強くなったミシェルがみたいです

0

もうキモい系白豚伯爵とは言わせません!

白豚伯爵というネーミングのディスり方よ……笑笑笑
悪意のある二つ名に失笑気味でしたが、うん。でもこれは蔑んでいいやつ。

白豚伯爵時代の主人公は、小児性愛者のクズ野郎。怠惰な生活のお陰で脂はギラギラ腹はたぶたぶのワガママボディを備え、義息子のミシェルに性的な視線を向けてはキモがられ、使用人たちにはキツく当たり、領地経営もロクにしないで食っちゃ寝食っちゃ寝の男には「白豚伯爵」の名前がピッタリです。

転生した時点ですっかりみんなの嫌われ者となっている状況は、ほぼほぼ詰んでますが、だからこその挽回劇がめちゃ楽しい!それまでの悪評が悪評だけにすぐには皆んなの態度が軟化するわけじゃないけど、少しずつグラースのことを認めていくようになっていく周囲の変化にワクワクしました。
小説の中ではモブキャラだった変態伯爵が、この作品の世界線では主人公となって義息子の断罪ルートの未来を変えようとする大奮闘の最初の一歩は見た目から。不潔感極まりない白豚が、可憐な白鳥へと姿を変えていくだけで周りの反応は結構変わります。やっぱ見た目って大事(笑)

転生前のグラースの悪行の尻拭いをしながら、新しいことを始めるのは大変だけど、元ボディガードの危険察知能力で周囲のピンチを救っていく手腕は見事でした。
そうして少しずつですがグラースのことを認める人が増えていくのは嬉しいですね。ゼロスタートどころかマイナス100くらいからのスタートが、10…20…50……とどんどん評価を上げていくと、ストーリーはどんどん楽しくなっていきます。
その過程で芽生え始めるミシェルの護衛であるジュストとのBL展開ももちろん見逃せません( ´∀`)

最初は態度があんまり良くなかったジュストが、ちょっとずつグラースに執着していく変わりようにはニヤニヤでした。
元ボディガードなだけに自分の護衛環境には少々無頓着なグラースを、守らせて下さいと食い下がる騎士の想いにはカーッ!健気さが激アツでした(//∇//)
グラース自身の危険を案じるだけなら、別に他の護衛騎士でも良いじゃんって話なんですよ。実際ジュスト以外の護衛をつけているから大丈夫なのに、ジュストは自分がグラースを守りたくて堪らないんですよね。
下心ありの不純な動機が入り混じりつつも、主人であるグラースの身を守ろうとするジュストの想いが直向きでカッコよかったです!ジュストはワンコみある可愛い一面も見せてくれるので、表情豊かなジュストの恋心をお楽しみ下さいね。

ジュストとの主従愛が成就していく一方、ショタロリ好きの性癖持ちを疑われているせいで、ミシェルとの親子のコミュニケーションが思うようにとれなかった2人の関係が徐々に好転していくのも見どころです。
父と息子の親子の情に迫るファミリーヒューマンドラマ的にも引き込まれた作品でした^ ^

3

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