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kuromaku reisoku ha tsukaretanode katabutsu kishidanchoude asobukoto ni shimashita

ああ……もう、2巻すっごく最高だった……( ´∀`)
表紙の2人が1巻のときと比べて色味も明るく表情も良い。ツーショの自然体の絡みがあまりにも素敵だったので期待してましたが、期待以上の素晴らしいエンディングでした。
この2人の置かれた状況や立場において、これ以上とない着地点ではないでしょうか。明るい未来へと広がる景色に感無量でした!
ジェイドとの愛人ゲームにのめり込み、いつしか本気になっていくレーリオの心の動きがよく分かる2巻です。
これまで人の心は自分の手の中にあると思っていた黒幕令息に、"遊び"の範疇を超えた感情が湧き上がっていくのが見どころでしょう。
自分の心がこんなにも誰かに揺れ動かされたり、制御が出来なかったり、冷静さを失ったり。コントロールの効かない様々な感情に襲われ、ジェイドが命の危機に陥ったことでジェイドへの愛を自覚していくレーリオの心情変化にはグッとくるものがありました。
それまでのレーリオは、ジェイドとの愛人ごっこを刺激的な遊びとして興じ、ジェイドがレーリオの言葉や行動に翻弄されるのを楽しんでいたに過ぎませんでした。ジェイドの恋心を利用して弄んでいるのですから、悪趣味っちゃ悪趣味です。
しかし、レーリオ自身にジェイドへの感情の色が灯ると、レーリオの人間らしい部分がどんどん露わになっていきます。好きな人を大切に想う気持ちはゲームなんかでどうこうできるシロモノではないことに気付かされるところは、ある意味受けザマァな展開なのかも。
大事な人のために突き動かされるレーリオは、"らしくない"けど、そんな人間くさいレーリオの"らしくなさ"は人としての魅力に溢れていました。
レーリオが求めていた刺激的な政局のゲームも、それが自分の首を絞めることになって初めて平穏の大事さを知ることになります。それもこれもジェイドを愛するようになって実感できたこと。レーリオの中に芽生えたこうした変化に注目して読んで欲しいなと思います^ ^
あれだけジェイドをウブだのなんだの言っていたけど、ジェイドへの好きを自覚したレーリオもジェイドを意識して避けたりして、まー可愛いもんでした。
1巻のときに比べて、ずいぶんと自分の気持ちを素直に表現してくれるようになり、相思相愛のラブラブっぷりが楽しかったです!
真っ直ぐにレーリオを愛するジェイドのブレない一途さは、どっしりとした安心感ある重みがすこぶる良かったです。その重さを一身に受け止めるレーリオとの愛の囁き合いも、睦み合いも情動的で萌えたぎるシーンでした。
大円団に終わったラストも文句なし。黒幕令息が知った本気の愛をぜひ確かめて下さいね♪