この溺愛は運命よりも甘美

異世界でイケメン騎士団長さんに優しく見守られながらケーキ屋さんやってます

isekai de ikemen kisidanntyousan ni yasasiku mimamorarenagara cake yasan yattemasu

異世界でイケメン騎士団長さんに優しく見守られながらケーキ屋さんやってます
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
2
得点
23
評価数
10
平均
2.8 / 5
神率
30%
著者
波木真帆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
星名あんじ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434367854

あらすじ

事故に遭い、森の中で目覚めたヒジリ。どうやら異世界に転移してしまったらしい。公爵家の執事に助けられたヒジリは、特技を生かし、ケーキ屋さんを営むことに。突然始まった異世界での暮らしに戸惑うヒジリは、王国騎士団長であるランハートを紹介される。生活のことも、お店のことも困っているといつも優しく支えてくれるランハートに次第にヒジリは心惹かれていく。しかし、とある事件をきっかけにランハートのとんでもない一面が明らかになって――!? スパダリ騎士団長の××な素顔に絆される、Webで大人気の極甘溺愛BL!

表題作異世界でイケメン騎士団長さんに優しく見守られながらケーキ屋さんやってます

ランジュルス王国騎士団長、公爵家当主、30歳
大学生→異世界でケーキ屋店主

その他の収録作品

  • 番外編1 王妃さまの秘密の講習
  • 番外編2 十年後の約束と神の贈りもの

レビュー投稿数2

異世界からやってきた運命の人

今回は王国騎士団長と界渡りした大学生のお話です。

異世界転移した受様が公爵家当主の攻様に
ロックオンされて伴侶になるまでの本編と
後日談短編を収録。

受様は大好きなケーキ店のバイト面接の日に
近くの駅の事故で最寄駅が大混雑し
徒歩で向かおうとして事故にあいます。

痛みで意識が途切れて次に目を覚ますと
なぜか森の中で倒れていました。

服に大量の血が付いたものの
事故の怪我なく、人を探す事にします。

歩き続けてようやく人を見つけて
近づいていくと執事服のダンディな老人と青年を
見かけて声を掛けようとしたら

受様を見つけた青年に怒りの形相で向かってこられ
受様はバランスを崩して倒れてしまい
またもや気を失います。

次に受様が目を覚ますと
見覚えのない部屋のベットで寝かされていて
先ほどの老執事に事情を聴かれます。

受様がありのままに事情を話すと
老紳士は人の嘘を見抜く力をあると言い
受様の話に嘘がないと信じてくれた上に

困っている人を放り出したら
屋敷の主人である公爵に叱られるからと
屋敷に留まる様にと提案してくれるのです。

受様は恐縮しつつも話を受けますが
実は受様を屋敷に滞在させることを決めたのは
屋敷の主である攻様だったのです。
受様を受け入れた攻様の目的とは!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿、加筆しての書籍化で異世界転移した受様と
受様を運命と呼ぶ攻様のドタバタラブコメディです♪

受視点で始まりますが
攻視点や執事視点が入って進むため
それぞれが思っている事と相手の行動や受け取り方が
絶妙にズレていて楽しかったです (^-^)/

公爵家の当主は一生を添い遂げる相手との出会いが
約束されていて運命の人と呼ばれています。

その人以外と結婚すれば公爵家は没落する
とまで言われており
30才になっても相手に出会えない攻様は
周りの人々もヤキモキさせますが

執事が受様を客間のベットに運びこんだところで
偶然なのか必然なのか
いつも騎士団長として忙しい攻様が早くに帰宅し
受様が自分の運命と確信するのです。

受様はただ世話になるのではなく
働きたいと申し出て攻様の世話で
騎士団の詰所の隣家でケーキ屋を開くのですが

攻様は隣接する騎士団の団長として
受様の世話を焼きまくるのですが

受様は見た目が可愛らしい上に
かなりの天然くんでして
攻様や執事や周りの人々に世話を焼かれて
良いように守られている事に気づきません。

攻様にとってはその素直さが良いのでしょうし
ラブコメ要素としては楽しいのですが

受様の転移が本当は転生だったという設定が
関係者達にすんなり受け入れられすぎていて

公爵家の後継者問題解消のための
ムリクリ展開な気もしてちょっとモヤったので
「萌」評価としました。

0

ど天然受け&唐突な展開に共感できるかがカギ…かもしれない

読んでいて思わず「はっ!?」と声の出た、終盤のびっくり展開( °ω° )

正直なところ、「中立」か「趣味じゃない」かで評価に迷ったのですが、、

序盤、異世界転移した直後の場面まではほのぼの楽しめたこと、
甘やかに、ひたすら一途に受けを愛する攻め・ランバートは
嫌いではなかったこと(萌えるかというと...ちょっと違うかもしれない)、

そして脇キャラ・公爵家執事のグレイグが良い味を出してくれていたな、
という点でこちらの評価となりました;

自分の萌えポイントにはあまり”合わなかった” 、”響かなかった”かなあと
思いますが、”溺愛スパダリ攻め”や”子どものように純真無垢な受け”が
お好きな方、ほのぼの可愛い雰囲気の作風がお好きな方には、
全く違った評価になるかと思います。


事故に遭い、そのまま異世界トリップ(転生ではなく、転移)
した大学生・ヒジリ(受)。
そこで待っていたのは、代々「運命の人」と結ばれ、
一途にその相手のみを愛すという公爵家の当主・ランバート(攻)で…

自分がランバートの”運命の相手”だとは知らされぬまま、
異世界の地で大切に愛され、甘やかされる日々が始まるー

ざっくり、そんなお話です。


ヒジリ視点・ランバート視点・そして公爵家執事のグレイグ視点に加え
一部、攻めの従兄弟である国王視点が入りお話が進んでいきます

受け攻め交互に視点が入れ替わるスタイル、
決して嫌いではないのですが。。

ヒジリ視点だけでも、ランバートがヒジリにベタ惚れで
そのせいで様子がおかしくなっていることがよく分かります。
あえてほぼ同じシーンを攻め視点で繰り返す必要はあったのかな...と
ちらりと思ってしまいました。

また、ネガティブな引っかかり要素としては…

一番共感し応援したい存在である受け・ヒジリの言動が、
ど天然すぎてまるで子どものように見えてしまうこと。
あざとい女子的要素を感じてしまった部分もありました;

執事グレイグに「甘えてみると良い」と言われたからといって、
靴を履かせたり、抱っこして運んでもらうよう頼んだり。
まだランハートと知り合ったばかりの頃から、
ナチュラルに「あーん」をしていたり。

これらがどうしても「可愛い」とは思えず、
途中で脱落しそうになりました(◞‸◟)

また途中何度か出てくる、唐突&都合の良い展開にも
頭に「??」が浮かび…

ヒジリを覆った伯爵家令息が厳罰に処されるのは
当然のことかなと思うのですが、
ランハートが従兄弟である国王に訴えるだけで、
そんなにあっさり爵位剥奪できちゃうものなのか?

また最大に「えーっ!!」となったのが、
終盤の神様出現→10年後の妊娠予告→ヒジリ、国王の”娘”となる
という展開。

こちら、一応作中で神から事情が説明されてはいるのです。

元々は国王の娘として転生するはずが、神の手違いにより
”転移”してきてしまったヒジリ。

で、それを知った国王がヒジリを”娘”として正式に認め、
すんなりヒジリを”家族(=娘)”として受け入れてる…
王妃も、王の息子三人もにっこにこ、可愛い娘ができた〜と
喜んでる…


いや、いやいやいや、違和感あるよーーー!!!
娘として転生するはずだったとはいえ、今現在は男の身なのに
「娘」になる意味とは!?

で、ヒジリもヒジリであっという間にその状況に馴染んで
「お父さま」「お母さま」なんて呼んでいるし。。

この終盤の展開、個人的にはもう
ひっちゃかめっちゃかでついてゆけず、でした、、

あと…番外編の王妃からの閨指導、
二人きりとはいえ、仮にも王妃ともあろう人が
「彼(ランバート)のモノを咥えたことはあるのかしら?」

って。。言うのかなあ。。もう少し品よくあって欲しい。。


つらつらここまで書いてしまいましたが、
辛口感想ですみません;

納得いかず首を傾げたくなる点多々、で
今回はこのような評価となりました。

1

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