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oujitosaishou tokidokioujo

名倉先生の商業本番外編集、秋庭(J庭58)頒布の同人誌です。
番外編三編収録。
どれもクスッと笑えたり、ほっこりするお話で
本編をもう一度じっくり読み返したくなるものばかりでした☺︎
お話の最初に、「本編のざっくりあらすじ」が書いてある
お心遣いが嬉しい♪
こちらのあらすじのおかげで、どんなお話だったか瞬時に思い出すことが
できました◎
以下、それぞれのお話のレビューです。
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◆最後のオメガと愛を知ったアルファ
「最後のオメガと恋知らずのアルファ王子」の番外編。
エイリーク×ティルダの息子・5歳のクリスティアン視点のお話です。
毎朝一緒に食卓についていた母親・エイリークが突然寝室で食事をすることになり、
寂しく心配に思うクリスティアン。
父親のエイリークもそわそわ、気落ちした表情で何事か!?と思っていると、
慌てた顔の侍女がエイリークを呼びに来てー
と続きます。
なんとーー!!喜ばしい第二子の誕生✨
ティルダ似のお兄ちゃんとは違い、5歳年下の妹・ステファニーは
黒髪黒瞳の父親似。
この第二子誕生、エイリーク×ティルダにとっては特別なことなんですよね…
なぜならティルダは18歳までライラ草から精製された発情抑制剤を使用しており、
その副作用のせいで子供ができにくくなっていたから。
クリスティアン誕生後4年後の妊娠、二人とも本当に嬉しかっただろうなあ…
その後、両親も戸惑うほどクリスティアンの妹溺愛が激しくなったー
というオチ、いいなあ私もそんなお兄ちゃんが欲しい、と思ってしまいました(*´艸`)
——
◆王子と宰相、ときどき王女
歳の差溺愛ファンタジー、「王子と宰相の恋煩い」の番外編。
受けロデリック17歳、攻めのヒースは35歳とかなりの歳の差カップル!
双子の妹ジェニファーの身代わりから解放され、生き生きとする
ロデリック。
それとは反対に、女王の座を継ぐジェニファーは自由を失い
次期女王としての立場が生じて癇癪を起こしてしまいます。
入れ替わっていた時には手加減せずやり込めてきた近衛騎士が、
急に手加減するようになったら、そりゃイライラもするよね…と
同情してしまう;
身代わりだったからこそ、そんなジェニファーの気持ちが理解できる
ロデリック。
その後、自分の立場をきちんと理解し反省し、
落ち着いて謝りに行くジェニファー、カッコ良かったです・:*+.
ヒース編では、いつものロデリックの口淫を思い出して昂る
ヒースが変た…いや、The・男って感じで笑ってしまった〜ꉂ(๑˃▽˂๑)
そしてその後の、濃厚なエッチ。
いつも「です・ます調」で話すヒースの
「出しますよ。飲みなさい」というセリフにドキッとしたー…!
情事の全てをヒースから教わったロデリックの言う
「結合」の言葉も、ヒースをおおいに欲情させただろうなあ( ̄▽ ̄)
双子の兄妹の絆、そしてヒース×ロデリックの濃厚な描写に大満足!の
番外編でした◎
———
◆溺愛のその後
「転生したら元恋人が義父になって溺愛してきます」後日談。
この作品大好きなので、この番外編が読めるのを楽しみにしていました…!
先生による”ざっくりあらすじ”の最後に、
「ウィリアムがどんどん頭のおかしな攻めになっていく様子をお楽しみいただける1冊と
なっております」と書いてあって笑っちゃいましたw
貧乏男爵家の息子・ジョナス。9歳の時に突然、自分が
伯爵家嫡男ダニエルとして前世何者かに殺されたことを思い出し、
あれこれあって元想い人・ウィリアムのもとへ養子として引き取られることに…
と進んだ本編。
こちらの番外編では、黒幕を暴き、恋人同士となった後の二人、
官僚試験に合格したジョナスが明日いよいよ入寮するー
という前夜のお話が描かれています。
もーーー寂しがって「行くな〜」となってる12歳年上のウィリアムが
駄々っ子みたいで笑ってしまうw
そしてなんだかんだ結局、戻ってきちゃうジョナスもジョナスで…
お似合いのカップルだなあ笑
「忘れ物をした」なんて、とってつけたような言い訳をするあたりも
可愛く思えてしかたありません。
執事・ブレアも色々気遣いが大変ね…と同情したりなどしました( ̄▽ ̄)
出発前夜の二人の甘い情事描写もチラリ。
ジョナスにtnkをちょろりと舐められ、喜ぶウィリアムに
おおいにニヤつきましたw