孤独な僕が異世界に転生したら兄に溺愛されまくっていて

kodoku na boku ga isekai ni tensei shitara ani ni dekiai sare makutteite

孤独な僕が異世界に転生したら兄に溺愛されまくっていて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
墨谷佐和 

作家さんの新作発表
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イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
ISBN
9784815533120

あらすじ

両親の死後、莫大な遺産を狙う親戚たちに監視されながら孤独な日々を送っていた大学生の涼星はある日、別荘のバルコニーから転落。
薄れる意識の中「生まれ変わったら僕を心から愛してくれる人に出会いたい」と願う。
そして目覚めると、彼はエヴァンス王国の第八王子、五歳のリュシアンに転生していた。
七つ上の第二王子フレデリックはそんな弟を溺愛。秘宝の水晶を司る者として誰もが畏れる存在だったが、変人と噂されるほどで……。

レビュー投稿数1

溺愛というか、過保護……?

異世界転生というか、共生?…なのかなぁと思いました。

身体の元々の持ち主・リュシアンが瀕死の状況に陥ったことをキッカケに、リュシアンの身体に転生したという設定。ですが、身体をコントロールしているのはあくまでもリュシアン本人で、田宮涼星という人格はリュシアンのキャラクターには反映されていません。
涼星自身がリュシアンとして生きていくような転生ストーリーではないのが、これまでの転生ものとは違うところかな。リュシアンが関わるもの全てを第三者目線で覗き見しているような感じでしょうか。

リュシアンが経験することや感じることを涼星も共有していくことにより、誰かに愛される温かい感情を知っていくことになるのですが、直接的ではなく間接的にってところがこの物語のミソ。孤独に生きてきたかつての人生や冷えきった感情を、リュシアンの感情と置き換える報われ方は面白いアプローチではあるけど、リュシアンの人生に涼星が介入することはなく、また自分の意思が働くこともないので、転生ものとしての醍醐味は若干薄い気がしなくもなかったです。

普通に兄に溺愛される弟王子の話ってだけのような……。しかもそのストーリーに転生者の涼星が直接関わることがないので、結局主人公は涼星なのかリュシアンなのかよく分からないままでした。転生して第二の人生をやり直す系の話を想像してると、ちょっと違うかもってなるかも知れません。


「溺愛」をこれでもかと強調してくるストーリーなため、溺愛攻めが好きな方にはオススメします。……まぁ、溺愛か過保護なのかの線引きは曖昧ですが(笑)
兄のフレデリックは分かりやすい溺愛を示すくせに、肝心の成就の部分ではヘタレムーブを出してくるので、そこんところの葛藤にも注目しながら2人の恋愛模様を見届けて欲しいなと思います。

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