追憶の中、君はいない 2

tsuioku no naka、kimi ha inai

追憶の中、君はいない 2
  • 電子単行本
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
サイ 

作家さんの新作発表
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イラスト
南城 
媒体
小説
出版社
パルプライド
レーベル
ヴィオラ文庫
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

何度やり直したって、俺は君を愛してる

全寮制の学園で順調な交際を続けるアルベルトとリカル。
リカルからの「未来から戻って来た」という突然の告白に驚くアルベルトではあったが、
変わらず愛し、そして彼を二度と傷つけないと決意するのだった。
そんな彼らの前に、家柄でしか人を評価しないアルベルトの祖父が立ちはだかり、リカルとの仲を引き裂くために圧力をかけ始め……。
アルベルトは侯爵家の跡取りとしての立場を利用し、妹のクラリッサや第一王子を巻き込んで反撃を画策する。
果たしてアルベルトは、祖父の企みを防ぎ、リカルとの幸せな未来へ辿り着くことはできるのか――?
愛を貫く次期侯爵と巻き戻り第二の人生を歩む気弱な伯爵令息の同級生異世界BL、ここに完結!

表題作追憶の中、君はいない 2

18歳、歴史ある侯爵家の長男、リカルの恋人
辺境にある伯爵家の長男、アルベルトの恋人

その他の収録作品

  • 電子書籍限定 番外編

レビュー投稿数1

"最高"と"素晴らしい"という言葉しか出てこない圧巻の回収劇

はい、もう全てが最高の展開でした。
スカッとした断罪劇、そこに至るまでの下準備、完結巻に相応しい終幕に興奮冷めやらぬです!

アルベルトがヤッッッバい!( ´∀`)
やり方えげつないけど、完膚なきまでに祖父を陥れる策略にシビれました!!
リカルとの愛を貫くため、悪の根源である宰相の祖父を権力から引きずり落とす各方面への根回し術、マジで素晴らしかったです。

1巻ではジジイに気を遣っていたシーンが目立っていたからどうなることかと心配していましたが、全くの杞憂でした。
小さい頃から後継者教育と称して虐待と暴力を祖父から受け続けていたアルベルトは、そのぶん祖父を見限る決断も早かった。何せ、この祖父はアルベルトの愛するリカルを貴族社会から抹殺しようとまで目論んでいたくらいなので、そうと聞いてはアルベルトもそりゃ黙ってられんっしょ。
しっかし、アルベルト祖父は間違いなく最悪のゲス宰相でした。

リカルが時間を巻き戻る前のとき、リカルをこっぴどく断罪した理由がこれで明らかになりました。
アルベルトに限ってリカルに酷い仕打ちをすることがあるのかと思っていたら、そういう事情があったのかと。最悪なカタチでリカルと別れることになり、確かにアルベルトがリカルを裏切ったのは許せないことでしたが、心までは裏切ってなかったことを知ってホッとしました。
そして、そこに深く関係してくるのが、タイムリープの謎です。

そもそもリカルはなぜ時間を巻き戻ったのか。
明確には言及されていませんが、このタイムリープを引き起こした人物ってもしかして……?という説が浮かび上がったとき、めっちゃ興奮で震えました。
時間が巻き戻る前に起きた2人の未来から、このやり直し時間は繋がっているんです。アルベルトの執念の底力が垣間見えた気がしました。

そう思うと、あまり比べたくはないけど、アルベルトはやっぱり暴君の祖父の血を引いてるのかもと思っちゃいました。大事なものを守るために冷酷になれるメンタルは、あの祖父の血をどこか感じさせましたが、ただ。あの祖父にはない人望がアルベルトにあるのが救いでしたね、それと愛する者の存在かな^ ^
リカルのためなら冷酷にもなれるのがアルベルトのカッコ良さと本気度。愛するリカルに誓った愛と信頼を、今度は裏切ることがないよう綿密に行動を起こす手腕に脱帽でした。
親友と妹、そして貴族の面々や王国全てを取り込んだアルベルトの策略は見事も見事。最高の舞台で、最高の隠居の花道を孫によって作られていく断罪シーンにスカッとしました!

だけどそこで試合終了としないのがアルベルトの抜け目のないところ。
国王もいるそんな最高の舞台で、リカルとの交際を堂々と宣言するのですから、こんなにもパーフェクトなエンディングあるのってくらい素晴らしかったです。
困難な道のりを乗り越えて自分たちで道を切り開いていく若者の行動力と、いつまでも権力の座にしがみつく老害との対立構造も大きな見どころでした。祖父と孫との家族の問題がいつしか、貴族社会全体を…いや、国家全体を巻き込んだ問題として話を広げたことに勝因があったと思います。

そこまでしたのもリカルとの希望ある未来のため。アルベルトの攻め力の強さに心酔しっぱなしでした!
この作品はホントに色んな方にオススメしたい。
電子単行本のみに限らず、紙本でも発売して欲しいなと思う逸品です。

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