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tsuioku no naka、kimi ha inai

はい、もう全てが最高の展開でした。
スカッとした断罪劇、そこに至るまでの下準備、完結巻に相応しい終幕に興奮冷めやらぬです!
アルベルトがヤッッッバい!( ´∀`)
やり方えげつないけど、完膚なきまでに祖父を陥れる策略にシビれました!!
リカルとの愛を貫くため、悪の根源である宰相の祖父を権力から引きずり落とす各方面への根回し術、マジで素晴らしかったです。
1巻ではジジイに気を遣っていたシーンが目立っていたからどうなることかと心配していましたが、全くの杞憂でした。
小さい頃から後継者教育と称して虐待と暴力を祖父から受け続けていたアルベルトは、そのぶん祖父を見限る決断も早かった。何せ、この祖父はアルベルトの愛するリカルを貴族社会から抹殺しようとまで目論んでいたくらいなので、そうと聞いてはアルベルトもそりゃ黙ってられんっしょ。
しっかし、アルベルト祖父は間違いなく最悪のゲス宰相でした。
リカルが時間を巻き戻る前のとき、リカルをこっぴどく断罪した理由がこれで明らかになりました。
アルベルトに限ってリカルに酷い仕打ちをすることがあるのかと思っていたら、そういう事情があったのかと。最悪なカタチでリカルと別れることになり、確かにアルベルトがリカルを裏切ったのは許せないことでしたが、心までは裏切ってなかったことを知ってホッとしました。
そして、そこに深く関係してくるのが、タイムリープの謎です。
そもそもリカルはなぜ時間を巻き戻ったのか。
明確には言及されていませんが、このタイムリープを引き起こした人物ってもしかして……?という説が浮かび上がったとき、めっちゃ興奮で震えました。
時間が巻き戻る前に起きた2人の未来から、このやり直し時間は繋がっているんです。アルベルトの執念の底力が垣間見えた気がしました。
そう思うと、あまり比べたくはないけど、アルベルトはやっぱり暴君の祖父の血を引いてるのかもと思っちゃいました。大事なものを守るために冷酷になれるメンタルは、あの祖父の血をどこか感じさせましたが、ただ。あの祖父にはない人望がアルベルトにあるのが救いでしたね、それと愛する者の存在かな^ ^
リカルのためなら冷酷にもなれるのがアルベルトのカッコ良さと本気度。愛するリカルに誓った愛と信頼を、今度は裏切ることがないよう綿密に行動を起こす手腕に脱帽でした。
親友と妹、そして貴族の面々や王国全てを取り込んだアルベルトの策略は見事も見事。最高の舞台で、最高の隠居の花道を孫によって作られていく断罪シーンにスカッとしました!
だけどそこで試合終了としないのがアルベルトの抜け目のないところ。
国王もいるそんな最高の舞台で、リカルとの交際を堂々と宣言するのですから、こんなにもパーフェクトなエンディングあるのってくらい素晴らしかったです。
困難な道のりを乗り越えて自分たちで道を切り開いていく若者の行動力と、いつまでも権力の座にしがみつく老害との対立構造も大きな見どころでした。祖父と孫との家族の問題がいつしか、貴族社会全体を…いや、国家全体を巻き込んだ問題として話を広げたことに勝因があったと思います。
そこまでしたのもリカルとの希望ある未来のため。アルベルトの攻め力の強さに心酔しっぱなしでした!
この作品はホントに色んな方にオススメしたい。
電子単行本のみに限らず、紙本でも発売して欲しいなと思う逸品です。