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凶暴凶悪なヤクザもかくやという弁護士・砥上秋一郎43歳は、天使の様な見かけで中身はじゃじゃ馬な大学生・千尋と恋人同士。
二人で過ごす三度目のクリスマスイブは、千尋の父が海外赴任し、千尋が一人きりで生活するマンションでロマンティックに――と思いきや、そこへ千尋のパパが予告もなしに突然の帰国してきた。
千尋のパパと言えば、幼い頃に母親を亡くした千尋をベタベタにかわいがって甘やかし、子離れの全くできてない父親! まさか自分が海外赴任している隙に千尋に恋人が――しかも、それが男で、親子ほども年の離れたこの凶悪な男だと知れたら、激怒するのは必至。
千尋は慌ててほぼ裸の状態の秋一郎を寒い寒いベランダの外へ追いやると帰ってきた父親を迎え入れた。
しかし、非常事態とはいえ、そんな扱いを受けて秋一郎が納得するわけでもなく、とりあえずその場は、父親が風呂に入ってる間に、家に帰ってくれたもののかなりご立腹の様子――。
そんな恋人同士の危機的状況のさなか、秋一郎の側にも過去の恋人・アリサが現れる。
秋一郎のことを信じたくて千尋が秋一郎の家を訪ねると、そこには秋一郎と共に、アリサがいて……!?
ついに、ついに!! 千尋パパが帰ってきました!!
千尋の身内にして、秋一郎と千尋のカップルに対する最強(最凶?)の障害!! 絶対素敵なお仕事をしてくれると思って、お待ちしてました!!
そして、想像にたがわず、いい仕事してくれました(微笑)
一時は、千尋を連れて飛行機に乗り込んでしまい、このまま秋一郎もついに海外に飛ぶことになるのか!? と、思いきや、そこは何とか、秋一郎のすでに犯罪な脅しで、何とか乗り越えることができました。
そして、パパも千尋に嫌われるのは、本意ではないので、千尋の意思を尊重して何とか一時休戦。
でも、さすがはパパ。ちっとも諦めてないし、認めてないあたりが素敵★
また、再登場して是非とも二人の中にちょっとした嵐を巻き起こしてほしいものです♪(起こされる方はたまったものじゃないと思いますが……)
巻数を重ねて行くと、さすがにこのハイテンションにも慣れてきます。
ただ、難を言うとするならば、もっとアリサは極悪でもよかったと思います。あっさりいい人になりすぎ……というか、ただの考えなしな人? で、終わってしまっています(実際、そうなんだと思いますが……)。
まぁ、ここで更に悪女が出てきたら、物語的に収集がつかなくなっちゃうのかな……?