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ouzi no 「saya」 ni, isekai shoukan!

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0 呪いを解くために異世界に召喚されました
                    呪いを解くために異世界に召喚されました
                今回は第二皇子と動物園の飼育員のお話です。
魔剣の呪いを受けた攻様の鞘として召喚された受様が
攻様の大切な存在となるまで。
受様は両親を知らずに祖母に育てられ
祖母を亡くすと幼稚園から一緒の男女の幼馴染との
友情を支えとしてきます。
3人の関係は家庭をもっても続くと思っていましたが
2人が付き合っていたと知ってショックを受け
帰宅途中で受様はふいに襲われた眩暈によって
噴水に落ちてしまいます。
それは子供も遊ぶ小さな噴水でしたが
なぜか底に着くことがなく溺れ死ぬかと思ったところで
突然水面から顔が出たのですが
見えた風景も見慣れた広場ではなく
聞いたことのない言語を話す白装束の男達に囲まれ
石組の水槽のよう場所にいたのです。
そんな受様に紺の衣装の青年が近付いてきて
水を満たした銀杯を口元に押し付けられ
ムリヤリ飲まされた聖水によってか
言葉が分かるようにはなりますが
紺の衣装の青年は受様が鞘に選ばれた聖なる花嫁で
「その身を捧げるのが役目です」と
巨大な漆黒の猛獣がいる地下牢に連れていかれ!?
受様は猛獣のための供物なの!?
魔剣の呪いを受けた攻様と解呪を期待される受様の
界渡りファンタジーになります♪
 牢の黒い猛獣こそが今回の攻様です。
この世界は人の世界と魔に属するものの世界に別れ
稀に境界の歪みから魔物が侵入してきます。
小さいうちは「聖なる焔」で焼き清められますが
育つと魔界製の魔剣しか対処できません。
強大な魔力を抑えていた鞘が失われた今では
魔剣の魔力が使い手の身に取り込まれるため
使い手は魔獣になると言われています。
受様は育ってしまった魔界を倒すために
魔剣をつかい、満月と新月の夜に
魔獣に変化していました。
神託により攻様の呪いを治める方法として
異世界に存在するという希望の鞘を召喚した場に
現れたのが受様だったのです。
鞘の役目は受様自身が攻様を受け入れるか
魔獣の攻様の糧となるかの究極の二択ですが
受様は動物園の飼育係をしていて
魔獣になった攻様を恐がらないというか
むしろモフりたいと思ってしまうので
案外いい感じに進むのかなと思ったのですが
魔剣の呪いを知っていても力を振った攻様なので
受様が犠牲になるという選択を許さないので
受様としては願ったり叶ったりで
鞘とならずに解呪する方法を探し始めますが
そう簡単ではないのですよ。
そのうちにまたも魔物が現れて
攻様は迷うことなく魔剣を使う選択をして
ハラハラ&ドキドキMAX!!
ほぼラノベなみなタイトルのまんまな内容なので
大筋としては読者の予想を裏切られない展開なので
安心して楽しませて頂きました (^-^)/
意外性にはちょっと欠けるので
それが大事という方はご注意下さいね。
 魔剣に呪われた皇子×呪いを解く「鞘」の召喚者、”対”となる二人の選んだ道は…
                    魔剣に呪われた皇子×呪いを解く「鞘」の召喚者、”対”となる二人の選んだ道は…
                モフモフ好きとしてはたまらない、甘える黒豹に萌える一冊でした・:*+.
とはいえ、お話としてはシリアス寄り。
魔剣の呪いで黒豹に変化してしまう第二皇子 × 呪いを解く”鞘”として
召喚された動植物園勤務の青年、というカプの物語です。
真崎先生があとがきで「派手さの乏しいものになってしまった」
と書かれており、確かに派手派手しさはないけれど
切なさの中にほっと心温まるシーンやエピソードのある、
優しいお話だと思いました☺︎
満月の夜には成獣に、新月の夜には仔黒豹に変化してしまう
攻め・アンシャル。
この黒豹姿のアンシャルの甘えっぷりが、
たまらなく可愛かった…!!!(*´◒`*)
鼻を近づけてショーヤの顔をくんくん、
ぺろりを顔を舐めて胸元に頭を擦り寄せる。
長い尻尾で頬を撫で、寝床でショーヤを
包み込むようにして眠りにつくー
魔獣で猛獣のはずなのに、一つ一つの仕草が
まるで猫のように可愛くて、愛おしくて、
恐怖に震えていたはずのショーヤの心が解れていく様にも
納得です。
そんな可愛らしさを感じさせる魔獣姿のアンシャルですが、
このまま放っておくと呪いが広がり、いずれ黒豹姿から戻れなくなり、
人間としての理性も失ってしまうことになる、と。
そして呪いを解くためには、
1.翔矢(ショーヤ・受)がアンシャルに喰われる
2.翔矢がアンシャルに抱かれる
この2択しかないのですね。
喰われることは論外として(アンシャルにもそんな意思はない)、
”抱かれる”ことにはやはり強い抵抗を覚えるショーヤですが、
果たして…
と続くショーヤの心境の変化が、見どころの一つかなと。
ただただ弱く、狼狽えるだけ…と言うことは決してなく、
強気なショーヤの言動が頼もしくてグッときました◎
呪われた者として兄王子(皇太子)から蔑んだ目で見られ、
酷い言葉を投げつけられるアンシャル。
何も言い返さない彼の代わりに、
ショーヤが啖呵を切るシーンはスカッと気分爽快です(๑•̀ㅂ•́)و✧
直後のカイロス(アンシャルの側近)の
「正直もっと言ってしまえと…」という正直すぎる物言いには
笑っちゃいました(*´艸`)	
自分の呪いを解くためだけにショーヤを利用することは
するまい、と距離を置こうとしていたアンシャルだけど、
自分のために本気で怒り、涙を流すショーヤに
次第に心惹かれていき、手放せなくなってゆきます。
そして一方のショーヤも、最初はただただ自分を嫌っているのだと
思っていたアンシャルの冷たい態度の裏にある思いと、
他人を思い遣り、自らの犠牲を厭わない姿に想いが募っていきー
呪いが解ければ、当初の”約束”どおり
ショーヤを元の世界に返さなければいけない、
けれどどうしても手放したくはない…と
葛藤するアンシャルだけど、読者としては
ショーヤがとっくに腹を決めていることが分かり、
ショーヤはアンシャルのことをたまらなく好きになってるよ、
安心していいよー...!と伝えたくてうずうず。
と、そんな余計なおせっかいはしなくとも、
ショーヤ自身が自分の言葉でしっかり気持ちを伝えていました◎
恋する気持ちが育まれる様子をじっくりと
見守れる、素敵なお話でした。
あっ。一点気になったのは、熊の魔獣が魔剣とともに
消えてしまったあとの、今後についてです。
これからまた、”境界”から魔獣が侵入してきてしまった場合、
魔剣が消えてしまった今は倒す手段がない...
当分の間、境界の警備を厳しくするということだったけど、
根本的な解決策・具体的な策はついに出てこなかったことに
やきもき、ちょっと心配な気持ちに...
強い愛で結ばれた二人なら、新たな方法を
また何か考え出せるのかな。そう信じたいです☺︎
 “鞘”のワードにビビッと来たのです…
                    “鞘”のワードにビビッと来たのです…
                完全に下ネタで恐縮ですが、タイトルの「皇子の『鞘』」というワードから、勝手に「なるほどエロだな!」と想像して粗筋も読まずに衝動買いでした。
だって、皇子の“鞘”ですよ??
これはもう、攻め=剣・受け=鞘の隠喩でしょ!と謎に自信満々で購入したのですが、当時の私を殴り飛ばしたいほどにピュアっピュアなプラトニックラブでした。
もう本当に、汚れた心ですみません……!
期待とは裏腹に、この作品は真面目で誠実な人しか登場しないので、受けも攻めもしっかり関係を構築するまではDon't touch me状態。
エロどころか甘い雰囲気も少なめでしたが、その分、徐々に近づく二人の距離感をキュンキュン楽しむ事ができました♡
初めは、鞘として召喚されたショーヤを無視して拒絶するアンシャル様
「ショーヤの事が嫌いなのか⁉︎」と思いきや、こちらの都合で召喚されたショーヤを気遣い、傷つけないように思いやっていたのだと分かり、思わず「アンシャル様…!」とショーヤと一緒にトゥンクと高鳴りました笑
完全にエロ目的で購入しましたが、意外にもピュアな恋愛模様が楽しめて結果良かったです!
ただ、甘い関係になる迄の道のりが長かったので、もう少し「ショーヤ大好き♡」溺愛感が欲しかったなぁ…と、物足りないのも正直なところ。
アンシャル様視点で、ショーヤ溺愛♡甘々後日談とか読みたいなぁ……
また、個人的にアンシャル様の従者・カイロスとショーヤの関係が萌ツボすぎました!
初対面では、何も知らないショーヤを獣化したアンシャル様の檻に閉じ込めて「喰われても良い」みたいな態度だったのに、後半では獣化したアンシャル様からショーヤを守ろうとするなんて……!
ツンデレ攻め好きとしては、堪らないキャラクターでした♡