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tensei shitara moto koibito ga gifu ni natte dekiai shite kimasu
先生買い。いつも通り楽しく読めましたが、いつまでも覚えてはいないなと思うので萌にしました。ちょこっと楽しい&ちょこっとシリアスなお話、本編290P弱+あとがき。受けが攻めをしっかり尻に敷いている未来が見える気がするんだが、気のせいか?
川で溺れた時に、「10歳で人に殺された前世」を思い出した貧乏男爵家のジョナス。官僚になるべく頑張って学校に行っていましたが、父親が夜逃げしてしまいます。途方に暮れていたところ、以前助けてくれたウイリアムが家に迎えてくれて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ダニエル(受けの前世)、攻め父、側近、執事、受け家族、悪党少々。側近や執事は、いつものサブキャラテイストで好きですが、いつもほどは活躍無いかも。事件話が印象強いからかな。
++攻め受けについて
攻めは優秀、真面目な軍人さん。幼い頃の恋心を大事にしていて浮ついたところは一切なし。受けが可愛くって割と最初から溺愛モード。最初は養子を大切にしているという様子ですが、受けの社交界デビューでの美しさに驚いたあたりから、恋愛モード始まりかな。
受けは前世の記憶持ち、前世から攻めが大好き。不幸な最期を遂げた前世の自分にちょっと遠慮するし、元は貧乏男爵家の長男だから釣り合わないし、そもそも攻めが自分の事を好きになるなんで微塵も思ってないし という様子。悲惨さは無い健気さんという感じかな。攻めに流されずしっかりしてます(笑)
そんな二人の事件解決もの+恋愛話でした。名倉先生のお話でこんなに事件モードだったお話って今まで読んだかな・・・?割とハラハラした一冊でした。受けが官僚になってからのお話も読んでみたいなあ・・・
とーーーってもシリアスでしたが、攻めがやっぱり名倉さんらしくて微笑ましく読み終えました。もちろん頼りになる大人たちも。
前世のダニエルの記憶が蘇り必死でウィリアムに近づこうと頑張るジョナス。
なんと!ウィリアムが養ってくれることになって!!
生まれ変わってもウィリアムと縁が繋がって良かったね!!!義父というか養父ですよね?
ダニエル殺害の真相に迫るところはとってもハラハラでした。
ウィリアムがダニエルの死を今でも追い続け、それでもジョナスに癒されいつしか養い子から愛する存在へ…。
開き直った?ウィリアムがもう名倉さん〜!ありがとうございます!な攻めぐあいで。
ジョナスもジョナスとしての譲れない人生設計があり。ダニエルを抱えたままジョナスとして二人の関係も築けて良かったです。
事件の解決前に二人の初夜があったので、大丈夫?こんなことしてる間に逃げられたりしない?と心配でした。
ウィリアムがご褒美ワンワン状態で、誰が何と言おうと成年になったら抱く!と強い意志ですね。
ジョナスを守る執事と副官もとっても良いキャラでした。
ウィリアムが読み進めるうちにどんどんワンワンになっていくのが面白かったです。
義父攻めによる独占欲、囲い込み欲、溺愛欲。。。
トンッッッッデモなく楽しめました!! 余韻がすごいです。
国一番の騎士で、家柄もすこぶる良く、顔も性格もいいスパダリがですよ、引き取って育てることになった養い子をモーレツに溺愛するようになって、執着とも独占欲とも言える感情を剥き出しにしてくる姿に、ヒャッホウが止まりません♪
ジョナスが実は、ウィリアムの亡くなった元恋人の転生者ときいて、悲しい系寄りになっちゃうのかなと思ったけど全然です。BLに関して言えばラブコメといって良いくらい笑わせてもらいました。(特にウィリアムに 笑笑笑)
しかしながら。転生してきた元恋人と再び始まるロマンスにはドラマックでワクワクする側面もあれば、不遇の死を遂げたという点では悲しい側面もあるストーリーとなっています。
BLパートと事件パートで構成されているため、緊張と緩和の中で展開していく物語に引き込まれていくと同時に、亡くなった元恋人・ダニエルの存在を感じながら義父に恋をしていくジョナスの感情には切なくなってしまうことも。。。
ダニエルはジョナスであって、でもジョナスではない。そんなジレンマを抱えながら恋心を隠すジョナスが健気で堪りませんでした。
そんなジョナスの恋感情とは別に、ウィリアムはどうでしょうか(笑)
こっちは、まーー溺愛執着モンスター化してるので、この2人の恋愛温度差は見ていて飽きることがなかったです。
軽快に進むストーリーに加え、ウィリアムの執着心が2人のBL展開を何重にも面白くしていくのですが、とにかくこの男のジョナス愛は読んでるこちらがムズムズしちゃうほどの愛しようで、日に日に美しくなっていくジョナスへ向ける感情が明らかに義父ポジのものではないことに注目いただきたいです^ ^
元々、ウィリアムを義父と扱うには若すぎる年齢なので、あまりしっくりはきませんが、本人は義父という立場をジョナスに一番近い関係としてアピールするために都合良く利用している節があるんですよね。聡明で美しく成長するジョナスをハイエナたちから守るように常に目を光らせてるウィリアムの行動は、誰が見ても親が子にする対応ではないのは明らか。義父感情から徐々にシフトしてゆく恋愛感情から目が離せませんでした。
有り難いことに、ウィリアムとジョナスの両視点で構成されている作品なので、ウィリアムの感情変化の激しい心理描写は彼の視点ターンでたっぶと楽しめます。
結構この男アホだな……とツッコミたくなるようなウィリアムの言動や(笑)、そんなウィリアムを冷ややかに注意・叱責する執事や部下との掛け合いもこの作品の推しポイントです。
それに、ダニエルの死の真相を追求していく事件解決へのエンドも見応え十分で、国家反逆の陰謀に巻き込まれて亡くなったダニエルの無念をウィリアムとジョナスとで解決していくストーリーも最高に面白かったです。
皆に愛されるジョナスの健気な可愛さと、ジョナスしか目に入らないウィリアム、それを温かく見守る周囲の人たち、素晴らしい読後感でした。
ジョナスが就職してからのお話もできることなら読みたいなぁ。まだまだ読み足りません。
読み終えてもなお、まだこの2人のストーリーに飢えている私の興奮はしばらく続きそうです^ ^
大好きな名倉先生の新刊!✨
6月も「アーサー」シリーズで狂喜乱舞、涙したのですが
こちらの7月新刊も、切なさに涙しながら読みました。
それなのに。
ちょこちょこと、笑いを堪えきれないシーンを
挟んでくる先生が憎い〜!(最大限に賞賛しています…!)
攻めと執事とのやり取り、攻めの溺愛っぷりなど、
元気の出る”ビタミンBL”を書かれる名倉先生らしいコミカルなシーン満載で、
シリアスなお話なのにふふふと笑えるという、一粒で二度美味しい
楽しみを存分に味わいました。
なろう系のタイトルで、読む前にはちょっと
「どうなんだろう…?」とも思っていた(すみません;)こちら。
端的に言って、素晴らしかったです。。
星5つでは足りないぐらい、心揺さぶられる一作でした。
羽純ハナ先生によるイラストも最高に
物語にマッチしていて、どのイラストページも
じっくり眺め、うっとり浸りました。
あと。
読み終えた後の、名倉先生の「あとがき」が最高!
もーーーーもう少しで、飲んでいたコーヒーを
噴き出すところでしたw
「ぶん殴りたいです」の一言の破壊力たるや。ꉂ(๑˃▽˂๑)
前世で10歳にして殺され、その翌日に全くの別人に
転生してきた貧しい男爵家子息・ジョナス(受け)と、
その彼を偶然助け、のちに引き取って養子とする義父・ウィリアム(攻め)。
そんな二人の”親子(義理)”BLなのですがー
実は、ジョナスは前世でウィリアムと恋仲で、
将来を誓い合っていた幼馴染だった。
そしてジョナスとして転生した際、溺れたところを
ウィリアムに助け出されたことをきっかけに、
前世の記憶を思い出すことになります。
そしてその後前世の記憶を持ったまま、
ウィリアムに引き取られることになりー
という、”元幼馴染で恋人が義父になった(タイトルそのままに)”
という特殊設定。
自分が「殺された幼馴染の転生者」だ、という
荒唐無稽な話が信じてもらえるなんて思わず、
恋情を抱えながらも真実を隠して共に暮らすー
その健気な姿がもう、
読んでいて泣けてきてしまって( ; ; )
-いつ、どんな形で転生者だという真相がバレてしまうのか?
-ダニエル(ジョナスの転生前の名)を殺したのは一体誰なのか?
その死の真相は?
-一筋縄ではいかない義父と養子の恋の行方は?
と、手に汗握るミステリーとドキドキ募る恋愛模様が
同時進行していき、目が離せません。
ダニエル殺害のシーンは、臨場感たっぷりで
背中に冷や汗をかきながら読みました。
殺されてしまうと分かってはいても
「どうにか逃げて…!」と思わずにはいられず...
夢でうなされながら必死に「ビリー、助けて」と
ウィリアムに手を伸ばす姿も痛々しくて。
物語はジョナス⇄ウィリアムと視点が交互して
進んでゆくため、ウィリアム視点で見るジョナスの姿に
胸が苦しくなりました。
事件の黒幕が分かってから解決、成敗されるまでー
その間、攻め受け共に危機が訪れるのですが、
そこは安心と信頼の名倉先生!!!
ウィリアムは超絶かっこよくスマートに
自力でピンチを切り抜けますし、
ジョナスのピンチにも駆けつけてくれます。最高です.....!!!!!(興奮)
事件の方も、証拠の品が見つかって
ほっと一安心、これで一気に解決に向かうのねー
と思いきや!
という一波乱の展開があり、
最後までどぎまぎさせられグッと拳を握り締めながら
夢中で読み切りました。
そして、気になる二人の恋模様もまた、
たまらなくグッときて、たぎるものがありました…!
ウィリアムは”ダニエル”を愛しているのだ、
自分を愛しているわけではない、と言い聞かせながら
ウィリアム一人をただただ愛し続けるジョナス。
ジョナスを引き取ってから彼に愛情を注ぐことで、
少しずつダニエルのことを考え憂える時間が減り、
明るさを取り戻していったウィリアム。
そんな二人の思いが通じ合った時には、
胸がじーん…と熱くなりました。
で。
そこからのーーーー!
これぞ名倉先生!と言いたくなるような
ウィリアムのデレデレ、鼻の下が伸びた溺愛っぷり。
それを執事や副官に嗜められる際の子供っぽさ(←可愛いんです(*´艸`))。
全部が全部、笑っちゃうほど可笑しくて
愛おしいよ〜
特に笑い転げたのが、副官・バーナードとのやり取りです。
バ「手を出していないでしょうね?」
ウィ「出していない」
バ「よろしい」
…一体どちらが上官なのか!笑
つよつよ執事(ジョナスを狙う敵を薙ぎ倒す姿が男前すぎました)、
ブレアにバシンと手をはたき落とされたり、
「はいは1回!」と子供のように叱られたりする姿も
おかしくて涙が出そうでしたꉂ(๑˃▽˂๑)
最後はそんな形で笑って終わるのかな、と
思いきや。
最後の最後の、”再会”のシーンでは…
感動の涙が( ; ; )
自分がダニエルであることは、
決して明かせなくとも。
両親に再会し、こらえきれず涙するジョナスの姿に
自分ももらい泣きです。。
名倉先生初の”生まれ変わり”もの。
涙と笑いと萌え、ドキドキハラハラ…
そんな感情がぎゅっと詰まった、
心揺さぶられる最高の転生ファンタジーでした・:*+.
これから何度も読み返すであろう一冊です✨