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reimei akujiki
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「悪の愛犬」シリーズに続き、こちらの「悪食」シリーズも
ついに完結…!
正直、寂しい気持ちもあります( ; ; )
けれど、そんな寂しさも吹っ飛ぶほどの
驚きの連続(どうなっちゃうの!?ええっ、そういうこと!? と
読んでいる最中、内心のツッコミがやまず)、
ドキドキ・ハラハラを存分に堪能できる、
最高オブ最高のシリーズの幕引きでした。
(※以下、核心部分に触れるネタバレありのレビューとなります。
未読の方、ご注意ください。)
あの「悪食」の第1巻、エロスな絡みシーンから始まった物語が、
まさかこんな結末を迎えるなんて。
前巻『月蝕 悪食4』で「ここで終わる!?」と思わず叫んだ、
衝撃のラスト。
DNA鑑定で発覚した、
雪輪と辰五郎(水琴の祖父)との関係、
そこから推測される事実に驚愕です。
文章を追いながら、頭の中で必死に血縁図を思い描きました。
謎を解くために故郷の桐ヶ島を訪れた
水琴、泉里、怜一の三人。
しかしそこには先に、
辰五郎を逆恨みする誠(辰五郎の息子で水琴の実父)が来ており…
”全ての元凶はお前だ!”と誠に襲い掛かられる水琴。
泉里が必死で伸ばした手も届かず、ああ…!というところで
強い光に包まれ、100年以上前、琴音の生きた時代に
タイムスリップしー
と、なんと時空を超えて一人”神隠し”に遭うところから
スタートするこの最終巻。
「すごいなあ…」ともうため息を漏らすしかなかったのが、
そこで明らかにされる真実と、1巻との繋がりです。
見ず知らずの人間に対し警戒心の強い辰五郎が、
なぜか初対面の時から泉里のことは特別気に入った様子を
見せていたこと。
そこにもちゃんと、理由があったんですね...!
そして琴音が不貞を働いたのだー
と思われた裏にあった、その真相。
泉里そっくりの顔を持つ領主・寅次郎と琴音の関係。
領主である寅次郎が”呪われた一族”として恐れ/畏れられながら、
同時に村人たちに敬われてもいるのは、一体なぜなのか。
次々と明らかになっていく真実、息をもつかせぬ展開に
文字どおりページを捲る手が止まりませんでした。
まさかまさか、ホテルで出会ったあの雪輪くんが
水琴とそんな関係にあったとは、、、!
激重過保護系スパダリ・泉里ですが、それは百年遡った明治の時代の
寅次郎もまったく同じで。
現代では、頬を緩めてにやにやしながらその”重さ”を堪能できますが、
寅次郎×水琴、同じ時を生きることのできない二人の関係は
切なかった、、
泉里のことを想いながらも、
寅次郎に惹かれる水琴。
キスを交わすも、接触はそこまでで永遠に引き離されてしまう二人..( ; ; )
それはそうと、神様。
琴音が犯される前には助けに入れないもの、なんでしょうか?
(琴音自身もどこか望んでいたことだとは言え)
ことが終わった後に雷落としても、遅いじゃないか!
と無粋なことをちょこっと考えてしまいました;
琴音を我がものにし、結果
重い代償を支払うことになった圭月。
彼の最期もまた、壮絶でした。
何十人、いや何百人もの命をその手で葬ってきた彼が、
最後の最後に望みを叶えられて良いのか?
と私自身も泉里や怜一と同じく思ったけれど。。
けれど確かに、水琴の言うように
彼がいたからこそ水琴が生まれ、泉里と出会い、
救われることができたんですよね。
”数多の命を奪った雪輪さえ、水琴の一部”
その一文をよくよく噛み締め、
”高祖父を救ってあげたい”という水琴の思いにも
共感を覚えた印象的なシーンでした。
先生があとがきに書かれていたように、
”時の環”(先生の言葉では「円環」)というテーマについて、
しみじみと考えさせられたこの一冊。
始まりも終わりもなく、ぐるぐると回り
流れてゆく時と運命…
まさか、まさかのラストの小さな女の子の
円環トリップにもハッと息を飲み、
本当に最後の最後まで惹きつけられました。
時を駆ける壮大なファンタジー、
タイトルどおり”黎明=夜明け”を感じる、圧巻のラストでした。
宮緒先生、シリーズ完結おめでとうございます✨
早速後ほど、1巻を本棚から引っ張り出してきて
水琴の描いた”黎明”の挿絵、しかと拝見したいと思います…!
(みずかね先生の美麗絵に、この最終巻でもうっとりため息です)
作者買い
ネタバレ無しで読んで頂きたい.....
感動しまくりました!!
1巻読んだ時にここまで壮大なお話だったと誰が予想出来たでしょうか!?
登場人物1人1人想いを想像するだけで涙が込み上げて来ます。
先生のコミコミでのインタビューも読むと更に
物語が肉厚に感じるかも知れません。
先生のあとがきで、1巻の挿絵が必要になると思いますので、ご用意してから読むとさらに堪能出来るかと思います(*^^*)
この作品に出会えたことを感謝します。
全てを回収した完結編!
読み終わると「黎明」の瞬間をまた確かめたくて1巻のそのシーンを読み返したくなります。
盛りだくさんで壮大すぎてなんと書けばいいのか。一晩じっくり考えてからにしないとまとまりません。
読み終わった直後の今の感想としては、なるほど…でした。
前巻のラストからは想像できなかった展開でした。最初のうちは家系図を書き出してみようかと思うほど、え〜と?でしたが。
これはぜひネタバレを見ないで読んでみるのがよいかと。なら何を書けばいいのやら。
神様、ウルトラCをやり遂げましたね!
現代と100年前とこんなふうに繋がり、そんなことがあったなんて…。
水琴の異能の原因は、泉里との慕わしさは、雪輪くんは、琴音さんは、そんなふうに結ばれてたのですね。まさに円環。
冒頭に書いたようにまた全てのエピソードを1巻から読み直したくなりました。
今作は一冊の半分近く水琴は100年前にタイムスリップしてます。100年前の様子があんまり昔っぽく感じられなかったですが、今まで話題に上がった人物たちにとっての生きてた世界が垣間見れて不思議な感じでした。寅次郎さ〜ん!
神様がもっと厳かでいてほしかったかな?
う〜ん、ウルトラCの理由と効果と結果に納得なんだけど、そもそもの大元の原因が誰も正確に知らなくてぼや〜っとしてて。
これまでの謎やらが上手く解明されてはいるのですが、なんか物足りなかったです。
1巻を読んだ時にはこれで終わりかと思い、2巻を読んだ時には新キャラで話を引き延ばすのかな?と思ったらここまでが全容だったんですかね?
とうとう終わってしまった…。寂しいです。