新装改訂版
koinu no ousama ha muku no yume wo miruka
普段シーモアさんのレビューにだけ忘備録としてレビューを残してるんですが、コレはあまりにも良過ぎてちるちるさんでも思いの丈をぶちまけたい‼︎
との思いで書き残してます。
スタートから終盤直前まで表紙のイラストやタイトルのフォントっぽい、ゆるっとした雰囲気なんですよ!
文章の繰り返しが多用されてるとこも独特な癖を感じて、某人気アニメを彷彿させるというか。。
主人公もポワポワした子犬なうさぎでゆるキャラ〜。って感じなのに、終盤のハンドリングの鋭角さですよ。。
ギア全開で明後日の方向に進んでいくのに、それが全く不自然じゃなくってちゃんと伏線?の回収が出来てるから読んでる側は感情の揺さぶりにコントロールが効かなくなってるわけです。
コレどう終わるのかな…ってのは、終盤に入ってからの不安ではあったんです。
どうか安易なハッピーエンドとか予定調和とかはやめてくれ‼︎って切実な願いがまさか通じて、最後はディストピア的なハッピーエンドでした。
メリバとはちょっと違うし、コレは紛うことなきハッピーエンドだと思うんですが、それがディストピアにしか思えないくらいには歪んだハッピーエンドです。
なので大衆受けらしないかもだけど、表紙に騙されずに癖の強い作品が好きな方にぜひ読んでいただきたいです