いつから魔力がないと錯覚していた!? 3

受様の前世は今世へも影響しているようです

本シリーズは辺境伯三男と伯爵家次男のお話です。

学院の魔法演技大会での1年生組の活躍と
突然現れた魔獣達による辺境の地の危機の顛末と
攻様の家族視点の幕間短編2話を収録。

受様は伯爵家の次男ですが
魔力鑑定で魔力無しとされて冷遇されて育った上
侯爵家と縁付くために婚約させられます。

受様は学院内で襲ってきた婚約者から逃れようとして
稀代の魔法使いだった前世を思いだし
自分が記憶とともに強大な魔力をもっていた事に気づくのです。

受様は生家と縁を切って公爵家の後援を受けた奨学生となり
辺境伯家三男の攻様や聖魔法使いの公爵令嬢を友とし
新たな人生を歩く事を選択します。

長期休暇を攻様の生家で楽しく過ごした受様でしたが
学院内では平民となり奨学生となった受様をよく思わない者も
少なくありません。

攻様に婚約の打診をしたという公爵家次男に目の敵にされたり
攻様の名を語って鍛錬場の倉庫に受様を呼び出したり
悪い噂を流布されたりと中々平和な日々とはなりませんが
今の受様には屈しないだけの魔力も味方の友もあり
受様的には無問題なのです(笑)

そんな中、一月後に開催される
魔法演技大会のクラス代表者3名を決めるとになります。

大会は学年関係なく魔法の腕前を競い合う大会で
優秀なクラスには星の徽章が与えられ
クラスにもお祝いがあると言われ
受様は代表にと推薦されますが

実力が違い過ぎて出ても周りの迷惑だし
2年生の元兄が代表で出るなら面倒になると断って
助言役として代表者が3人で1つの演技をして
クラスで協力して大会を楽しもうと提案します。

クラスが一体となって大会に臨む日々は楽しいものですが
最近王家の管轄する森で魔獣の出現が頻発している
という話が耳に入り･･･

「いつから魔力がないと錯覚していた!?」3巻目は
長期休暇が終わってすぐの学院行事魔法球技大会の様子と
魔獣達の襲撃による辺境の危機の顛末になります。

3巻目になってもまだ終わらなかったので
完結まで発刊頂けると思ってよいですよね!?

本シリーズは毎回厚さに負けない盛り沢山な内容で
様々な事情が絡み合って受様個人の危機のみでなく
各地で起こる返事や難局に受様達がどう対していくのかに
ワクワク&ドキドキです。

青春している学院行事の参加から
辺境領の魔獣退治まで変化にも富んでいて
受様の大活躍を楽しく読ませて頂きました　ヾ(≧▽≦)ﾉ

受様自身の立場の変化で
元家族とは無関係になったかと思われましたが
元兄は在校生で、元父は魔法師団にいて
学院絡みでまだいろいろありそうだし

受様が前世で関わった魔法使いが元家族の祖先らしく
彼らが誇るご先祖様も詐称していた疑惑がでてきて
まだまだ裏設定がありそうで次巻も楽しみです♪