黙読 The Light in the Night

mokudoku The Light in the Night

黙読 The Light in the Night
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
Priest 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
蒼顧行 
媒体
小説
出版社
すばる舎
レーベル
プレアデスプレス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799111086

あらすじ

煌びやかな繁華街と未開発の旧市街が隣り合わせに共存する街・燕城市。
ある日、若い男の死体が発見される。
公安局刑事隊の隊長・駱聞舟(ルオ・ウェンジョウ)は早速捜査に乗り出すが、犯罪組織の存在や警察内部の思惑も絡み合い、単純と思われた事件は次第に複雑になっていく。
事件の真相をつかむため、駱聞舟は「犯罪」の才能があり、同じ男に思いを寄せる恋敵でもある費渡(フェイ・ドゥ)の力を借りることになり……。
ミステリーBL。
刑事攻め×御曹司受け

レビュー投稿数1

刑事が主人公の事件解決もの

中国のドラマ「光・淵」の原作小説。
ドラマは全30話でWOWOWで放送中ですが、本国では8話まで公開ののち配信停止になっていたとのことです。
刑事が主人公の事件解決もので、ハードモードでとても面白い。ドラマでは時々挟み込まれるダークなトーンの映像に震えます。
原作を読み始めて驚いたのは、登場人物の名前がドラマと違うことです。そんなことあります?
性格とか設定とかほとんど同じなのに、名前が違う。
 ・駱聞舟(ルオ・ウェンジョウ)=駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)
 ・費渡(フェイ・ドゥ)=裴溯(ペイ・スー)
 ・陶然(タオ・ラン)=陶沢(タオ・ゾー)
 ・郎喬(ラン・チャオ)=嵐喬(ラン・チャオ)
 ・肖海洋(シャオ・ハイヤン)=肖翰揚(シャオ・ハンヤン)
前者が小説での名前、後者がドラマでの名前です。不思議ですよね。
上記はほんの一例で、たぶん全員名前が違います。何故なんだろう。

さて、「黙読」第1巻は、第1部ジュリアン(第1章~第25章と終章)が収録されています。
ドラマとの比較ばかりで恐縮ですが、1~5話のお話(最初の事件)と6話の一部に相当します。
やはり小説とドラマとでは見せ場が異なるので、どちらも特色を活かしていてどちらも楽しめます。
カーチェイスはドラマに軍配があがりますが、事件終盤の、駱隊長が犯人を煽ったり理詰めで説いたり鎌を掛けたりしながらも追い詰めていく場面は小説の方が手に汗握ります。犯人の方が有利だったのが余裕がなくなり、その後また巻き返すところなどはさながら綱引きのようで、とてもはらはらしました。
また、地道に捜査をしている場面がとても多く、要素も多岐に亘ります。
駱隊長は型破りではありますが、次々に入ってくるたくさんの情報を、全部受け止めて整理して、足りないところを瞬時に判断して部下に指示を与えたり自ら動いたり。この人の頭の中はどうなっているんだろうと驚嘆します。
一方で飼い猫には滅法弱いし、費渡にはやりこめられて子どもの喧嘩みたいなことになるしで、ギャップが面白い。
1巻の事件は一応は解決したものの、謎が残されていますので続きへの引きもあります。2巻が出たらまた買いたいです。
BL的な面は、この巻では薄いです。前述のとおりキャットファイトみたいな感じです。

0

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う