CADENA DE AMOR~愛の鎖で繋がれた、王様とただひとりのオメガの物語~

CADENA DE AMOR ~ai no kusari de tsunagareta, ousama to tadahitori no omega no monogatari~

CADENA DE AMOR~愛の鎖で繋がれた、王様とただひとりのオメガの物語~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

261

レビュー数
2
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%
著者
夕凪 

作家さんの新作発表
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イラスト
芹澤朔 
媒体
小説
出版社
クロスフォリオ出版(旧ブリック出版)
レーベル
BLIC-Novels
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

『なんど生まれ変わっても、必ずおまえの元へ行く』

狼族の獣人が治めるコロニーの片田舎で、奇妙な双子が誕生した。
片方は、正当なる狼族のヨシュア。
もう片方は、毛皮を持たず、牙も持たず、狼族には有り得ない黒い毛の、異形の化け物の、ウメ。
ウメは、両親にも村の住民にも虐げられる中、ヨシュアにまもられて育った。
時を同じくして、狼族には絶滅の危機が迫っていた。
生まれてくる子どもの数が、年々減り続けてゆく。
狼族に子どもが生まれないのはなぜなのか。
研究所所長のセドリックはあらゆる文献を探り、とある結論に行きつく。
それは、『真実の王の不在』というものだった。

ひとりの王の誓いから始まった愛の鎖の物語がいま、再び紡がれる……。

※この話はオメガバースに独自設定を組み込んでいます。

表題作CADENA DE AMOR~愛の鎖で繋がれた、王様とただひとりのオメガの物語~

狼族の王 
ヨシュアの双子の弟でΩ 

レビュー投稿数2

名作。読み応え抜群。

すごく面白かった。出会えて感謝、感謝。
高評価、レビューが沢山あっていい作品だと思うけど。。。もっと読まれてほしい。
輪廻転生の愛情深い、素晴らしい作品でした。

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狼族の王とオメガの1200年愛

設定盛り盛りのファンタジーだが、しっかりストーリーで魅せてくれる作品だと思う。今世を添い遂げるだけでなく、その先のハピエンまで見えてくるような終わり方。とても良かった。

狼のヨシュアとヒトのウメは双子とはいえ、表紙のように見た目も違い、ただ一緒に生まれただけな感じ。ヨシュアは生まれた瞬間からウメを囲い込み、親がウメを放棄したせいで、育てる役割も担っていた。

獣人社会でヒトの見た目を持つウメは明らかに異質で、幼いころから忌み嫌われて育つ。そんなウメに寄り添うヨシュアは、黄金の毛をウメの髪色と同じ黒に染め、自身に注目が集まるように気遣ったりと、ウメを大事に大事に守ってきた。

二人の生活が大きく変わるのは、ヨシュアが王として中央に呼ばれたところから。過疎や少子化に危機感を持つ国の情勢や、狼族が隠蔽してきた歴史、二人の出生の秘密など、たくさんの事情が絡まり合う。中でもウメに関するあれこれは、衝撃的なものばかりだった。(注意:ウメはモブレ有り)

過去の全てを知り、ウメは初めての発情期を迎え、つがいになる二人。そこに至るまでには前世も含めて1200年の歴史があって、多くの困難を乗り越えて来る様子を見てきた後なので、感動もひとしお。

その後、すでに立派な王の威厳を持つヨシュアの決断が良い。さまざまなピースが綺麗にはまり、丸く収まる展開に納得があり、悪が追放されるすっきり感も味わえる。ウメとの未来予想図も素晴らしく、幸せで泣ける終わり方だった。

全体を通して、変わらないヨシュアの溺愛ぶりがすごかった。爪で傷付けないよう常に手袋をしてるとか、生まれたときからヨシュアはウメを中心に生きている。死んでも黄泉まで追いかけ、魂を連れ戻すなんて、もう最高としか。

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