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taian kichijitsu koibiyori
開始数ページで両想いになって、数時間後に破局して、ケンカップルの道を辿り、勘違いもすれ違いも思い込みも抱き抱えながら紆余曲折の色恋模様を見せていく物語。ふぅ……山あり谷ありな恋愛モードには随分とヒヤヒヤさせられました( ̄▽ ̄;)
攻めの深浦は、恋愛に理想郷を抱いている頭でっかちタイプ。
対する受けの仁科は、臨機応変に恋愛を楽しむゆるっとタイプ。
2人の恋愛スタイルは真逆で、それが両想い歴数時間という超ハイスピード破局をもたらした大きな原因です。
酔い潰れた深浦を介抱するために、両想いなんだから良いでしょとフェラのつまみ喰いをしていたところを咎められ、ゆっくりと恋愛を育んでからセックスに進みたいタイプの深浦の地雷を踏んでしまう仁科。軽薄だとこっぴどく深浦にフラれてしまいます。
苦くてスパイシーな始まりですが、まだまだ冒頭部だということを考えれば、この氷の世界のように冷え切った彼らの仲が、やがて再燃するであろう期待感を抱かずにはいられませんでした。どのタイミングで両想いリターンがくるのかとか、嫌いって言っておきながら好きじゃん、みたいなBLの萌えポイントを探り出しては、フフフ……( ̄∀ ̄)となるのも楽しい時間です。
あんな手荒い始まりでしたからね、素直になりきれない感情と葛藤しながら好き感情をどんどん積み上げていく不器用さには焦ったくもなりました。
彼らは本来なら好き同士ではあったわけで、しかもお互いの仕事ぶりにリスペクトしてる良き同期の関係です。あんな風にケンカ別れをしたとはいえ、まだ惹かれ合ってるのにすれ違ってる姿はとても切なかったです。
特に深浦の方は、仁科にかなりの暴言を吐いていたくせに、どうしたワケか好きのオーラをめちゃくちゃ出してくるんですよね。イメージ詐欺だの、お前への気持ちは完全に冷めただの、お前に理想なんてこれっぽっちも抱いてないだの言ってたのにです。
仁科の元カレが襲来してからは、手ひどく抱いたり暴言吐いたりと、深浦のご乱心には良い気持ちがしませんでした。お前に冷めたとか別れのときに言っておきながら、勝手に期待して、裏切られたと罵って……めちゃくちゃ自分勝手すぎない?
仁科が何股もしてるビッチだと勘違いしてたところからして、思い込みが強いタイプなんでしょう。憶測で言いたい放題言って真偽を確かめようとしない深浦にはイエローカード、ピピーでした!!( ̄^ ̄)
仁科の方がどちらかというと、最初の一件以来だいぶ丸くなったような印象です。仕事に打ち込み、深浦への想いをひっそりと閉じ込め、好きな人の家族のために奔走する。 好きになったらすごく一途なんだなぁと、仁科の可愛いさが増し増しでした。
好きの感情をプラスに向かわせる仁科と、マイナス感情に走らせる深浦とのえらい違いを目の当たりにし、面倒くさい深浦なんかもう忘れたら?とか身も蓋もないことを思ってしまった私です(笑)
まーでも。付き合ってからの深浦は、予想通りの激重ぶりを発揮してくれたので、そこは面白かったです。
深浦はすごい嫉妬深そうだし、試練はむしろここからではと思いますが、今の彼らならどんなことがあっても乗り越えられると信じています^ ^
ウエディングプランナーの仁科と深浦の物語。 恋愛観の違いから、冒頭から衝突する2人!それでも惹かれるんだよねぇ…。仁科の頑張りを応援したり深浦の雄な面にドキドキしたり…。短いながらもギュッとつまってて楽しかったです
仁科は確かにちょっと軽薄だったけど仕事頑張るとこが良かったよね。深浦に対してあんなふうに抱かせるのも男気ある!元カレにキスは迂闊だったけれどもこれからもお互い仕事でもいい刺激になりそうなすてきなパートナーになりそう