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怜悧な美貌の死神碧、日ごろは冷たくそっけない態度なのに、実は長年育てた真冬のことを大切におもっていて、真冬のためだったら死神のおきてを破ってもしかなたないと思ってしまう、ツンデレ具合にくらくらします。
が・・もっと異人っぽい怜悧なところをみせてほしかったです。(((;-д- )=3
悪魔も、死神も、吸血鬼も・・どいつも、こいつも甘い!ヤクザのほうが悪魔っぽいぞ!( `∀´)髪の毛つかんで引きずり倒すぐらいでなくっちゃ!笑
あんまり長く人間界にいずぎたのか、皆様、とっても人間くさいです。
もっと悪魔らしいイジワルさや、残忍さ、死神の冷徹さ、吸血鬼の凶暴さもあわせもちながら人間界で息を潜めてるって話を期待しちまった。。(´ヘ`;)
人情味あふれるハートフルウォーミングな異人話でした。
死神と吸血鬼の取り合わせという異色さにワクワクして購入してしまいました。あらすじもちゃんと読まずに。
年下吸血鬼攻×年上美人死神受というカップルは、私の苦手タイプど真ん中~(涙)
最初は、ちょいワル男系悪魔と死神が並んで登場したので、この2人がくっつくのだとばかり思ってたよ(涙)
でもまぁ、人外×人間というパターンは割とあるけど、人外同士(しかも種族別)なんて、新鮮ですよね?
という訳で、とりあえずレビューをしておこうと思います。
人間界を挟んで存在する4つの異界、天界・魔界・浄界・冥界がある、というのがまずこの作品の世界観。
そこから派遣されて来る悪魔や天使や死神と、土着の妖怪達が人間達に混ざって生活している人間界で、エリート死神?の碧は餓死寸前の小さな吸血鬼の子を拾ってしまいます。
イレギュラーな存在の吸血鬼は、本来死神とは敵対するもの。その気は無かったのに、いつの間にか育てあげてしまった碧。真冬と名付けられた吸血鬼は、今やその甘いマスクでモデルと大学生を兼業する程に立派な大人になりました。
刷り込みなのか、無条件に碧に懐きまくる真冬ですが、碧は素っ気なく突き放すばかり。碧にしてみれば、人間界に居るのは「出向」みたいなものなので、いつか自分が冥界に帰ってしまっても真冬がちゃんと生きて行けるように、自分への依存を止めさせようとしているのですが・・・
そこに、碧の同僚の罠とか、悪友の悪魔氏の心憎い手助けだとか、真冬の知られざる能力の開花?などが絡んで来て、クライマックスに突入です。これが1話目。
2話目は、騒ぎを起こした真冬と碧の監視役として人間界に来た浅葱(死神)と真冬の友人の希(人間)とお尋ね者吸血鬼アーロンが加わり、真冬の未知数の能力を巡って、色々な思惑が動いていく様子が描かれます。
でも・・・登場人物が増えて話が広がったものの、うまく収束出来ていない感が否めません。
結局、天使や悪魔や死神と、人間・妖怪(吸血鬼含む)達の関係とかシステムとか、そういう大元のところが説明されないままお話が進んでいて、別に人外にしなくてもよかったんじゃ・・・みたいな展開です。
アーロンなんて、まさに。含みのあるオイシイ設定なのに、もったいない。
トータルな感想としては、全体の設定は面白くなりそうなんだけど、コレ1巻で終わらせるにはムリがあったという感じです。世界感が大き過ぎたんじゃないでしょうか。
死神、悪魔という言葉から想像される怖さ強さ、そこから漏れる色気みたいなものを期待してはいけません。
背徳とか耽美とか淫らとか、あんまりそういうキーワードも当てはまりません。
萌えセンサーがちっとも反応しなかったのが残念です。