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もし叶うなら、恋人になりたい。
6banme no sefuredakedo isshoubun no omoide ga dekitakara moujuubun
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
6番目だと……?!ってなって読んだらこのふたりの盛大なすれ違いの歴史がもりもり詰まっていた……物語は幸平目線と陽太目線。幸平のターンを読んでいたら陽太に怒りばかりわくんだけど陽太のターンで「……?!」となったのでした。
陽太ヘタレすぎて笑ってしまった!笑い事じゃないがでもそのヘタレさも可愛らしい。幸平の気持ちに寄り添い、一緒にいてかれが幸せであるように、その行動はとてもいいんだけどまさかの言葉足らずすぎてずっこけた。陽太実はすごく優しい子なのにね〜。花壇係やりたかったんかい!
あのタトゥーの意味を幸平に教えてあげて欲しいな
2人とも苦労してきたからこれからは幸せに暮らして欲しい……
こんなにもお互いに想い合う純粋培養のような恋を見たことがあったでしょうか。
もう、読んでて切ないし苦しいし心臓ギューってなるし途中から涙ボロボロ溢れるしで、随分と汚い目の周りになりながらも読む手が止まらないのは、ここにあるストーリーがあまりにも純愛に満ちていて、私のハートを掴んで離さなかったからです。
タイトルからは諦めの滲む物悲しさが表れていますが、読んでみると大好きな幼馴染みを一心に思う愛情に溢れています。
親友だった幼馴染同士の2人は、いつしか距離を置くようになっていたものの、幸平(受け)からの告白…そしてセフレ関係となり、かろうじて繋がりを維持する不安定な関係へと変化。幸平サイドの気持ちが非常に切なく映りました。
が、しかし。
一見すると不毛で、実りのなさそうな恋の姿をとっていても、その裏では激しくも純粋な恋心が大爆発で、両者の視点展開がそれを上手く誘導しているところが、この作品の素敵ポイント。その鍵を握るのは、ズバリ攻めの陽太のホンネの部分です!( ´∀`)
攻めの陽太は身体に刺青が入ってるちょっと怖い系の美人。セフレが5人いるとか、ちょっとヤンチャなイメージがある幸平の幼馴染です。
そんな彼が、なんとまぁなんとまぁ……ドがつくピュアボーイでして(笑)
幸平のことをずーーーーーーーっと一途に思い続けている、ピュアでチェリーな不器用ボーイ。彼のこのギャップたるや……グフフ( ̄∀ ̄)ニヤニヤ砲が止まりません。
陽太のすることなすこと全てが幸平に絡んでいます。
刺青を入れたのも、距離をとるようになったのもそう。この男の恋はまるでブレがありません。
あまりにも幸平を想うがあまり距離を置いてしまったけど、その分想う気持ちは相当に強い。拗れまくってるのが何とも言えませんが、ご安心ください。陽太サイドの視点展開で、彼の気持ちは大爆発!!加えて、過去の陽太の謎行動も全て大暴露されています(笑)
幸平の陽太への想いは勘違いが故に切ないのがメインですが、陽太のちょいストーカー入ってる執着愛は面白すぎて大爆笑でした。知恵袋的な掲示板投稿にも笑っちゃったし、ちょっとした小ネタが最高すぎ。陽太が可愛いくてたまりませんでした!
2人の恋を見守る友人たちの存在感も大事なスパイスで、彼らの恋の進捗には欠かせません。それに、この作品には恋模様だけではなく、シリアス展開も見どころです。
陽太に対するストーカー事件や、幸平の父親の一件はハラハラドキドキでした。
幸平の不憫な家庭環境には胸が痛くなりましたが、そんな辛い過去に陽太という存在がいることで救われていく2人の特別な関係性にはウルッときました。
好きという感情に、これでもかと根拠をつけていく丁寧なストーリー作りはさすがの作者さんです。ああ……彼らは惹かれるべくして惹かれ合ったのだなと誰もが納得できるはずです。
作者のSKYTRICK先生は、登場人物たちの心情描写や惹きつけるストーリー展開が非常に巧みな作家さんだなという印象です。
切ない中にも甘さを出す、ツンな中にもデレを混ぜる。読者心が分かってらっしゃる物語の構成と、両者サイドの視点展開はお見事でした。
純度の高い純愛と深みのある一途さ。…そんな想いをビシビシと感じるひたむきな恋心に完全沼ハマりでした。
タイトルだけでは分からない濃密な恋の物語に溺れてみませんか?^ ^
読めば分かる、読まねば分からない最高のピュア恋の世界へぜひ。