落ちこぼれ王子は辺境伯に溺愛を所望です

ochikobore ouji ha henkyouhaku ni dekiai wo shomou desu

落ちこぼれ王子は辺境伯に溺愛を所望です
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

136

レビュー数
6
得点
108
評価数
24
平均
4.6 / 5
神率
75%
著者
ナツ之えだまめ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344855472

あらすじ

グリュンバルドの第五王子・ノアは王家の子が持つ特別な才能・王才もなく勉強もできず、おまけに守護獣もインコ。高等学院を卒業後の進路も決まっていない現実に打ちひしがれていた時、魔境の森の向こうから現れた銀髪に青い目の美男から「星の君」と呼びかけられ「エンデハイムに行ってみたい?」と告げられる。おとぎ話の中の国と言われていたエンデハイム。銀髪の美男・フィンノルトはそこから来た辺境伯でじきに目覚めるドラゴンを調伏した初代の魔物使いと瓜二つのノアを連れて行きたがった。もしやそれは“生贄”を示唆している…? 恐れるノアだったが王家の者として民の役に立ちたいという使命感に動かされ、その代わりにフィンに「僕をちやほやしてください!」と大胆な願いを口にしてしまう。その後全力でノアを溺愛してくれるフィンとの距離感がくすぐったくてーー。

表題作落ちこぼれ王子は辺境伯に溺愛を所望です

エンデハイム辺境伯
18歳、グリュンバルド王国第五王子

レビュー投稿数6

岸和田のだんじり

先生買い。なんだけど今回は合わなかったようで、萌ポイントが無かったでした。ごめんなさい。一生懸命頑張る健気路線の受けが好きな方だったらいいのかな。あー岸和田のだんじりが好きな方ももしかしたら気に入るかも。

王才が無く、人の役にたちたいのに、今後の見通しが全く立っていないフィン(第五王子)。将来に不安を抱いていた時に、交流が途絶えていた辺境の地エンデハイムから300年ぶりに使者がやってきて「魔物使いの王才があるものを遣わしてほしい」と言い・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの家族(両親、兄たち)、エンデドラゴン(魔力の元、眠りについていた)、ハンス、ビョルン(攻めの側近)、アーディ(♀)、プチ(攻めの乗る竜)ぐらい?

++攻め受けについて

攻めは生真面目かつ一生懸命なエンデハイムの辺境伯。腹黒い様子は無し、きらんきらん系。地竜を駆って遠路はるばるグリュンワルドまで来ちゃう行動派。受けのことは最初から惹かれて、さりげなくでもしっかりと受けを囲い込もうとしてますね。

受けはみそっかす末っ子。純粋夢見がち少年。兄や父にある王才が自分には無いのを気にしてます。やっと人の役に立てるんだ!と以前から憧れていたエンデハイムに行くのを嬉しく感じています。頑張りすぎて空回りというのは、あまり感じないです。いい子です。

そんな二人と竜が絡むお話でした。最後のエンデドラゴンとのバトル(?)が岸和田のだんじりを彷彿とさせて、個人的にはそこが一番盛り上がりました(笑)。ただ攻め受けともキャラが超タイプとかではなかったので、今一つ盛りあがれず。ちょっと残念でした。

0

誤解が招く助違いが楽しいです

今回は辺境地の領主と王才のない末王子のお話です。

攻様の目的を誤解した受様がドラゴン対策を越えて
公私ともに攻様の唯一となるまで。

グリュンバルト王国の北側魔境の森を越えた地は
エンデハイムと呼ばれる辺境領です。

かの地は地下に眠るドラゴンの恩恵を受けていますが
300年毎にドラゴンが暴れて活滅的な打撃を受けるため
助力を求められた王族の姫君がかの地を渡り
ドラゴンからエンデハイムを救ったことで
グリュンバルトの辺境地となります。

しかしながら姫君が若くして亡くなると交流が途絶え
今ではエンデハイムがあるのかさえもあやしまれています。

受様は王の8番目の末子の第5王子として生まれますが
王才が見受けられず守護獣もインコという
落ちこぼれ王子です。

受様はあと数日で高等学院卒業ですが
未来は何一つが決まっていません。

受様は魔境の森に近く人が寄り付かない丘の上で
これからの事を憂いていましたが
誰かが丘を登ってきていた事で現実世界に呼び戻されます。

見た事のない革の胴着をきた美丈夫をみた受様は
受様はまさか森を越えてきたのかと思いつつも
少し離れて腰かけた彼に話しかけられるのです。
彼こそか゛今回の攻様でエンデハイム辺境伯です♪

攻様は300年前にエンデハイムを救った姫のような
王族を求めてグリュンバルトに来ていたのです。

王宮に戻った受様は王に助力を求めて
エンデハイムの使者がきた事を知りますが
話し合いには受様は呼ばれません。

丘の上の出会いで受様を気に入った攻様は
受様を連れ帰る事を望むのですが

グリュンバルトでは300年前に助力した姫は
いけにえになって亡くなったと言い伝えられて
長兄には断固阻止しようと受様を逃がそうとしますが

受様は王族としての役目を果たせるなら本望と
エンデハイムに行く決意をするのです。

きたして受様を求めた攻様の真意とは?
そしてエンデハイムに向かう受様の未来とは!?

魔力に満ちた辺境領を治める攻様と
王才がない受様のコミカルファンタジーです♪

受様は見た目も才能も守護獣も兄姉に劣り
王族の役目を担えない自分を歯がゆく思っています。

ドラゴンのいけにえにされると言われても
自分が役に立てるならと喜びつつも最後の我儘と
攻様に「ちやほやして欲しい」と望みます。

受様を気に入った攻様には渡りに船というか
願ったり叶ったりなので全ての世話を焼こうとして
受様の疑惑を深めていくというすれ違いが
MYツボで萌えました♡

どうやって誤解が解けるのかとともに
目覚めたらあばれるだろうドラゴンを制する命題も
解決しなくてはならないのでドキドキ&ワクワク

誤解を解いた受様が攻様の伴侶となるまで
たいへん楽しく読ませて頂きました (^-^)/

0

溺愛っぷりに癒される〝すれ違いBL〟

「生贄にされる」と思い込む受けと、そんな受けを一目惚れから「一生かけて愛したい」と思う攻め…と言うすれ違いBL
受け・攻め両視点で交互に描かれているため、2人のすれ違いっぷりをニヤニヤ楽しめました!

初代魔獣使いと瓜二つで、300年ぶりに復活するドラゴンを鎮める為に指名された、落ちこぼれ王子・ノア
おっとりした性格でポワポワ天然男子かと思いきや、王族として人の役に立ちたい!と想う気持ちが強く、意外にも芯のある性格で好感が持てました◎

魔法とドラゴンを司る憧れの国・エンデハイムに行ける!とワクワクする反面、「秀でた王才も無く、落ちこぼれの自分はドラゴンの生贄として連れて行かれるんだ」と、エンデハイムの民の為に生贄になる覚悟を決める……
のだが、実際の所は単に統治者として(攻めに気に入られて)連れて行かれただけだった、と言う…笑

一方、エンデハイムの辺境伯・フィンノルトは崇拝する初代様と瓜二つのノアを一目見た時から運命を感じて、なんとしてでも連れ帰ろうと決意する。
穏やかで優しそうなお兄さん攻めかと思いきや、ニコニコしながら裏で手を打ち、じわじわ受けを囲い込む執着系お兄さんでした笑
スパダリだけど、若干の腹黒さを兼ね備えた年上攻め…大変よき♡

生贄になる代わりに「ちやほやして下さい!」と頼むノアのいたいけさにキュンとして、ノア可愛さにとことん甘やかしてしまうフィンの甘甘甘甘(∞)溺愛っぷりに思わずニッコリ(◜ω◝)

そんなフィンに惹かれつつも、「ちやほやしてくれるのは、僕が生贄だからだ…」と落ち込むノアの心境が切なくて、真実を知る読者的には非常に焦らされました……(好き)

「生贄」など不穏なワードが出てきますが、基本的に優しい世界なので誰も不幸にならずに安心して楽しめて、後半まで続く2人の勘違いが焦れったくも可愛くて悶えます♡

唯一の心残りは、ノア溺愛の長兄・ヴァルター
良いキャラ(弟溺愛ブラコン兄貴)だったので、存分に当て馬力を発揮するかと思いきや、序盤退場でとても残念。
ノアの事をめちゃくちゃ心配していたので、いつか再会できると良いなぁ……

1

世話焼き攻めは健康にいい。

最初から最後まで溺愛でした。あまあまです。ご馳走様ですお幸せに!いやわたしが願わなくても、おふたりはラブラブで幸せな日々を過ごしてそう。

面白かったです!

主人公は芯の強い第五王子。自国ではあまりいい扱いを受けてません。そんな彼が、攻めと出会い、怖いと思いつつも強い決意を胸に、攻めの故郷のため、旅に出る。
そんな王子に初対面から惹かれまくってる攻め。立場のあるひとなのに、王子の世話は自分が!と他人に王子を任せない。おはようからおやすみまで王子の世話を喜んでしているような攻めでした。
受けとの初夜で爪を整える攻め様です。この攻め、信頼出来ますよ。

攻めの故郷の問題の解決方法は、なるほどそうなんだ!と思わず膝を打ちました。後片付けは大変そうですが、可愛らしい解決方法だったなと。

面白くて楽しく読ませていただいたのですが、序盤で存在感を主張しまくっていた兄上の出番がまたあるかな!?と思っていたので、そこが残念でした。兄は兄なりに弟をとても愛していたけど、あまり通じてなかったのも切なかったですね。
王子の守護獣も、なんかあるのかな!と期待してたのですが、守護獣ピーちゃんは可愛いピーちゃんでした。そういう意味では、確かに主人公は平凡な王子だったんでしょうね。
強い決意を胸に憧れの新天地へ赴き偉業を成し遂げた王子!伴侶に溺愛されながら、幸せいっぱいな日々を過ごしてください。面白かったです!

2

ちやほや!

はぁ〜、良いお話でした。
ほどよい疲れと達成感と。

末っ子王子のみそっかすのノア。
才も力も存在感もなく学院をもうすぐ卒業なのに、将来が何にも決まってなくて…。
そんなノアが憧れる幻の国エンデハイム。

エンデハイムに眠る竜の生贄に僕はなる!
王家の一員としてこの人生で成し遂げる!
僕をちやほやしてください!

ノアの悲壮感と切なさともどかしさなどとても詳しく書かれて引き込まれました。

そんなノアを星の君と呼ぶエンデハイムの辺境伯フィン。もうノアにメロメロで自覚なしでちやほやし放題!

なんかコミュニケーション足りてなくない?肝心なことわからないままじゃない?
な状態が続きつつも、ノアとフィンの甘々がなんとも良いのですよ。
もう敬語で溺愛な紳士なフィン。お互い自覚したら…。

囲い込み攻め?ギリギリを攻めてノアの抵抗感を探り言質を取り?策士ですね〜、大好きです!

初夜の野蛮な男なフィンも良き!
二人のイチャイチャと竜の調伏と。まさか調伏ってそういうことだったの〜!?

はぁ〜、良かったです、本当に!
切なさと甘々がりんご飴みたいです。

3

溺愛辺境伯×落ちこぼれ王子、ドラゴン調伏への道

ナツ之えだまめ先生の新刊!
「落ちこぼれ王子」そして「溺愛」の文字に惹かれ、拝読しました。

落ちこぼれで本当は甘えん坊の第五王子・ノア(受)。
そんな彼が「星の君」と自分を呼ぶ美男・フィン(攻)と出会い、
民を救うため”竜の生贄”となる決意をして旅立つー

というお話。


全体的にポップでコミカル、ラブ面は攻めの甘い甘い愛が感じられて
読後は温かく幸せな気持ちに(*´˘`*)♡

馬のように地を駆ける地竜、ドラゴン、魔法も出てくるファンタジー、
ノアの盛大な勘違いや溺愛執着攻めにニヤニヤしながら楽しめる一冊でした☺︎

…実は中盤、ちょっと間延びした感もあったのですが;、
終盤、そんな気持ちも覆すまさかの…!というビックリ&楽しい展開が!!✨

そこで初めて明らかになる、”落ちこぼれ王子”と思われていた(し、自分でも
そう思っていた)ノアの「王才」と呼ばれる、王族の持つ特殊能力。

「なるほど〜!」と唸り、その後の”ドラゴンとの街中での追いかけっこ”を
ワクワクしながら読みました。

欲を言えば、攻めのフィンがノアに惹かれていく過程、そしてノアの魅力を
もう少しじっくりゆっくり、深く知りたかったかなあ、と。

フィンはノアに初めて出会った時から一目惚れ、その後はもう
”溺愛と甘やかしビーム!!!”って感じのあまあま展開で嬉しいのですが、
フィンが骨抜き状態になるほどのノアの内面の魅力が、いまいちピンとこなくて。。;

”健気でいじらしい落ちこぼれ王子”の姿は可愛いし、
道中、まずくて食べられず避けていた携帯食をなんとか必死に食べてみたりと、
行動が変化する様子も良かったんですが、
もう少し男前なところ、逞しいところがある受けの方が自分の好みなのかなあ、
なんて思ったりしました;


…とかなんとか、色々言いつつも。

物語途中の”虫歯治療”エピソード(不思議なお面と治療の舞、見てみたい〜!)や
「生贄になるんだ」と勘違いしてるノアとフィンとのちぐはぐなやりとりなど
クスっと笑える部分、とても楽しかったです◎

”鞭で調伏”なんてドラゴンが可哀想だなあ。。とちょっと思っていたので、
思いがけないドラゴン調伏方法となったのも嬉しかった✨

そして二人の初夜、ベッドに散らされた花のエピソードが
エロティック&ロマンチックでした〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
翌日の二人のベッドに散る花々の様子、想像してムフフ❤︎となりました。

甘えん坊末っ子王子が、溺愛辺境伯に「これでもか!」というほどの愛を注がれながら
民を救うために立ち上がるー

地竜やドラゴン、魔法の国の甘くハッピーなファンタジー、堪能しました☺︎・:*+.

3

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